このログハウスの工務店は、普段は下請けの薪ストーブ屋さんに設置工事を丸投げするのだけど、施主さんが「かわはら薪ストーブ本舗で薪ストーブ&煙突の施工して欲しい」という強いリクエストを出してくれたので、私のところへ工務店から工事の依頼が来たのだ。この依頼の時点で、既に煙突配管などは工務店側から指示が出ていて、私が関与する余地は残されてなかった。私が行う場合は「屋根抜き、チムニー制作、角トップ」の三点セットで行うのが基本なので、今回のような「壁抜き」はレアケースで、超久々だ。
そのログハウスの施工メーカーの下請けの薪ストーブ屋さんは、大量に工事しているらしく、仕入れの値段は私のところより、はるかに安かった。そのため、部材は私のところではなく、その下請けの薪ストーブ屋さんから現場に直送してもらって、私は純粋に「工事のみ」という、これまでにない初のパターンで行った。
煙突部材の拾い出しは、その下請けの薪ストーブ屋さんが行っていて、それは海外製品だったけど、私が見積もりした国産の高木工業所のものに変更してもらって、現場に先に送ってもらっておいた。下請けの仕事だとしても、煙突部材は精度が高く、雨漏れのリスクが小さく、安心して施工できる国産のものを使いたいので、柔軟に対応してくれる工務店で良かった。

既に煙突部材は現場に到着していた

さすがに重量級の薪ストーブ本体は先納品は無理なので、私のところへ納品してもらってから搬入した

車の荷台からデッキまでスロープを作り搬入した

夏休み中の息子も大活躍で、二連梯子の上で、煙突工事もこなした

煙突固定は構造材に直接止まるように三か所で行った(下地があるかないか不明なところは避けた)

室内側の薪ストーブ設置&煙突工事も無事に終了
後日、炉壁のヒートシールドの鉄板をお客様が設置予定だ。全て終わった秋頃に、取り扱い説明に行くことになっている。私のところで工事させてもらったので、十分に時間をかけてレクチャーをして、幸先の良いスタートを切ってもらいたいと思っている。
