春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
通常の角トップのサイズに合わせて作ったチムニーの場合には、L型のインナーサポートという金具を使って煙突を固定する。これはチムニー内部の上部の壁面が平面でなおかつ木の下地がある場合に使うものだ。

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(他の現場の)一般的なサイズのチムニーの場合の煙突固定方法

しかし、今回は一般的なサイズとは比較にならないほどの巨大チムニーだったので、内部の空間も大き過ぎて、インナーサポートをチムニーの内壁面に取り付けると、煙突の芯の位置が合わなくなってしまう。そこで、フラッシング施工の場合に野地板に煙突を取り付ける金具を流用した。

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金具の羽根のサイズに合わせて、枠に切り欠きを入れて厚みを吸収

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煙突の上部に金具を取り付けて、煙突を落とし込んで、枠にハメる

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いつもと違う固定方法でちょっと新鮮

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この上に角トップのベースを固定

この後は、いつものようにベースの上にセラミックスーパーウールの断熱材を敷き込んで、角トップ本体を乗せて、蓋を取り付けてサクっと完了した。

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断熱材を角トップベースと、本体の間に埋め込んで、結露防止&万一の煙道火災時のチムニー内部の保護

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角トップ本体をベースに取り付けて、最後に防風板付きの蓋をかぶせて完了

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巨大チムニーの完成



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薪ストーブ設置スペースの炉台周りがチムニー内部にあり、その上が小さな吹き抜けになっている

吹き抜けなしで一階の天井をふさいでしまったり、巨大な吹き抜けにしてしまうパターンが多いけど、この家はユニークな設計になっている

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チムニー内部の吹き抜けを見上げると室内窓がある

ちなみに、このように極めて狭い吹き抜けなので、二連梯子をかけることはまず不可能。仮に無理やり突っ込んで立てかけることができたとしても、角度が急過ぎるし、梯子を突っ込むだけで人間が作業するスペースが残らない。内装工事が終わってからの煙突工事は不可能と判断して、現場監督と話し合って、その前に仮設の室内足場を作ってもらえることになった。

室内窓から仮設足場に降りて、無事に煙突取り付け作業ができた。この続きの煙突の延長は室内窓から何とかできることを確認してきた。

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二階の室内窓から吹き抜けの煙突貫通部分を覗き込む

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この部屋が洗濯物を干したりするユーティリティスペースになる(洗濯機、水周りが2Fの隣の部屋にくる)

この窓枠に取り付ける室内窓を開いて、薪ストーブの熱気を積極的に二階に取り入れることができるような設計になっている

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新築住宅に薪ストーブを設置する案件で、今回は外から見ると巨大なチムニーで、まるで暖炉のようなイメージの立派なものだ。

巨大なチムニーなので、それに合う既製品の角トップがないので、チムニー天端に角トップに合うサイズの枠を立ち上げて、まとめて鈑金で処理した。

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角トップ取り付け前には、仮蓋&防水シートで養生して煙突工事待ちの状態

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角トップ取り付け完了して狙い通りの仕上がり🎵

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外壁と同じ、本物の煉瓦仕上げのチムニーでサイディングじゃないところがかっこいい

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チムニーがアクセントになっている

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一階の薪ストーブ設置部分から独立して立ち上がる立派な巨大チムニー

メンテナンス(煙突掃除)の際には、チムニーに直接二連梯子をかけても良いし、屋根の上に登っても、どちらでも作業できるようになっている。

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東北ツアー、関西ツアーと2週間連続で留守にしていたので、千葉に戻って来たら、それなりにやることが溜まっている。とりあえず、注文いただいていた薪の配達に行ってきた。

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車を横付けできる薪棚なので降ろすのが楽だった

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4棚中の1棚がなくなった時点で早めに注文をいただいていたので余裕を持って行くことができた




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この家も車横付けOK

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厳寒期用の極上の樫を持って行った

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巨大カボチャをいただいた。普通に煮物などで料理しても、量が多過ぎて飽きてしまうだろうから、薪ストーブで豪快に調理して、みんなで一気に食べてしまえるメニューにした。

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炉内にやっと入るサイズの巨大カボチャを、弱めの熾火に投入して30分経過したら裏返して、さらに30分加熱

ひっくり返す際に、カボチャの中でジューっと沸騰しているような音がしていて、いい感じで素材の水分で蒸し焼きになっている気配を感じることができた。

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生では包丁の刃が全く立たなかったけど、蒸し焼きにしたら柔らかくなって、簡単に二つに切れた

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耐熱で直火OKの土鍋にスプーンですくって詰める

今回はこの土鍋を使用した



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チーズを乗せてピザを作る時とと同じ程度の火力の炉内へ投入

二次燃焼のオーロラ炎でチーズの表面に焦げ目がつく。

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AGNIの五徳は広くて安定しているので転落の心配もないし、焦げ目の調整のために途中で食器の向きを変えるのも楽だ

