春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
もうだいぶ前の話だけど、私が自宅を建てる時には「薪ストーブを設置しよう」なんて微塵も思っていなかった。

特別、家に対する思い入れやこだわりがあったわけではなく、単純に「アパート暮らししているから、その家賃分を住宅ローンの返済分にすれば良い」とか「現在は正社員として働いているけど、将来独立して自営業になったら銀行は融資してくれなくなるだろうから今のうちに」みたいな資金的は面が主な動機だったように思う。趣味でホームシアターを作りたかったので、その間取りのために、現在の薪ストーブ店のショールームとして活用できているという偶然はあるが・・・。

普通の人は家を建てる前に、住宅展示場を回って、色々なハウスメーカーを検討するのだろうけど、私はそういうのがあまり好きではなく、かと言って、知り合いに設計士や建築家がいるわけでもなかったので、当時住んでいたアパートの近くの工務店にふらりと言って、そこが取引していた某超大手ハウスメーカーでいいやと安易に決めてしまった。業界で売り上げ屈指の超大手の会社だから問題ないだろうと思っていたが、とんでもなかった。びっくりしたことは、たくさんあるし、そういう話をはじめたらキリがないし、あまり露骨に事実を書いちゃうと「営業妨害だ!」という圧力がかかって怖いので、ここには書かないけど、興味のある人には個別に会って話しをするので「ハウスメーカーで家を建てたい」という人は決める前に、リクエストして欲しい。

そういう自分の過去の実経験から、もし次に自分で家を建てられるとしたら、絶対に住宅展示場があるような大手ハウスメーカーでは建てないだろう。

現在は、薪ストーブの施工店「かわはら薪ストーブ本舗」をやっているので、お客様の家の新築やリフォームで、色んな現場を見てきている。「素敵だな。いいな。」と思う家は大手ハウスメーカーではなく、施主さんが建築家や設計士に依頼して建てたものばかりだ。それは考えてみれば当たり前のことで、施主さんのニーズを汲み取った建築家が十分にプランを練ってオーダーメードで造ったものだから、定型の商品パターンの組み合わせで作るハウスメーカーの家と比較にならないのは言うまでもない。

建築家に依頼すると必ず高くなるということもない。資金計画を正直に話せば、その限られた予算の範囲で何ができるのかと最善を尽くしてくれるはずだ。設計料を取られる分だけ高くなると考える人もいるかもしれないけれども、大手ハウスメーカーの場合はその名目では請求されないけれども、設計料金も販売価格に組み込まれているだけだ。高いCMの料金、大きな会社の維持管理費や社員の人件費なども価格に転嫁されていることは冷静に考えてみれば解ることだろう。自分の払ったお金のどれだけが、実質的に自分の家のコストに還元されるかと考えると、必ずしも大手ハウスメーカーが有利とは限らない。

また建築家に依頼することで、建築のプロの立場から工務店が正しく施工しているかチェックしてもらえるというメリットも大きい。知識のない施主が、直接、工務店やハウスメーカーと契約すると、手抜き工事をされても判らない。第三者の立場からの客観的な意見が得られる機会がなくなるのでかなり不利だ。だいたい大手のハウスメーカーで契約すると、実際に現場に来るのは下請け、孫受けの業者がほとんどなので、現場で何か問題があっても、現場の人に話しても話が通らないのだ。

「良い家を建てたい」ということで、建築家や設計士に依頼するという場合に、普通の人は私がかつてそうであったように、知り合いやコネがあるわけではないケースが大半であろう。敷居が高いと感じる人もいるだろう。またウェブで検索したとしても、相性の良いところを見つけられるとは限らない。本当に大切なことはネットだけでは得られない。

私も日頃から感じていることだけど「建築家や設計士なら誰でも良いのか?」ということもある。「薪ストーブのある家を建てたことのある」程度の建築士や設計士はたくさんいるし、ネット上でもそういう施工例のオシャレな写真を見かけるけど、薪ストーブのプロの目線で見ると「この設計士は本当に解っているの?」というものが非常に多い。誰でも簡単に見分けられる方法としては、炉台の広さと薪棚や搬入動線をチェックすることだ。炉台が薪ストーブがやっと乗っている程度の前面から30センチ程度しかなかったり、薪棚が存在しないような施工例だと、その設計士は、薪ストーブのことをあまり解ってないと推測できる。自宅で自分で薪ストーブを使っていれば、そんな不便なレイアウトで設計することはありえないからだ。

本当の意味で満足いく薪ストーブライフを送るためには、自邸で薪ストーブを実際に使っている建築家に設計を依頼するのがベストだと思う。薪ストーブの良いところ、悪いところ、効率良く快適に使うためのノウハウを盛り込んだ設計をしてくれるからだ。

薪ストーブの設置工事や施工をしてきて、たまたまご縁があって、コラボさせいただいた静岡の設計士さんで稲原研さんが本に掲載されたので、紹介しよう。ブログ村でも「ゆで落花生」さんのハンドルネームでブログを更新されているのでご存知の方も多いと思う。
家電建築富士宮~薪ストーブ編~

彼ならば、自邸で薪ストーブを使っているし、彼が設計した薪ストーブのある家で施主さんが住んでいるところも見せてもらっているし、何度もお会いして、ご自宅にも泊まらせていただいたりの交流をしているので、安心してお勧めできる。


静岡の建築家とつくる家静岡の建築家とつくる家
(2014/09)
建築ジャーナル編集部

商品詳細を見る


resize5182.jpg
裏表紙の左上部分

resize5180.jpg
本に見開きで紹介されている稲原さんの自邸

静岡県内はもちろんだけど、愛知県、神奈川県、東京都、千葉県くらいまでだったら対応してくれるということなので、これから、このエリアで薪ストーブのある素敵な家を建てたい人は、一度相談してみてはどうだろうか?

ブログ村ランキング:オリジナルバナー

スポンサーリンク

コメント
この記事へのコメント
土地の相談ならべっち不動産へどうぞ(笑)ごく一部で怪しい不動産屋になってますが(笑)
薪の手間と不動産業は正反対デスから…儲けも・
2015/02/11(水) 10:12:47 | URL | べっち #mQop/nM.[ 編集]
初めまして。
家を建て替える計画を進め始めたタイミングでの今日のブログの内容でした。
今までのブログの内容も拝見していますので、すべて参考にさせて頂いています。
2015/02/11(水) 12:15:16 | URL | ムーンライト #-[ 編集]
べっちさま:

お家を建てる場合には不動産も必須ですから、そういう依頼があった時には、ぜひとも、よろしくお願いします。

薪ストーブをやるのにふさわしい土地という探し方もありですね。
2015/02/11(水) 14:47:09 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
ムーンライトさま:

ブログで知識を吸収して、その上での家の建て替え計画、楽しみですね。

どんなお家になるか、私も楽しみにしています。
2015/02/11(水) 14:49:01 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kawahara1967.blog93.fc2.com/tb.php/945-9ed2ade7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック