春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
薪ストーブの上を吹き抜け空間にしてしまいがちだけど、下手にやると二階だけが暑くなりすぎる傾向がある。

そこで今回は敢えて吹き抜けにはしないで、煙突貫通部分にオリジナルのスリット化粧板を使用して、薪ストーブの暖気を適度に二階に上げるようにした。

さらに薪ストーブの設置場所の対角に階段を設定して、家全体で対流が発生するようなレイアウトとした。これだけでもいい感じで循環するけど、さらに階段上部にシーリングファンをつけて、さらなる循環効果を高めるようにした。薪ストーブの上部の貫通部分から暖気が二階に上がって、階段部分からシーリングファンで階下に空気を下げるという空気の流れを配慮した設計となっている。これにより、家の中全体が均一に快適な環境となる。

resize0773.jpg
二階のコーナー部分の邪魔にならないところを煙突が立ち上がる

resize0770.jpg
一階の薪ストーブ設置部分からの暖気がスムーズに二階に上がる

もう一枚スリット化粧板は予備で持って行っていたので、この一階の天井部分を、二階の床部分と同様にふさいでしまうのもアリなのだけど、そうすると貫通部分内部の掃除が困難になること、子供がミニカーなどの玩具をスリットから落とした際に回収困難になるので、下側はふさがない方が合理的だと判断して、敢えてつけなかった。(そのまま炉台に落下してしまった方が良いという判断)

resize0774.jpg
二階床の貫通部分のスリット

化粧板の色やスリットのサイズ、形状についても、熟考した。

まず色について、既製品の黒だと埃の付着で汚れが目立つのが気になる。濡れ布巾で拭いたら光の当たり具合によって筋が残ることが想像できてしまう。また既製品の室内用化粧板の素材は鉄板に黒塗装なので天井部分などあまりダメージを受けない場所であれば、良いけれども、こういう床部分でハードに扱うと、塗装が剥げていずれ錆びてくるだろう。(小さな子供がいるとけっこう攻撃を受けることが予想される)そこで、敢えて無垢のステンレスの無塗装の風合いにした。これだと多少、埃や汚れが付着しても目立たない。新築で新品のうちは何を使っても綺麗だから気にならないけど、その後の長期間に渡る、実際の使用時の汚れや、掃除などのメンテナンス性に配慮して部材を決定した。

そしてスリットのサイズと形状については、吸音壁などでよ使われるるケイカル有孔ボード(小さい丸穴がパターン状に配列)だと、玩具などの異物は入らなないけど、埃で詰まったり、有効開口面積を稼ぐのが物理的に難しい。機能優先となるとスリットの方が良いと判断した。そして次に考えるのはスリットの幅、サイズの問題だ。子供が指を突っ込んで抜けなくなるリスクを排除するためには「8mm以下もしくは25mm以上」という安全規格が遊具設計上はあるらしい。
http://yuugusekkei.com/contents/03.html

その規格に準じて考えると、小さい方向だと埃の問題、開口面積の問題、加工賃の問題など合理的ではない。そこで大きい方向で考えることにした。かと言って、いくらでも大きくすれば良いわけでない。大きいと、今度は強度の問題、落とされる対象物が多くなるということで、バランスを考えて30mmのスリット幅で設計した。

resize0771_20150801085312b16.jpg
指が抜けなくならないような安全性に配慮したスリットのサイズ

このようにかわはら薪ストーブ本舗では、単純に既製品を使うのではなく、必要に応じてオリジナルパーツを使用して、合理的かつ、既製品だけを使っいるだけでは得られない、一歩上の性能を追求している。これまでのノウハウを結集して、選択してくれたお客様にとって最高の環境を提供できるように考えている。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー

スポンサーリンク

コメント
この記事へのコメント
オリジナルスリット化粧板
こりゃ、センス良し。

ムフフ。

オシャレかもよー
2015/08/02(日) 09:59:11 | URL | うさぎ #yLjmSUGw[ 編集]
うさぎさま:

ありがとうございます。

良いものができて、うれしいです。
2015/08/02(日) 13:38:20 | URL | かわはら #MvScDlpk[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://kawahara1967.blog93.fc2.com/tb.php/1118-f110fa42
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
この記事へのトラックバック