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いい感じで焼けた

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カボチャの甘味と溶けたチーズの絶妙のバランス

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私が薪ストーブを設置してレクチャーする場合、お客様の希望に応じて、単に焚き方のレクチャーだけでなく、薪ストーブ料理も実演する場合もある。それをやるやらないかの分かれ道は、その時に五徳やピアット、スキレットなどの道具や、食材が用意されて、お客様からリクエストされるかどうかによる。

これまでにも何回か、火入れの初日にいきなり薪ストーブ料理で、ピザや焼き魚、焼き芋などを行ったことがあるが、一度自分の目で最適な火加減を見ておくと、それを参考にスタートできるので自分でやる時に、大きな失敗の遠回りする必要がない。見ていても最初は失敗するケースが多いけど、全くの手探りよりは全然良いと思う。(ちなみに、私が初めてピザを薪ストーブの炉内で作った時には、何の情報もなく手探りで行ったので、初回は真っ黒に焦げて、とても食べられたものではなかった)

今回の高槻市での無垢の木と土壁で作った新築住宅への薪ストーブ設置案件は、レクチャーの時にお友達や親戚も呼んでの、薪ストーブ料理のパーティも同時開催となった。施主さんの薪ストーブでピザ初体験の感動の様子がご本人のブログでアップされているので、紹介しよう。

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引き続きの「ローストチキン編」「朝食偏」もアップされるている。




ちなみにご本人のブログで「煙突ホルダーの固定」とあるのは以下の写真の上部の、壁面に煙突を固定する金具のことで、地震や衝撃などの際の薪ストーブ本体の振れ止めの機能を果たすものだ。設置当日に設計事務所から教えてもらっていた高さと、微妙に食い違っていてコーチボルトが効いていなかったので正しい位置に修正した。(完成見学会の直前だったので、手探りでボコボコ穴を開けるわけにはいかなかったので、工事の当日はとりあえず土壁&石膏ボードにビスが刺さっているだけの飾りの状態でつけておいて、後日のレクチャーの時までに梁の位置を確認してもらっておいた)

今回はバッチリコーチボルトが梁に食い込んでいる手応えを感じることができた。土壁の家なので、予備の土を穴に埋め込んで、乾燥すれば判らなくなる。写真だとまだ乾いていないので古いビス穴の位置が若干色合いが違っているけど、いずれ判らなくなるだろう。

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完璧に設置完了できた状態になって安心できた

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年末に杵と臼で餅つきして作ったお餅を真空パック&冷凍で送っていただいていた。敢えてすぐには食べずに「お正月気分が抜けて、お餅がちょっと恋しくなった頃に食べよう」と保存しておいて、今いただいた。

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真空パック&冷凍のお餅

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薪ストーブの炉台で解凍

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解凍後に熾火の炉内で焼く

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ふっくら、適度に焦げて、絶妙の焼き具合で完成!

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築90年の古民家をリフォームして薪ストーブをつけたいということで、大屋根だけ残してスケルトン状態になった現場を見に行った。初期の段階で工務店、設計士も交えての打ち合わせに呼んでもらったので、色々なプランの一長一短や、できること、できないことを全て話し合うことができた。

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大屋根の棟付近から煙突を抜くのが理想的

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急勾急なので、いつものようにチムニー&鎖作戦を考えた

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吹き抜けがあるので、ここを利用して棟の梁を避けて煙突を立ち上げることを一番最初に考えた

薪ストーブにとって一番理想的な設置プランは大屋根の棟付近の家の中心付近に煙突を真っすぐに立ち上げることだ。排気もスムーズに抜けるし、煙突掃除も楽だし、熱がまんべんなく家全体に広がって熱効率が良い。

しかし、間取りのこともあって、現実には必ずしも理想的にはいかない場合も多い。今回も、大屋根には手をつけないリフォーム計画のため、設置場所は部屋の片隅のコーナー設置となった。そのため煙突は下屋根から抜くことになった。

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今回の煙突貫通位置

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下屋の下の室内側の煙突の配管経路

下屋を貫通して45°のエルボで振って、横引きをなるべく少なくしつつ、室内側の壁を貫通させる。

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居間のコーナー設置で、この場所に決定

この案件は夏くらいに完成予定なので、来シーズンの薪ストーブの稼働を目指して工事を進めていく。

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関西薪ストーブの旅から帰ってきて、休む間もなく、翌日は薪の配達に行ってきた。

上空1500メートルに-6℃の寒気が近づいてきて、先週に引き続いて、また雪が降りそうだという予報が出ているので、天気の良いうちに行けてラッキーだった。

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車を横付けして降ろして積める、恵まれた動線(この場所も、庇の下で雨が当たらない)

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当面焚く分は、玄関ポーチの隙間に積んだ。これも絵になる

玄関から外に出て、雨や雪で濡れることなく薪を室内へ搬入できる動線も便利で快適だ。これから薪ストーブのある家を新築する人は、このように、薪の搬入動線までトータルで考えると、快適さが全然違う。

