春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
現場で「薪ストーブを炉台のド真ん中に設置したい」という希望はけっこう多い。しかし、それが最適とは限らないケースも多い。薪ストーブが炉台の中心にあると、左右のスペースが中途半端でどっちつかずになって、薪や道具類を置きにくくなるのだ。

この10月の初旬には、たまたま二日間連続で、ドブレ640CBの設置工事が続いた。どちらの現場の施主さんも、工事の直前まで、炉台のセンターに薪ストーブを置くことを希望していたけど、「使い勝手を考えてどちらかにオフセットさせた方が絶対に使いやすい」という、私の提案を最後の最後に受け入れてくれて、結局こうなった。そういうコミュニケーションが取れて、工事の時に修正が効くのもうれしいことだ。

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千葉県館山市 N邸

右のサイドローディングの扉側を広く確保して、薪の入れやすさを配慮。それと同時に薪を置けるようになる。

実は当初の予定のセンター設置の方が工事的にはかなり楽なのだ。それだと、棟から瓦一段分離れた水下側の場所にフラッシングを設置できる。今回は棟にギリギリの場所だったので、瓦を剥がすことができず、差し込んで設置のため、屋根へのサポート金具の取り付け、鉛フラッシングの設置などかなり苦労した。工事の作業時間で1-2時間はトータルで違ったと思う。

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瓦一列分、下にフラッシングの位置がくれば工事はかなり楽になるが、使い勝手優先で、敢えて難しいやり方を取った

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煙突、建物、薪ストーブの位置関係

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千葉県富津市 H邸

左右のどちらかに大きくオフセット設置する必要があるが、この現場はサイドローディングより、室内の移動の動線を優先して、敢えて右側に寄せて左側のスペースを広く確保した。

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設置希望位置のセンターからだと、小屋裏に梁や電線があってエルボで折り曲げてもかわせない。

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通常ならば垂直部分で使うサポート金具を、煙突配管の傾斜の30°傾けて固定した

45°のエルボを使えば、楽に大きくオフセットできるけど、敢えて排気抵抗の少ない30°のエルボを使用した。平屋の住宅で煙突が短かいので極力ドラフト性能を確保すべく、難しい配管ルートに挑戦した。

そのため天井貫通部分を斜めに煙突が抜ける変則的な配管方法となったので、既存の化粧板が使えずに、後日オリジナルの化粧板を作成して天井開口部分をふさぐことした。

薪ストーブを使い込んでいくと、薪だけでなく、鍋や五徳などの道具も色々炉台周りに置くようになる。そうなってきた時に、この炉台のサイズや、オフセット設置の意味を理解してくれるだろう。

どちらの炉台も私が施工指導してユーザーがDIY施工したものだけど、私が関わった炉台は必ず薪ストーブの全面から50-60cmは確保している。(どのくらい炉台の全面寸法を確保しているかという視点で、色んな薪ストーブ屋さんの施工事例の写真を見ると面白いと思う)

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