春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
ハンターが良いのは判ったけど、実際にどのモデルを選べば良いのか悩んでいる人もいるかもしれない。

バリエーションがけっこうあるからだ。3×2×2=12通りの選択肢がある。

■大きさ(3種類)

・ヘラルド8 (6-11KW = 5,160-9,460kcal/h)
・ヘラルド14 (8-15KW = 6,880-12,900kcal/h)
・イングルヌック (8-20KW = 6,880- 17,200kcal/h)

■燃料(2種類)

・薪専用
・マルチ燃料

■扉(2種類)

・シングルドア
・ダブルドア

以下にハンターの薪ストーブの選び方のポイントを解説しよう。

《燃料》

サイズから先に選択してしまいがちだけど、それを選ぶ前に燃料の種類を選ぶのが基本だ。

薪専用モデルとマルチ燃料モデルがある。薪専用モデルは薪だけが燃料だ。

一方のマルチ燃料タイプは石炭、コークス、豆炭などを焚ける構造になっている。そのためロストルが追加されているので、燃焼室の容積が小さくなる。何でも必要に応じて燃やせるというメリットの反面、ダッチオーブンを入れて料理したり、薪をたくさん突っ込んで長時間燃焼させたりするというような使い方では容積的に不利な方向に働く。

薪専用モデルとマルチ燃料モデルの定価は1-2万円しか違わないので、とりあえずマルチ燃料モデルを選択するという人もいるかもしれないけど、マルチ燃料モデルの場合は燃焼室の容積が小さくなるということを認識しておこう。

マルチ燃料モデルを買った場合、ロストル部分を撤去したうえで、ロストル操作用の軸穴をふさぐパーツを別途購入すれば、薪専用モデルと同じように使うことはできる。

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ロストルと操作レバー

逆に薪専用モデルを買った場合、ロストル部分(部品で買うと結構高く1万円の差額どころではなく一桁違うレベル)を購入して、軸穴を開ければ、後からでもマルチ燃料モデルとしても改造は可能だ。

しかし、どちらの場合も性転換手術みたいな感じでそれなりに気合も費用も必要な作業となるので、購入時に薪専用でいくのか、マルチ燃料にするのか真剣に考えよう。

この燃料の違いによって炉内のサイズが変ってくるので、はじめて薪ストーブの機種を検討できるようになる。

《サイズ》

正直言って、一番小さいヘラルド8のマルチ燃料タイプを選ぶと、かなり炉は小さくなって使い勝手はあまり良くないと思う。ヘラルド8を選ぶならば、薪専用モデルをお勧めする。薪専用モデルでも炉内でダッチオーブンや土鍋でバリバリ調理するのはちょっと厳しい。

そしてヘラルド14のミドルサイズ以上になって、はじめて薪専用か、マルチ燃料タイプかの選択をしても無理がない状況となると思う。通常の断熱性能を持つ一般的な30-40坪クラスの新築住宅であれば、ヘラルド14がベストサイズだろう。このサイズになると炉内調理も不自由なくできるようになってくる。

断熱性能の良くない古民家や50-60坪クラスの大空間であればイングルヌックとなる。

《扉》

シングルドアとダブル扉の違いは、薪の投入のしやすさと関係している。シングルドアの方が簡単に開閉はできるけど、ヒンジが右側なので左利きの人はちょっとやり難いかもしれない。でも慣れてしまえば、それほど大きな問題ではないのかもしれない。

個人的にはダブルドアは開閉時にちょっと手間がかかるので、シングルドアの方が好みだけど、両方試してみて、好みのデザインと操作に違和感があるかないかを確認して選択しよう。

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シングルドア

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ダブルドア

《ダンパー》

意外と見落とされてしまいがちなことだけど、ハンターは全モデルとも煙突ダンパーをつけた方が良い。これは強く推奨する。燃焼状態を細かくコントロールできるようになるからだ。その際、2つ選択肢がある。初心者で「使い方がよく判らない」という人は、とりあえずダンパー全開にしておけば、つけてないのと同じことになるし、使いたくなった時に操作すれば良いだけなので、そういう人でも、つけておいた方が良い。

販売店や施工店で、施主側から言わないとダンパーを設定してこないケースも多い。値段で競合して負けるのを避けるため安い見積もりを作るためにやむを得ない面もあるのだけど、ハンターを導入する場合はぜひともダンパーをつけてもらおう。

ダンパーを煙突口元にメーカーの純正オプションで追加できる。しかし口元に操作レバーがくると天板の近くで熱くて操作しにくなったり、鍋やヤカンを置いている時に邪魔になるという面もある。

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それを回避するために煙突ダンパーを設定して、ちょっとだけ高いところにレバーが来るようにしてやると格段に操作しやすくなる。

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コメント
この記事へのコメント
はじめまして、勉強させてもらってます。
いま私もヘラルド14の購入を考えていてここに辿り着きました。
年をとったときや薪を集められなくなったときのためにマルチで行こうと決めましたが、炉内が狭くなるということでお店からウッドを進められてました。
しかしここで読ませてもらったらマルチからウッドに改造可という選択肢もあるのをはじめて知りました。
質問なのですが、ヘラルド14のマルチだとやはり炉内は狭くなり炉内調理には不向きになりますか?
また、マルチからウッドに改造した場合サイドの軸穴?は不都合が起こりやすくなっていきますか?
2015/03/27(金) 17:36:36 | URL | いわい #-[ 編集]
いわいさま:

14ならマルチでも、ピザやダッチオーブン程度の炉内調理でしたら、それほど狭いと感じることもないと思います。

炉の高さが低くなるので、多少の不便はあるかもしれませんが、炉内調理不可能というわけではないです。

マルチからウッドへの改造した場合の軸穴はボルトのようなもので塞ぐ形になりますので、特に不都合はないです。

軸穴を塞がなくても、とりあえずロストル撤去だけでも炉内広くすることは可能です。

それほど値段の違いはないので、とりあえずマルチを購入して必要に応じて、使ってから考えるのもアリかと思います。
2015/03/27(金) 18:16:09 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015/03/29(日) 14:42:14 | | #[ 編集]
2015/03/29(日) 14:42:14さま

個別の具体的な案件の相談につきましては、コンサルとして5万円の有料にてお受けします。

当社にてお買い上げ、もしくは工事の際には代金からその分、値引かせていただきます。

ご希望の場合、コメントではなくメールでお願いします。
2015/03/29(日) 20:36:52 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
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