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今回の関西薪ストーブの旅に合わせて、長野県飯田市の方から声をかけていただいたので、帰り道に寄らせてもらった。

まずは、ご自宅の薪ストーブ設置状況を見せてもらった。新築の設計時から薪ストーブを導入する前提で、色々と考えた自慢の家だそうだ。

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薪ストーブ専用の扉のある広い土間に設置

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開くと、薪棚から薪を満載したカートをそのまま持ってこられる理想的な動線

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吹き抜け上部は洗濯物を乾かすスペース

ご自宅を見せていただいた後には、仲間の薪ストーブユーザーを二人呼んでくれて、私も含めて4人で、焼肉屋さんに連れていってもらって、楽しいひと時を過ごすことができた。

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愛知県安城市のこのログハウスでは、室内側の吹き抜け部分をシングル煙突で施工のよくあるパターンで新築時につけられてしまったそうだ。薪ストーブの位置も壁面からかなり離されていて、炉台の前面も狭くなっていた。それにも関わらず、壁面もけっこう熱くなって不安な状態ということで相談を受けて、呼んでもらった。

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入れ替え工事前夜の状況

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入れ替え前の状態は天井付近で45°のエルボで振って、そこから下がシングル煙突のパターン

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薪ストーブ背面のリヤヒートシールドと炉の間隔がレンガ二つ分くらい開いていた

朝、工事をやろうと思って起きて外を見たら、雪景色でびっくりした。とりあえず今日のところは室内側の煙突工事なので多少の雪が降っても、問題ない。(車からの部材や工具の出し入れがちょっと大変なくらい)

愛知県安城市で、今朝起きたら、一面の雪景色でぴっくり!

Posted by 川原 和博 on 2016年1月19日


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煙突を取り外した状態

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入れ替え後のエルボ付近の様子

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入れ替え後は、30°のエルボで振って、口元付近までオール二重断熱煙突の理想的な状態にした

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ヒートシールドと炉壁の距離を70ミリまで近づけた

入れ替え工事の後に、早速いつものように、敢えて私は手を出さずに焚いてもらった。


「火をつけて、すぐに扉を閉じても燃えてくれるようになった」
「焚付けの炎が燃えやすくなった」
「炎が明るくて綺麗に燃えるようになった」
「燃え広がるのが早い」

そして温度が上がって安定燃焼してからは・・・

「空気を絞ってもユラユラ安定して燃える」
「ガラスも綺麗」



という感想だった。排煙が冷やされなくなったことでドラフトが安定していること、折れ曲がりの角度が緩くなったことで排気抵抗が小さくなって、絞れるようになったのを体感してもらうことができた。同じ薪ストーブ、同じ薪、同じ焚く人と煙突以外の条件は同じなので、このように変化がはっきりと体感できるのだ。

室内側もオール二重断熱煙突での施工をお勧めしたい。

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唯一の国産の鋳物薪ストーブのメーカー(株)岡本の工場が岐阜県岐阜市にある。江戸時代に幕府へ鋳物製品を納めた歴史を持つ、老舗の会社だ。現在の鋳物製品では、マンホールの蓋や、水道管などの商品が多いが、その会社で最近、販売された薪ストーブがAGNIだ。開発スタッフの「これまでになかったものを作りたい」という情熱が具現化したものだ。日本人のきめ細やかさや、設計者の思いを感じられる製品になっている。

今回の関西ツアーの日程に合わせて、工場見学させてもらうことができた。

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看板も鉄製の重厚な物

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本社ビルに長い煙突が二本立っている

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ショールームに展示されている大小二台のAGNI

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溶鉱炉で溶かした鉄が出てきたところ

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溶かした鉄を鋳型に流し込んでいるところ

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たまたま工場内で見つけた出来上がったAGNIのバッフル板

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AGNIの腰の部分(この後、機械加工でネジ穴を開けて、塗装してから、組み立てに回される)

実際に生産している現場を見るのも、とても勉強になる。以前見学に行ったベルギーのドブレ社は、薪ストーブだけを作っていたけれども、岡本は薪ストーブは色んな製品の、ごくごく一部という感じだった。鋳型の作り方もドブレ社は砂をプレスで固めていたけど、岡本は衝撃波で固めるなど、製造工程そのものが違っていた。

見学の後は、愛知県安城市へ向かい、とりあえずバーモントキャスティングスのアンコールのメンテナンス。扉のガスケットロープが剥がれてしまって、エアーが入り込むようになって、ガラスが白くなってしまう症状が出ていたそうだけど、作業後は綺麗の透明な状態を維持できるようになった。作業後は、薪ストーブを囲んで宴会となった。

