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春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
「自分で煙突掃除したいけど、できないからなんとかしたい」という相談を受けた。私が薪ストーブ設置の時に相談を受けていれば、最初からこのプランを提案したのだけど、施主さんが希望する薪ストーブ本体を私が取り扱っていないと思って、他店に依頼したそうだ。

ちなみに私は、どのメーカーの、どの薪ストーブでもお客様の希望があれば取り寄せる。一次店として自分が直接取引しているメーカーだけでなくてもOKだ。つきあいのある他メーカーの一次店をしている薪ストーブ屋さんから、二次店として全メーカーを仕入れられるので、具体的な希望がある場合には、それを伝えて欲しい。可能な限り手を尽くす。

施工する地域に関しても、日本全国どこでも対応しているので、地元の薪ストーブ屋さんで納得いくプランを提案してもらえない場合には、相談して欲しい。これまでも関東はもちろんのこと、北海道、東北地方、北陸地方、関西、中国地方、四国、九州と日本各地で設置工事して、ご満足いただいている。特に遠方での施工の場合には、ユーザー自ら煙突掃除ができるようにメンテナンス性に配慮した設計にしている。

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勾配のきつい屋根に、フラッシング施工で、トップへのアクセスしての煙突掃除がとても困難な煙突だった

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煙突掃除をする度に、このように足場を組むのは現実的ではない

最近ではドイルで回転式のブラシで室内側から煙突掃除できる便利なツールも出てきたけど、必ずしも全ての環境で、快適に使えるわけではない。薪ストーブ本体の構造に依存する面も大きい。扉のところから、素直にロッドが通るバッフル板が外せる機種でないと厳しいものがある。できないことはないけど、煙突を取り外すのが困難なメンテナンス性を無視した施工だったりするケースも多い。仮に煙突が取り外せても煤がついた煙突を取り外すだけで室内が汚れるのに、そこへ下からブラシを無j造作に突っ込むと無視できない量の煤が飛散する。また、煙突トップの形状によっては金網を破壊してしまうこともある。

この現場は、200キロある薪ストーブ本体を動かさないと煙突を取り外すのも困難な設置状況だった。スライド煙突が十分に縮まないのだ。なおかつバッフル板も簡単には取り外せない機種なので、室内側からブラシを入れるのは厳しい。そのため、煙突トップから煙突掃除する必要がある。にもかかわらず、このようにメンテナンス性を無視した設置状況は問題だ。

そこで、フラッシング煙突をやめて「かわはら式チムニー」を施工したいという依頼が入った。

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丸トップを撤去して、その高さに合わせてチムニーを作成した

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チムニーの柱にステンレスのボルトを通して、ステンレスの鎖を屋根に垂らして、それを使って登っていく「かわはら式チムニー」

これで足場がなくても鎖を伝って屋根を歩いていき、チムニーの上側に身体を預ければ、転落の危険を排除して、安心して煙突掃除ができる。煙突掃除は毎年のことなので、これが安心して自分で作業できるかどうかの違いは、極めて大きい。チムニーの作成のための工事費用がかかるけど、毎年業者に煙突掃除代金を払うことを考えたら、すぐに回収できる。

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無事に工事完了

これで、ユーザーが自分自身でも、安全に煙突トップにアクセスできるメンテナンス性を確保できた。

メンテナンス性の向上だけでなく、煙突そのものが冷たい外気に直接触れなくなるので、排気温度も高くドラフトも強くなり、より効率良い燃焼をするようになるし、煤の付着量も減るし、性能的にも向上する。

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コメント
この記事へのコメント
軽井沢にも似た物件がかなり有る
しかし煙突メンテナンスが極めて無視した物件がどこでも多いんだねー                             離隔距離だけしか守らない今の建築基準(消防法上)では、ユーザー様の薪ストーブライフは悲惨になる典型的な事例だよ。                          お気の毒で悲しい。
2019/10/14(月) 12:03:27 | URL | 薪よう子 #yLjmSUGw[ 編集]
Re: 軽井沢にも似た物件がかなり有る
薪よう子さま:

このような「設置工事をした後は知らない」「メンテはどうにでもなれ」という物件は軽井沢に限らず、全国いたるところで見られますね。

薪ストーブを実際に自分で使ってない工務店や大工さんが施工すると、こうなるのは無理もないと思います。

2019/10/14(月) 12:28:17 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
零下15℃チムニー内の断熱効果
零下15℃以上に真冬極寒となるわが家では川原さんにチムニー内に断熱材を充填して頂いて感謝しております。 新築時に設置したため工務店さんと連携した『銭勘定が得意なだけが上手い』薪ストーブ屋さんでしたから細かいことは何もせず?全て川原さんに教えて貰い勉強したことを思い出しました。
2019/10/14(月) 20:34:27 | URL | うさぎ #yLjmSUGw[ 編集]
Re: 零下15℃チムニー内の断熱効果
うさぎさま:

工務店の下請けの薪ストーブ屋のお客はユーザーではなく、工務店ですから、仕方ないと思います。与えらえた予算と施工指示以外のことはできないのが現実です。
2019/10/14(月) 21:17:58 | URL | かわはら #WV76JfSw[ 編集]
角トップへのリニューアル工事の技術は
当時何も知らない私は金持ちでしたから(笑と嘘)、冗談はよし子さん的な請求を貰いました。信頼ある工務店さんにタップリのお支払いをしました。たしか薪ストーブ屋分の工務店さんからの請求書は10年前ですらら170万円。工務店大工代のチムニー製作代金は除き(炉壁台は含んでました)二重煙突との合計が170万円でしたから相当楽なタグマッチ稼ぎに貢献しましたねぇ。      それより川原さんがお見事なのは、ブラッシングから角トップへ、つまりチムニーにリニューアルするという大変優れたユーザーサイドに立っているハイコストパ施工技術ですな。薪ストーブショップでこれをキチンと責任工事を、するのは大変だよ! そもそもブラッシング煙突だと雪や台風だと20年は厳しいですからね。
2019/10/14(月) 22:11:52 | URL | うさぎ #yLjmSUGw[ 編集]
Re: 角トップへのリニューアル工事の技術は
うさぎさま:

当店であればその内容であれば150万円の請求でOKです。20-30万円は工務店の取り分と解釈できますね。

2019/10/15(火) 06:33:26 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
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