私は普段はCB機を焚いているので、触媒機を焚くのは久々で、新鮮だった。

煙の出にくい上から着火方式で点火

しばらくはフロント扉を開いて空気を送り込んでやる
販売店の説明では、温度計はクッキングプレートと煙突の間の鋳物部分に置くようにということだったらしいけど、この部分は炎や煙が集中してしまって、高めの温度を表示してしまう。ここを目安にすると誤ったタイミングでダンパーを切り替えてしまって煙や煤がモクモクになってしまう。説明書による正しい位置はクッキングプレート上に温度計を置くことになっているが、この部分にはヤカンなどを置くことが多く邪魔になってしまう。そこで放射温度計を使って代替の位置を探した。そうすると、本体の右肩奥の部分が概ねクッキングプレートと同じような温度を示していたので、今回はそこに温度計を置いてリアルタイムで各部の温度を測定しながら様子を見た。

下の薪まで燃え広がったら、追加の薪を目一杯くべて、空気を送り込んで、とにかく炉内温度を上げてやる

この部分が250℃付近に達しても・・・・

まだまだ天板周辺部やクッキングプレートなど、薪ストーブの温度は均一に上がってなくて100℃近く低い状態
※放射温度計は黒の反射しない素材に当てた時に正確な温度を表示するため、このように色のついている素材、反射する素材の場合には誤差が発生するので、表示は目安に過ぎないので注意。
※レーザーが当たっている部分をピンポイントで測定しているわけではなく、その点を中心とする円内の平均温度であることも知っておこう。(このモデルの場合80センチ離れると直径10センチの円内の平均温度)
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販売店の説明通りにこのタイミングでダンパーを閉めてしまうと、煤や煙が大量発生してしまう。触媒機ユーザーの煙突の方が、CB機ユーザーよりも煤が大量付着しているケースが多い理由の一端を見たような気がした。
まずは天板の一番低い部分で250℃くらいになって、天板の全ての部分、側板にまで手をかざした時にしっかり熱を感じるように手をセンサーにして薪ストーブの表面温度全体が均一に上がる感覚を憶えてもらった。この状態になるまでは、ガンガン燃やす。慣れないとビビってしまうだろうけど、この状態に慣れてもらう。慣れてくれば、温度計がなくても、手をかざしてだいたい判るようになると思う。
とにかく焚きつけから、全体的に温度が上がるまでは遠慮しないで、ひたすら薪を燃やすのがコツだ。