今夜は、この薪ストーブのあるログハウスに泊めていただきます。明日は煙突の入れ替え工事です。室内側の吹き抜けがシングル煙突なので、二重断熱煙突に交換します。それに先駆けて、今日は本体メンテナスをしました。ガスケットがヘタっていたので、交換したら、ガラスが白くならずに綺麗に燃えるようになりました。

Posted by かわはら薪ストーブ本舗 on 2016年1月19日


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伊東市から高槻市への移動では、伊豆高原の峠道がちょっとだけ積雪していたのですが、山形ほどではなかったので、何とかクリアしました。高槻でレクチャーの後、薪ストーブを囲んで宴会です。

Posted by かわはら薪ストーブ本舗 on 2016年1月18日


先日、高槻市の新築住宅に設置したビンテージ35のお家を再訪問して、レクチャーした。設置した時は施主さんの都合で、レクチャーできなかったので、今回は泊まりで時間をとって、しっかりと行っている。

焚付け、薪の追加、空気調整などの基本はもちろんのこと、料理まで堪能してもらった。

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炉壁を設置して安心して焚けるようになった

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親戚や友人も招いて、手作り生地にピザの具をトッピングしてパーティ開始

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ビンテージ35の炉内でもピザは楽勝🎵

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いい感じで焼けた

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美味しいので、子供もかぶりつきで夢中で食べた

溶けたチーズを触って熱くて手を引っ込めるしぐさが可愛かった。それでも食べたくて、何度も同じ動きをしていた。

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引き続き、ダッチオーブンでローストチキン

ローストチキンは少しだけ難易度が高い。天板の上(40分)、熾火の中(5分)、そして再び天板(15分)と1時間の時間配分で火力をコントロールして、ほぼ完ぺきな出来栄えとなった。柔らかくジューシーな仕上がりにあっという間に、なくなってしまった。

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完璧な焼け具合🎵

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今週の関西薪ストーブの旅に出るのにあたり、道中の静岡県伊東市で、煙突掃除や薪の配達で呼んでいただいているお客様から声をかけていただいたので、寄らせてもらった。

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無事に到着

翌朝の出発時にフロントガラスが凍った霜や雪に覆われるのを防ぐ対策をした。

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薪ストーブの炎で迎えてもらった

普段はシーズンオフのメンテナンスの時期の訪問なので、実際に薪ストーブに火が入っている状況を見るのは新鮮だった。

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綺麗なオーロラ炎が出ている理想的な燃焼状態

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側面の温度は250℃オーバー

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広い玄関の土間に設置のレイアウト

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山形県から千葉県への帰り道には、福島県を通ることになる。そこで、前から一度はお会いしたいと思っていたけど、機会がなくて、なかなか行けなかった、まきたきてーさんの所へ立ち寄った。

アポなしでの突然の訪問にも関わらず、気持ち良く迎えてもらった。飾らなくて、とても気さくな方で、ざっくばらんに、これまでの商売の経緯も含めて、色々と話しを聞かせてもらった。私も知りたかったことを教えてもらって、とても勉強になった。これを機会に、交流を深めて、お客さんを紹介しあったり、商品の仕入れなども含めて、提携していきましょうということになった。やっぱり実際に会って話をすると得るものが大きい。

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これまでブログで見た写真の建物を、実際に自分の目で見た

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ありがた屋さんを訪問

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薪ストーブ周りも自分の目で見るとブログの写真とイメージが違う

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ダンディでオシャレな帽子のコレクション

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事務所から、屋外に出ることなく、気楽に取りに行ける、綺麗な薪の保管状況と動線もリアルに体感できた

薪焚亭さんのブログでも私の訪問のことを記事にしてくれた

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煙突工事で山形県に行ったので、現地の薪ストーブ屋さんと連絡を取って、会いに行った。とりあえずは自宅にお邪魔させていただいて、使っている薪ストーブを見せてもらう。

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猫ちゃんが特等席を占有

その後、地元の暖かい雰囲気の宿に移動して、飲みながら色々と情報交換して有意義な時間を過ごした。

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料理が美味しい宿だった

若女将のブログ

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翌朝、薪の保管状況を見学させてもらう

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ショールームでオシャレなイタリア製の薪ストーブを見せてもらう

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国産の手作りの薪ストーブも置いてあった

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例年ならば、この時期の山形県は雪景色となってしまって、屋根の上で煙突工事をするのは、かなり厳しい状況になっているのだろう。

今年は暖冬で東北地方でも雪が少なくて、数日前に降った雪がちょっとだけ残っているだけで、煙突工事できるチャンスだ。2月に入ってからドカっと雪が降る前にサクっと煙突工事だけを先行してやってしまうことにした。

当初の予定では、もう少し後で、内装が終わってから煙突工事&本体設置を一回で済ませるつもりだったのだけど、無理なくできる時に屋外側だけを終わらせてしまった方が無難だと判断した。このタイミングでやれば足場もあるので、作業がやりやすい。また、現場の状況をこの段階で確認しておけば、修正可能なことを見つけたら、間に合うというメリットもある。

