一方の薪ストーブは、圧倒的にパワフルで他を寄せ付けない暖房能力というのは当然として、それ以外の側面も大きい。
【調理器具】
天板での煮込み料理、炉内の熾火での焼き料理などは、日常の食事の際にガスや電気では得られない味を作ることができる。また、お客様が来た時のパーティなどのおもてなしの際にも活用できるし、盛り上がる。
よく言われているような暖房と料理だけかと言えば、それだけではない。
【団らん】
自然と心地良い薪ストーブ(炎)の周りには人が集まる。思春期で自分の部屋に閉じこもりがちな子供も、自然と薪ストーブの設置してあるリビングに出てくるし、家族の会話のきっかけにもなる。
【健康】
また、遠赤外線効果で、温泉のように身体の芯から温まるので、冷え性の防止、病気の予防にもなる。「薪ストーブを入れたら風邪を引きにくくなった」という声も良く聞く。
【リラックス】
薪ストーブの炎を常に揺らいでいて一瞬たりとも同じ状態にはならない。見ていて飽きない。下の写真は10分の1秒ごとに炉内の様子を高速連写して切り取ったものだけど、ボーっと眺めているだけでもリラックスできる。精神的にも癒してくれる効果がある。



ちなみに、撮影の際のセッティングは以下の通りだ。
画質モード: JPEG Fine (8-bit)
モデル名: Nikon D500
レンズ: VR 16-80mm f/2.8-4E
焦点距離: 80mm
フォーカスモード: AF-C
AFエリアモード: シングル
手ブレ補正: ON
AF微調節: しない
露出
絞り値: f/5.6
シャッタースピード: 1/80秒
露出モード: 絞り優先オート
露出補正: 0段
測光モード: マルチパターン測光
ISO感度設定: オート (ISO 51200)
ホワイトバランス: 色温度(3570K), 0, 0
色空間: sRGB
高感度ノイズ低減: 標準
長秒時ノイズ低減: しない
アクティブD-ライティング: オート
自動ゆがみ補正: する
ピクチャーコントロール
ピクチャーコントロール: [SD] スタンダード
ベース: [SD] スタンダード
これからデジタル一眼レフカメラを始めたいという人にもお勧めの本格モデル
【照明】
震災などで長期間停電した時に、夜間でも真っ暗になることなく、炎によって最低限の明かりが確保できる。実際に東日本大震災の時に千葉県の我が家でも1週間以上停電したが、その時に煮炊きとともに、明かりも確保できて、だいぶ助かった。
化石燃料によるライフラインが途絶えても、薪の備蓄があるば当面の間、耐えしのぐことができる。
上記は、薪ストーブを導入したら、もれなくついてくるメリットだけど、ユーザー次第では他にもある。
【運動】【交流】
自分で薪集めや薪割りをする人は、仲間ができたり、体力がついて健康になれるというメリットもある。
このように、暖房器具として以外にも複数の効果が、同時に得られる究極の癒しのマシーンでもある。単純な暖房器具としてだけの用途で考えると導入コストは高いかもしれないけれども、得られる多くのものを考えると、むしろ安いかもしれない。
