春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
愛知県稲沢市で「購入した中古住宅に薪ストーブをつけたい」という話があったので、現場確認に行ってきた。図面や写真だけ見ても、現場を見ないとベストな提案はできない。

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この写真に写ってない、反対側の屋根の一面にはソーラーパネルが全面に敷き詰められていて、屋根の向こう側から煙突を抜くのは不可能。

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薪ストーブを設置したいのは左側のソーラーパネルのある側の一階リビング
(右側は換気扇があることから判るようにキッチンのため薪ストーブを置けない)

そうなるとこの壁面を抜いて、屋外を煙突を立ち上げるプランになりがちだけど、大きな問題がある。

サイディングの外壁には煙突固定用のビスが効かないのだ。固定金具の位置に都合良く間柱が入っているなんてことは、あり得ない。サイディングにビスを打ち込んで、煙突を固定したつもりになっている業者もいるかもしれないけど、強風で大きな力が加わったら煙突が外れるなどの大惨事になる可能性が高く、私はとてもそんな提案はできない。

どうしても壁抜きにしたいならば、本当は一度外壁のサイディングを剥がして、壁面内部に煙突固定用の下地を作って、その上にまたサイディングを張りなおすという大掛かりな工事が必要になる。そこまでやる覚悟であれば壁抜きもありかもしれないけど、単なる薪ストーブ設置だけのために、そこまでやるのかという話になる。既にサイディングが痛んでいて、リフォームで外壁のサイディングを全部張りなおす工事があって、それと同時にやるなら別だけど・・・。

それよりも、屋根から煙突を抜いて、建物の躯体で煙突を固定した方がはるかに合理的だと思う。取り付け強度も確保できるし、横引きがないので、ドラフト面や煙突掃除の容易さでも有利だ。(煙突をバラさず、炉内に煤を落とすだけで煙突掃除が済んでしまう方がはるかに使いやすい)

今回の案件では、薪ストーブの設置位置から、室内の煙突エルボでソーラーパネルのない方向に煙突を折り曲げて棟の右側へと煙突貫通位置を振れば、十分に屋根抜きも可能な状況だった。

そういうわけで、今後の具体的な方向性を提案してきた。

実際に薪ストーブを導入する前に「薪棚作成」「薪の確保」「外気導入孔の貫通」「炉台や炉壁の作成」とやることがたくさんある。そして実際の設置工事の際には、屋根上の煙突を「チムニー作成」でいくのか「フラッシング」でいくのかを最終的に決断してもらう必要がある。すぐに工事をするわけではなく1年先、2年先の案件だけど、ブログを見て声をかけてくれたので、将来の薪ストーブ導入の夢のお手伝いができたらうれしい。

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