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現場に到着

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キャッチコピーが魅力的🎵

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日陰部分に若干雪が残る程度でラッキー

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チムニー内部に煙突を固定

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無事に角トップの取り付け完了

寒冷地で高断熱の仕様なので、チムニー外壁部分にも、建物本体と同じようにしっかりと断熱材が入っている巨大なチムニーだ。一辺が800ミリの通常より大きなサイズの角トップを使っても納まらないので、チムニー天端が二段構造のちょっと複雑な構造だ。この段差部分は鈑金で処理する。しかし、板金屋さんの手配が間に合わなかったらしく、この後1週間程度でやるらしい。メトスの角トップの場合には、サイド両面の10ミリの六角ボルト4本を取り外せば、角トップ本体が施工後に簡単に上に持ち上げられる。角トップのベースの上下で完全に縁が切れているので、煙突を固定した後でも角トップ本体を動かせるのだ。そのため鈑金作業の邪魔になることもない。工務店の担当者も、当日鈑金の採寸のために現場に来ていたので、やり方を直接教えてきたので、問題ないだろう。

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二階の天井貫通部分まで煙突を通して、この日の作業は終了

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3月19日(土)、20日(日/春分の日)、21日(月/振替休日)の三連休の日程のどこかで、千葉県山武市の、かわはら薪ストーブ本舗の原木ストックヤードで薪割りイベントを開催しようと思う。

それに先駆けて、今からイベントの方向性を、この記事のコメント欄を通して、参加希望者と打ち合わせしながら、つめていきたい。私が勝手に方向性を決めてニーズに合わない的外れなものにしたくないので、参加者の希望になるべく添える形で最大公約数を取る必要があるので、本音を聞かせて欲しい。

まずは開催日だ。この中の「どれか一日だけ」と現時点で確定させてしてしまうと、まだ先の話なので悪天候の時にどうするのかという問題が出てくる。ある程度柔軟に、この三日間のどこかみたいな形にしておいて、直前に決めるとなると、スケジュールを決めたり、宿泊を伴う場合には予約の兼ね合いも出てくるので、難しいと思う。

受け入れ可能な人数については、原木の量に依存する。今回は6トン(12立米)くらい確保してある。チェーンソーがない人向けの玉切り済みのもの、チェーンソーを持っている人向けの2メートルくらいのもで程よくミックスされている。一人当たり平均で1立米500キロ程度、薪の状態にしてゲットして持ち帰るという前提で、最大で10人(10組)程度の枠がある。

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玉切り済みの原木

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曲がりくねった枝もある

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チェーンソーで切断する必要のあるものもある

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ほぼ真っすぐで扱いやすい原木

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作成する薪の長さは33-35センチ程度

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太さは8センチ角の正方形を中心にして、極端な太いものは作らない

作成する薪のサイズについては【長さ33-35センチ、断面の太さ8センチ程度の正方形に近い形状】の規格でいく。それより細い枝も、曲がっているもの以外は極力割って、乾燥重視の良い薪を作る予定だ。参加者が自分の思い思いのサイズや形状で作ると収拾がつかなくなってしまうからだ。

内容について、一日でガンガン薪割りだけして薪を分配してサクっと終了(解散)というパターンと、遠方まで来るのだから、終了後に懇親会&宿泊というパターンの二つ考えられる。(店から車で5分程度の近所に宿泊可能なログキャビンがあるので、共同部屋で良ければ一人一泊3000円程度で宿泊可能。宴会代も入れると一人5000円程度だと思われる)

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通常の薪ストーブ設置工事の場合には、工事完了直後にすぐに火入れをして取り扱い説明をすることが多い。しかし、この案件は小田原で、千葉からは遠方だったこともあり、施主さん宅に泊めていただけることになった。

そのため、取り扱い説明は、温泉と外食の後に、ゆっくりとお酒を飲みながら行うことにした。

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工事の後に、箱根の温泉へ移動

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貸し切り状態で、とても気持ち良かった

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その後、漁港の食堂へ

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名物のアジフライとお刺身定食で栄養補給

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家に戻ったら、上から着火方式で初火入れ

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ビールを飲みながら、じっくりと時間をかけてレクチャー

私の場合、通常の工事の後の取り扱い説明だと2-3時間程度だけど、このように泊まりの場合には翌朝の熾火からの再焚付まで含めて、じっくりと半日間の時間をかけて一通りの流れを説明できるたので、お客さんもより深く理解した状態でスタートを切れたと思う。

私もご当地の、名物を堪能できて、うれしかった。とても充実した二日間だった。

こうして遠方での設置案件にも、呼んでいただけるのは非常に幸運なことだ。

「遠方だから心配」と考える人もいるかもしれないけど、遠方だからこそ、将来に渡って問題の起きないような完璧なプランで設置して、お客さん自らメンテナスできる設計にしている。薪集め、薪作りの方法も含めて、使いこなしのレクチャーまでとことんフォローして、お客さんが一人立ちできるように、丁寧に指導している。

