春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
「ログハウスと薪ストーブ」の組み合わせは憧れる人も多いだろう。それを実現させる場合に、イメージ先行で煙突掃除のことを考えないと、実際に使いはじめてから苦労することになる。

最初に言っておくが「煙突掃除は室内側からブラシで突けばOK」なんていうのは嘘だ。煙突の中は何とかなっても、トップの雨除け、鳥除けなどはブラシが触れることはないので、いずれ詰まってしまう。結局は煙突トップへアクセスして、煙突トップを取り外す必要がある。

ログハウスの場合は屋根の勾配が45°の10寸勾配(矩勾配/かねこうばい)になるパターンが多い。この勾配を何の対策もなく歩いて登っていくことは不可能だ。いかに煙突トップへ安全かつ確実にアクセスできるようにするのかを考える必要がある。

一番楽で安全なのは天窓をチムニーの近く、またはチムニー壁面につけて、屋根裏のロフトなどから直接屋根の上に出られる設計だ。
※施工事例
【チムニー窓】 http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-1170.html
【天窓】 http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-1077.html

これらの方法はそれなりにコストがかかることや、吹き抜けがあったりする間取りだとロフトの作成が無理だったりすることで、実現できないケースもある。その場合には、比較的ローコストなやり方では、普通もチムニーを作成して、鎖を垂らす作戦で屋根の上を登山するように伝っていくようにしたこともある。
【鎖】 http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-1123.html

今回紹介する現場は薪ストーブの設置位置が部屋のコーナーで、比較的屋根の低い位置に煙突が来るので、直接二連梯子をチムニーにかけられる設計を提案した。チムニーの高さを、地面→庇→チムニー壁面と結んだ時に、二連梯子が安定してかけられる75°の角度となるようにした。図面上での設計だったので、現実には雨樋が手前に出る分だけ、若干ではあるけど角度が緩くなってしまった。それでも致命的なことはなく、少しの対策で本来の目的通りの使用が可能なレベルだった。

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梯子の角度が想定より緩くなっていたので、梯子下部のずれを防止するために車のタイヤを当てて安全対策して作業した

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二連梯子を余裕を持って安定してかけられるように、角トップも通常の750ミリ角のものではなく800ミリ角のものを採用した

このように建築現場は一つ一つ現場によって、環境が違うので、最適解は個別に違うけど、私が相談を受けてコンサルした案件の場合には、必ず何らかの方法で煙突トップへのアクセス経路は確保している。ユーザーが自分でも安全確実に煙突掃除できるように配慮したプランを提案している。

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コメント
この記事へのコメント
なるほど
先日は岐阜までお寄りいただいてありがとうございました。
なるほど、こういう手もありますね。
我が家ではこの手は使えないので、先日かわはらさんが提案いただいた方法を使おうと思ってます。
2016/07/08(金) 08:47:07 | URL | クボタ #TQca9Ju6[ 編集]
クボタさま:

こちらこそ、お招きいただき、ありがとうございます。薪ストーブのあるレストランでの美味しいランチもごちそうさまでした。

解決方法は現場ごとに違いますので、やはり行かないと判らないですねぇ。

安全かつ確実に煙突掃除できるのがポイントですね。
2016/07/08(金) 11:24:31 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
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