春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
今回、ドブレ700SLを設置した新築の家は、設計の前の段階からアドバイスをしているので、搬入動線、暖気の循環などの日常の使い勝手はもちろんのこと、メンテナンス性に対しても十分な配慮をしている。

梯子や脚立を一切使用することなく、誰でも簡単に煙突掃除できる設計になっている。地上から見ると判りにくいかもしれないけど、チムニーのある屋根の隣がベランダになっていて、そのベランダにはロフトスペースの棟屋からドアを開けて出入りできるようになっている。

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地上から煙突を見上げたところ

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ロフトからベランダに出て、チムニーへ、誰にでも簡単に安全に素早くアクセスできる設計

薪ストーブを安全に安心して使うためには、1シーズン終了後に1回の煙突掃除やメンテナンスは必須だ。この作業を自分で無理なく簡単にできるか、あるいは薪ストーブ屋などの専門業者に依頼しないとできないのかでは、大きくランニングコストが違ってくる。1回3万円で30年と仮定すれば、自分でできる設計になっていれば100万円近い費用を節約できるわけだ。チムニー制作にかかる費用で、フラッシングよりも20-30万円イニシャルコストが高くなったとしても、すぐにランニングコストで逆転する。

屋根の上にチムニーという構造物があることによって、煙突掃除の時にはチムニーに身体を預けて作業できるので、作業者が屋根から滑落、転落するリスクも少ないし、作業時に道具や工具をチムニーの棟側に置いておくこともできるので、屋根から落下させることも少ないというメリットもある。

そして何よりも重要なことだが、建築的な観点からは、長期に渡って雨仕舞いの安心が得られるというメリットも大きい。ほぼ、半永久的に持つので、フラッシングのように20年後、30年後に雨漏りに悩まされるようなこともないと言える。

私が関わる案件は、煙突掃除などのメンテナンス性を重視してプランニングするけれども、今回の家ほど極めているケースは滅多にないと思う。普通はどこかしら妥協しないとならない部分が出てくるが、ここでは理想を追求して実現することができた。たぶん、施主さんは「これが当たり前」という感じで快適な薪ストーブライフを送ることができるだろうけど、煙突掃除やメンテナンスに苦労しているユーザーは、この環境を見たら、きっと、うらやましく思うだろう。

こういうふうに設計前の段階から関わらせてもらって、考えられる、ベストなプランが実現できたことを感謝したい。

こうしてブログの記事で情報発信しているので、読者がノウハウを真似して、取り入れられることは取り入れてもらって、快適で使いやすい薪ストーブハウスが日本にもっとできて、快適で便利で使いやすいという、薪ストーブ文化が根付いていくと良いと思う。

あくまでブログの記事の文章や写真は、その施主さんのところでの最適解であって、別の現場では、違う解決方法の方が良いケースもあるだろう。個別の物件の具体的な相談、実際の現場の状況に合わせての具体的なプランニングやコンサルだけの依頼でも、5万円の有償で行っている。本当の意味で使いやすく快適な薪ストーブライフの実現を希望している人は、たとえ遠方であろうと、お気軽に問い合わせて欲しい。地元の薪ストーブの設置経験の少ない工務店などで設置、施工する場合などの施工指導もコンサルの範囲に入れてしまってOKだ。これまでの経験から、中途半端に薪ストーブを設置したことのある工務店に任せるよりも、未経験の工務店の方がむしろ、きちんと提案を聞いてくれるので結果的に良い結果となるだろう。

もちろん、プランニングやコンサルだけという依頼ではなく、施工や設置工事まで、トータルで私にお任せいただける場合には、上記のコンサル代は不要だ。

遠方であることを気にして、遠慮や心配をされるケースもたまにあるようだけど、今回紹介した案件のように、ユーザー自らメンテナスでき(※)、なおかつ耐久性を重視した設計にしているので、遠方であろうと問題ならないのだ。「(将来的にも)何かあったら・・・」というトラブルが起きないように、あらかじめ、考えられる問題点を回避するために、これまでの経験から得たあらゆるノウハウを投入している。

※もちろん「自分ではメンテしたくない、プロに任せたい」という場合であったとしても、遠方でも対応している。これまでも北は秋田、南は広島まで出張メンテに行ったこともある。依頼があれば全国どこでもいくつもりだ。

さらに、かわはら薪ストーブ本舗では、今回紹介したようなハード面だけでなく、薪集めの仕方、薪作りの仕方、煙や煤で近所迷惑にならない焚き方や使いこなしのレクチャーも十分に行って、ソフト面でもきっちりとフォローしているので、不安なく薪ストーブライフのスタートを切ることができる。売上高、施工件数などでは、大手には絶対に勝てないけど、ユーザーのフォロー、教育、レクチャーは「日本一」と言えるような薪ストーブ店を目指している。数は少なくても、ご縁のあったユーザーさんを大事にしていきたい。

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コメント
この記事へのコメント
いつも拝見しています。
いつも拝見しながら、川原さんの姿勢に共感させて頂いていますが、今回の記事にはストレートに書かれていて何やら感動しました。私は神奈川でピキャンオーブンを使用していて、現状に大きな不満があるわけではありませんが、うちも建てる頃だったら、一から相談していたと思います。今後も参考にしながら、応援しています!
2015/08/03(月) 19:37:20 | URL | みやしん #-[ 編集]
みやしんさま:

コメントありがとうございます。

共感いただき、うれしいです。

家を建てるタイミングがありますからね。大きな不満なく、薪ストーブライフが送られているのであれば、素晴らしいと思います。

これからも、よろしくお願いします。
2015/08/03(月) 19:59:08 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
川原さんに何も依頼をしなくてもここを熟読すればかなり完成度高いかも。

特に前の「春夏秋は冬を待つ」の熟読もお奨めします。

私はここで学んだ事を工務店さんへ一つ一つ注文しました。(笑)

今では川原さんのお蔭でメチャ明るく薪ストーブライフを謳歌しています。

2015/08/03(月) 21:28:26 | URL | うさぎ #yLjmSUGw[ 編集]
うさぎさま:

おっしゃる通り、ブログの記事を熟読して、自分で勉強する人は、コンサル依頼しなくても、大丈夫だと思います。

きっとそういう人も、たくさんいると思います。
2015/08/03(月) 21:34:07 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
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