※近所に信頼できる施工店がない場合には、遠方のお客様でも相談に乗るので、遠慮なく声をかけて欲しい。今年はどこへ行けるか楽しみだ。

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今シーズンに入る前の小田原での煙突工事の続きだ。本格的な雨降り前に屋外側を済ませて、その後に、ゆっくりと落ち着いて室内側を進めていった。

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ロフトスペース上部の屋根裏貫通部分は、現場合わせで作成したオリジナルの化粧板でふさいだ

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ロフト下の吹き抜け部分には室内手すりを利用して足場板を渡して、固定金具を取り付けた

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紐で縛って足場板がずれないように安全対策している

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順調に作業が進んでいった

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無事に設置完了🎵

荷重を受けることも可能な金具を利用して、建物の構造部分に3点でがっちりと煙突を固定して地震対策も万全。完璧な設置ができた。

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先日もメールは届いていて、すぐに返信しています。

でも、本日催促のメールをいただいたので、一方通行になっていて、そちらでは私からのメールを受信できてないようなので、ブログの記事にします。着信拒否設定とか迷惑メールフィルターとかで、そういうことが、けっこうあります。

いただいたメールは基本的に全て24時間以内に返信していますので、もし「メールを送ったのに返信がない」という場合には、電話なりFAXなり別な方法でコンタクトを取って下さい。決して無視したりシカトすることはありません。



20日(水)の夕方から夜にかけてお伺いする予定でいました。もし可能であれば21日(木)の日中にしていただけると、宿泊を愛知にできる関係でさらに助かります。

住所と携帯の番号を教えて下さい。このブログの記事への鍵コメでも構いませんし、私の携帯へショートメールを送っていただくのが一番良いかと思います。090-3594-9210です。

愛知県安城市で、煙突工事を終えてから、そちらに向かいますので現時点で時間は読めませんが、当日ある程度時間が読めた時点で到着時刻の目途を連絡します。



また、迷い人さま以外でも、21日(木)の昼間には長野から千葉への帰路に、この地図に表示されているエリア内であれば、通過時に立ち寄りは可能ですので、他の希望者がいたら、連絡下さい。

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小田原で相談を受けてコンサルした案件。

新築時に薪ストーブを設置する前提で設計してなかったので、どこに配置するか非常に悩ましかった。コーナー壁出しを含めて何か所か設置可能は場所があったけれども、ストレートに煙突を屋根から抜けるベストな場所に最終的に決まった。この場合、リビングの良い場所を薪ストーブが占有してしまう。「冬場は良いけれども、夏場に邪魔になりそうな感じ」と奥様の猛反対を受けてしまったそうだ。

そこで炉台、炉壁を固定設置するのではなく、シーズンオフには分解して、撤去可能な構造にするというウルトラCの作戦を取った。必要な厚みや、サイズを満たしていれば良いので、必ずしもモルタルで固着させて設置する必要はないのだ。

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ベース部分の組み立て

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ケイカル板を乗せる

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タイルを乗せる

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背面の炉壁を受ける部分の組み立て

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無事に仮設置完了🎵

背面のケイカルは無地のままだけど、簡単に分解可能なので、後日塗装するなり、漆喰などで仕上がるなりすると、雰囲気もさらに良くなるだろう。

今回は12ミリのケイカル一枚のみの炉壁としたが、ハンターストーブの場合は背面への熱の放射も強烈なので、本体側と炉壁の間にヒートシールドを付加するか、炉壁のケイカルを二重構造にした方が安心だ。

シーズンオフには分解して部屋の片隅に移動することができるようになって、奥様の意見も配慮した薪ストーブ設置ができた。

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夜になって、感動の初火入れ

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東関東大震災の揺れで薪ストーブ本体が炉台の上でずれてしまって、施工店に点検を依頼しても、メンテナンスを依頼しても、レスポンスが異常に悪くて、結局来てもらえなくて、それ以降怖くて薪ストーブを、ずっと使えていないということで、SOSを受けた。直後ならともかく、もう震災から何年も経過しているから「忙しくて行けない」ということはないだろう。「設置だけはするけど、メンテナンスはしない」というポリシーの店のようだ。

店の名前を聞いて納得した。これまでも、煙突掃除の依頼を受けて「どこで設置したのですか?」と訊く度に判で押したように同じ名前が出てくる、千葉県内の、あの店だった。究極のローコストのメンテナンス性を無視した施工で、吹き抜け上部の天井付近の二重からシングルになる部分で無理やりスライドさせているパターンなので、断らざるを得ないケースもあった。煙突を外してしまったら、再度取り付けるためには、室内足場を組まないとならない。つまり再度煙突工事をやり直しというパターンで、最初からメンテナンスしない前提の施工というわけだ。

