春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
薪ストーブを選定する際に、カタログに書いてある出力を参考にする人も多いと思う。この数字はメーカーによって測定方法が違うので、単純な横並びさせての比較はできないことに注意する必要がある。この数字だけ見ていると、判断を大きく誤る可能性が高い。A社の10kWより、B社の8kWの方がパワフルなんてことも普通にある。

最終的なパワーは、投入する薪の量と質の組み合わせで決まってくるので、一番確実に判別するための基準数値は炉内サイズだ。幅、奥行き、高さ、そしてバッフル板の傾きなどを差し引いて実質の容積を比較すれば良いのだけど、そんな数字はカタログには載っていない。実はこれが一番大事な情報なのだ。要するに、本当に大切なことはカタログやウェブでは判らないということだ。

そんなわけで、適切な機種を選択できずに、必要以上にパワーの大きい機種を選んでしまい持て余してしまったり、パワー不足でいくら焚いても暖かくならないという悲劇もけっこう見受けられる。せっかく薪ストーブを導入するのだから適切なものを選びたい。

暖房能力を決める場合に、冬場のどの時期をターゲットにするかという問題もある。最も寒い2月にちょうど良いレベルのものを選んでしまいがちだけど、そうするとそれ以外の時期の使い勝手が悪くなる。大き過ぎる機種は、定格になるまで大量の薪を必要として燃費が悪いし、一度温まると今度は部屋が暑くなりすぎるということになる。かと言ってチョロ焚きすれば煤や煙を大量発生して問題になるし、そもそも暖かくならない。快適に使えるのが一シーズンのうち数週間程度で、あとは「なんだかな」という状態はどうかと思う。

以上の観点から「一番寒い時期にはちょっとだけ物足りない」レベルを選択するのが無難でお勧めしたい。その時期には火を絶やさないでガンガン焚き続けてカバーするというのが、総合的に一番使い勝手が良い。私がお客様にアドバイスする場合には、設置する家の環境に照らし合わせて、総合的に判断して、そういうサイズ、能力の機種をお勧めしている。

予算や設置スペースに余裕がある場合には、2台設置して、普段は一台焚いて、一番寒い時期に2台同時に焚くという作戦もある。

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氷点下の外気温でも余裕で、室内30℃でTシャツ短パンで過ごすことが可能な二台同時焚き

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コメント
この記事へのコメント
こうした最も大切な提案をしてくれるストーブ屋さんがあまりにも少ないのが現状。これまで自宅と店舗で2度3度と機種を交換したことか!
いつになるか分からないけど、次は、かわはらさんにお願いしたいです。
2017/01/05(木) 08:55:36 | URL | Debuji #-[ 編集]
Debujiさま:

遠方でも対応していますので、いつでも声をかけて下さい。
2017/01/05(木) 09:24:45 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
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