春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
私が薪ストーブ設置工事の依頼を受けた時には、基本的には煙突を屋根から出すプランを提案している。これまで私がやった薪ストーブ設置工事では、9割以上は屋根出しの工事をで行っている。

壁出しにするのは物理的に屋根出しが不可能なだけだ。具体的には「既存住宅で、屋根の全面にソーラーパネルが乗っていて煙突を出す場所がない」というケースだ。新築でソーラーパネルを乗せる計画の場合は、パネル設計の段階で煙突の位置を避けてもらうなどして、極力屋根から煙突を出すようにしている。

工務店や薪ストーブ屋さんが屋根出しを嫌がるのは、雨漏れの心配をしてのことと、工事が大変だからの二点に尽きる。壁出しならば比較的雨漏れのリスクは低いし、工事も簡単にサクっと終わるので、そちらに誘導しようとするわけだ。壁出しの工務店側、販売店側のメリットはこの二つだけど、逆に施主側、ユーザー側には多くのデメリットがあることも理解しておこう。

煙突の壁出し施工で、一番私が問題視しているのは、煙突固定が壁面で確実に行えないケースが多いことだ。構造上、仕組み上、どうしても地震、風災などの災害に弱いことだ。そもそもサイディングなどの外壁材に煙突固定のビスが確実に効くとは思えない。新築の場合でさえも煙突固定の金具のビスの位置に確実に木の下地を入れているかどうか怪しいものだ。まずやってないだろう。リフォームの場合、サイディングを全部剥がして、下地を入れてから煙突工事している現場なんて皆無に近いと思われる。本当にビスが効いているか不安な状態でダマしてサイディングにビスを刺さっているケースがほとんどであろう。そして、将来的に寿命を迎えた外壁材のサイディングを交換する工事の際には煙突を全部取り外さないとできない。

問題点の二番目は日常の使い勝手の悪さだ。折れ曲がり部分があるので、煙突掃除の際に一度にブラシを通せない。場合によっては折れ曲がり部分を取り外して、何度もブラシを色んな場所から角度から突っ込まないと作業できないので、煤が飛び散ったりしてあちこち汚すことになるし、室内側の煙突をバラさないとならないケースも多いのでなおさらだ。煙突掃除は毎年のことなので、手間のかかり方をどう評価するかは人それぞれだけど、私としてはお勧めできない。

そんなわけで、現場の事情で「どうしても壁出し以外にはありえない」という場合以外には、私は極力壁出し工事はやりたくない。

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