それが、どこの店かというのは他店の営業妨害になるので敢えて言わないけど、そういう店でも長年営業を続けていけるというのが不思議だ。普通に考えると評判が落ちて、お客さんが減っていって、営業できなくなるように思うけど、私が薪ストーブ店をやる前からずっと続いている誰でも知っている有名な老舗なのだ。

お客さんは、工事する前にはそのお店が将来に渡ってお世話してくれると思っていたのだろうけど、現実にはこういうふうに「薪ストーブ難民」となってしまっている。施工前に「薪ストーブの機種をどうしよう」なんて舞い上がっている時には、設置後のアフターフォローのことまで考えないし、お店に「メンテナスをやってくれますか?」と確認したって、その時には調子良い返事しかこないだろうから、販売店を見分けるのは難しいのが実情だと思う。

他店で施工、購入したお客さんだとしても、SOSを受けたら可能な限り救ってあげたいので、行ってきた。

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鋼鈑製の珍しい薪ストーブだった

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地震で滑って動いた傷痕が生々しい

一応お客さんが自力で動かして、だいたいの位置に戻したそうだ。

一度スライド煙突を取り外して、煙突の芯の位置を確認して、正確な位置に修正した。

薪ストーブ本体が振り子のように動いてしまったわけだけど、屋根裏の固定金具の取り付け状態も確認しないとまずいので、屋根裏に上がって点検した。

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屋根裏の固定金具の状態を確認した

固定状態は問題なく、ぐらつき、ガタ、緩みなどもなかったので、煙突掃除&位置の修正を行って、とりあえずは無事に使えるようになった。

冷静に分析してみると、私の場合は煙突荷重を受け止められる固定方法で建物の構造躯体に3点で煙突を取り付けるけど、この店は一点だけで煙突を取り付けていて、なおかつそれが構造躯体ではないのだから、地震の際に煙突がそこを軸に大きく振れてしまって、薪ストーブがずれてしまったのだろう。

このように他店で施工した工事内容を見ると、とても勉強になる。コストダウンのために、私には考えられないような驚きの施工例を「これでもかっ!」と見せつけてもらえるからだ。

この現場で気になったことは、他にも色々ある。

・薄い鉄板だけの狭い炉台
・角トップ本体内部で断熱していないので結露が垂れてきた染みが観察できる
・防鳥網や防風板を省略したショボい角トップの採用
・煙突そのものが角トップ内部で露出していて、コネクターの切り欠きから雨や湿気が煙突の断熱材に侵入する仕様
・角トップの蓋を取り外すネジがボルトではなく+ネジのためナメてしまったら取り外し困難
・そのネジをコーキングで埋めてしまって、最初からメンテナスする気が全くない施工



【参考】

■メトス角トップの内部構造
http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-1019.html

■メトス角トップ内部への断熱材の敷き込み
http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-1113.html

■メトス角トップの蓋の防風板
http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-1022.html

■メトス角トップの蓋の取り付け
http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-1114.html

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角トップから垂れてきた結露の染み

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六角ボルトではなく+ネジ、しかもコーキングで埋めた角トップの蓋

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防鳥網や防風板が省略されて、煙突本体そのものが外部に露出しているショボい角トップ

同じ工事代でも原価を極力絞って安全性とメンテナス性を無視して利益がたくさん取れる工法の工事だけ行い、利益のあまり出ないメンテは最初から一切やらないと割り切る。得た利益を広告宣伝費に惜しげなくつぎ込んで、新規のあまり深く突っ込みを入れないお客さんを探す。こういうやり方をすれば、利益をがっぽり確保できて、儲かってウハウハ状態なんだろうなとは思う。見えない地味な部分だから、どうせ、ほとんどのお客さんは判らないことだ。問題が発覚するののは、滅多にない大震災の時とか、きちんとしたメンテナスを行うとした時くらいで、こういう施工でも逃げ切れてしまうケースの方が多いということだろう。ほとんどのお客さんは薪ストーブのメーカーや機種だけを気にするけど、煙突のメーカーや生産国まで気にすることは稀だし、まして施工方法や煙突固定位置までお客さんが関与することは、ほぼないだろう。

同じお金を払って、同じ薪ストーブ本体を設置しても、どの店を選ぶかで、煙突工事の内容でこれだけの違いが出てくるわけで、この事実を知って欲しいと思う。

かわはら薪ストーブ本舗は、老舗の店のようにはガッポリ稼げなくても、長期に渡って安心して使用できる設置で、メンテナンス性を重視したプランを求めるお客さんを相手にして、適正な価格(利益)と高品質を両立させて、これからも真摯に対応していくつもりだ。

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最近、立て続けに、複数の炉台の厚みについての相談が舞い込んできた。自分で既存のフローリングの上に、炉台を手作りしたいという感じだ。

