春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
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メーカーの仕様では可燃壁まで150ミリの離隔距離でOKだったので、当初は馬鹿正直に信じて、その指定通りに設置した

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炉壁なしで、すっきりシンプルに納まってオシャレな空間になった

でも(取り扱い説明の時に)実際に焚いて様子を見たら、後ろの壁面が熱くなってちょっと不安が残る状態だった。このまま継続して使い続けるのは、いくらメーカー指定を守っていたとしても気持ち悪い。

そこで、安全、安心のために、空気層を確保した炉壁を作ることにした。

薪ストーブを設置する前に炉壁を作れば楽なのだけど、設置したこの状態で作成するのは困難だ。簡単には薪ストーブをどかせない状態なのだ。まず重さが半端じゃないし、形も円柱状で持つところがないので簡単には移動できない。下手に動かしたらあちこち傷だらけになる。しかも目視できない背面のカバーを取り外して手の届きにくい狭いスペースに外気導入の配管がされていて、その取り外し、再取り付けも困難を極めるので、動かす状態にするのは現実的ではない。

そこれで、あらかじめケイカル板に空気層を確保した骨組みを入れて作成して、珪藻土を塗ったユニット式の炉壁を作って、現場に搬入して両面テープと接着剤で壁面に固定する作戦を取った。(鉄板を置くのが簡単なんだけど、デザイン的に施主さんが好みではないということで却下になったし、私も個人的には鉄板の炉壁はあまり好きではない)

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あらかじめ作成したユニットを現場に設置

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設置当初のイメージを壊さない、既存の壁面と一体化した珪藻土の炉壁

このように、かわはら薪ストーブ本舗では、薪ストーブや煙突の設置工事だけでなく、炉台、炉壁工事も行っている。この場合の平均予算は平米単価で3万円程度を見ておいて欲しい。

時間と手間をかければDIYでもできる分野なので、自分でやりたい人には指導する。



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新築住宅への薪ストーブ本体設置&煙突工事

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化粧板や「かわはら式耐震煙突固定法」の金具も、背景に溶け込むように塗装して目立たなく仕上げた

■かわはら式耐震煙突固定法についての補足■

この「かわはら式耐震煙突固定法」では、炉壁付近に設定した固定金具の下にスライド煙突を使わずに固定金具と太い二重断熱煙突で薪ストーブ本体の口元をがっちりと支えることがポイントになっている。そして固定金具の上でスライド煙突を使っている。メンテナンス時に煙突を取り外さなくても大丈夫な機種では特にお勧めの設置方法だ。このことで地震での突き上げでスライド煙突が薪ストーブごと持ち上がって外れて、着地した薪ストーブが転倒することを防ぐ意図での設計だ。(※)

※「根拠を示せ」「数値で表せ」「耐震試験したのか?」等と言われることもあるけど、弱小の薪ストーブ店に何百万円の耐震試験代は出せないのでそれは無理だ。「この施工なら絶対安心」というわけではなく「これまでの自分の経験から全く対策をしないよりは、現時点でやれることをしておきたい」ということで行っている。建物が倒壊するほどの地震では意味がないのは言うまでもない。地震の規模や揺れ方、地盤や建築物によって効果が違うことはご理解いただきたい。

詳細については、こちらをご覧下さい。
https://kawahara-stove.com/3pr_inst_feature/earthquake_resistant/


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白いホーローの扉でインテリア性もばっちり

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十分に広い炉台に注目(敢えて炉壁より300ミリ角のタイルを1列、手前に出している)

雑誌に載ってもおかしくないくらいスタイリッシュにオシャレに決まった。

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新築の設計時からコンサルさせてもらっていたので、理想的な設置ができた

チムニー&角トップの納まりの煙突を屋根の高い方から出して、室内側の煙突も口元までストレートの二重断熱煙突

11月の入居後に取り扱い説明する予定だ。火入れも楽しみ♪

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現状の木目調の壁紙に合わせた中間色での塗装

真下方向からの写真だと拡大しているのと、光沢の違い、反射の違いではっきりと化粧板と判るけど、実際の場所は天井だし、リビングから見る角度が違うので、溶け込んで違和感なく、化粧板がないかのように存在感はあまり大きくない。この写真を、目を細めて眺めると実際の見え方に近い。

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かわはら式耐震煙突固定法の金具も、背面の壁紙の色に合わせて塗装したので溶け込んでいる

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実際の全体像での見え方はこんな感じで天井から煙突が出ているように見えて、煙突固定の金具も目立たない

機能性とデザイン性を両立させた施工ができた。

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煙突固定の部材や化粧板の色は、通常は黒だ。たいていの現場では、それでも違和感なく納まるけど、「もっとスタイリッシュに決めたい!」という施主さんのこだわりがある場合には、言ってもらえればトコトンつきあう。

今回は新築住宅のため、あらかじめ工務店に依頼して現場で使う壁紙のサンプルを取り寄せて、その色調に合わせて調合したオリジナル塗装を施した。

耐震性、安全性、メンテナンス性は当然のことながら担保して、さらに一歩進んでデザイン性までこだわったオシャレな現場なのだ。(これらの資材の下に積み込んである薪ストーブ本体も単純な黒ではない)

設置工事完了後に、トータルで、どのように見えるのか、とても楽しみだ♪

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工務店から事前に壁紙のサンプルを取り寄せて、現物の色に合わせて部材を塗装した
(荷物の一番上の封筒にマスキングテープで貼り付けてあるのが、サンプルの壁紙)

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ネジやボルトの頭も塗装済み

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「かわはら式耐震煙突固定法」のための部材は壁面の壁紙の白色に合わせた

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珪藻土や漆喰の炉壁をケイカル板に塗る前には、いきなり作業しない。下地処理が重要だ。この工程を抜くと、ヒビや割れの原因となる。

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ボードの継ぎ目にグラスファイバーのテープを貼る

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シーラーを塗布して吸水調整をする

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ビスの頭や、ボードの継ぎ目をパテで埋めて平らにする

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パテで、一通り凹んだ面の処理

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最後に全体にパテを塗る

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