工務店に作成を依頼する場合でも、きちんと指示しないと的外れなものができてしまう。

単純に炉台の作成の時に厚みを何ミリと指定するわけにはいかない。使用する薪ストーブの種類によって、真下に強烈な熱が放射されるタイプと、真下はそれほど熱くならないタイプがあるからだ。

ホームセンターなどで売られている廉価のモデルは真下も強烈な熱が伝わるので、炉台の下にも30ミリ程度の空気層が必要になる。鉄骨などの不燃材料を使ってフローリングから炉台を浮かす必要がある。あるいは床を完全にぶち抜いて、基礎からコンクリートを立ち上げた土間状態にして、タイルや煉瓦を施工すればより万全だ。時計型の薪ストーブを使う場合にはそれが必須になる。

欧米の高級機で、灰受け室があるタイプの場合、その部分が遮熱(断熱)の働きをするので、真下にはそれほど強烈な熱が伝わらない。この場合は空気層は必要ない。

どんな薪ストーブを使うかによって設計そのものから作り方が違ってくるので、注意して欲しい。

欧米の高級機を使う場合に、真下に強烈な熱が伝わらないからと言っても、安易な炉台を作るわけにはいかない。ガラス面から放射される熱線が出るからだ。薪ストーブの前面600ミリ程度は、それなりの遮熱対策のための炉台が必要になる。これは扉を開けた時に火のついた薪が落ちてきたり、爆ぜた(はぜた)火の粉が飛んだりした時にフローリングが焦げるのを防止するためだけでなく、普段の使用時の熱の放射からフローリングを低温炭化のリスクから守るという意味合いもある。

フローリングと炉台をフラットにするためにはフローリングを剥がして、必要に応じてその下地のベニヤも剥がす必要もある。しかし、DIYでそこまでやるのは面倒、大変という場合にはフローリングの上に乗せる形で施工してしまう方法もありだ。この場合には、ケイカル12ミリ+目地3ミリ+タイル10ミリで25ミリ程度、床面から炉台が高くなる。この25ミリの厚みが最低ラインだ。(デザインの好みによっては煉瓦を敷き詰めるのもありだけど、この場合には厚みはもっと大きくなる)

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フローリングに12ミリ厚のケイカル板を打ち付ける

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10ミリ厚のタイルを3ミリ厚のモルタルで接着し、周囲は25ミリ厚の巾木で化粧するとぴったりの仕上がり

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実際にケイカル&タイル&巾木で作成した炉台の仕上がりイメージ

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25ミリの高さをどう考えるかだけど、実際には手の平くらいの厚みだ。これを足で踏んでも、それほど邪魔になるとかいうこともないと思う

あとはフローリングや下地を引っ剥がす手間をかけてまでフラットにするかどうかは、それぞれの人の価値観と設置環境によるので、必要に応じて自分で判断して欲しい。

25ミリ厚より薄い炉台は、あまりお勧めできない。たまに鉄板一枚とかガラス一枚みたいな炉台を見かけるけど、個人的にはどうかと思う。薪ストーブの前面ガラスからの放射熱で全面は100℃近くまで上がることもある。その熱がまともに鉄板やガラスでフローリングに伝わり、閉じ込められた空間で、低温炭化しないとは言い切れない。かなりリスクの高い設置方法であると言わざるを得ない。

厚みの次にサイズについても述べておく。よく、薪ストーブがやっと乗っている炉台とか、全面300ミリ程度しかない炉台を見かけるが、危険なだけでなく、使い勝手も著しく悪くなる。基本的には薪ストーブの前面から600ミリは確保した方が良い。作る前は「大き過ぎる」という印象を持つかもしれないが、使い始めたら「最低限このくらいは必要で、このサイズにしておいて良かった」と実感するはずだ。

自分で作るのが難しい場合には、かわはら薪ストーブ本舗でも、平米単価3万円にて各種、炉台、炉壁の制作を承っています。(平均予算10万円程度)

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来週から再来週にかけて1月の中旬には、煙突工事で北へ南へと、大移動する予定だ。

もし、このタイミングで会える人がいたら、連絡をお待ちしています。設置前の現場確認や相談、設置後のレクチャーなどはもちろんのこと、単純にお茶や食事、一緒にお酒を飲みながらの情報交換などでもOKです。

とりあえずは下記の場所に、それぞれの日程で滞在(通過)する予定です。

東北地方→14日(木)
中部、甲信地方→21日(木)



※声をかけていただいた方、ありがとうございます。お会いできるのを楽しみにしています🎵


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AGNIのクッキンググリドルは赤熱する触媒の真上にあるので基本的に300℃オーバーの世界だ。お湯も余裕でボコボコ沸騰する。

蒸し料理も薪ストーブで作るのに最適なものの一つだ。

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グリドルの上に蒸篭(せいろ)を乗せる

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100℃の水蒸気で15分ほど加熱

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美味しく出来上がった

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鶏肉、玉ねぎ、もち米&食紅

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ビールと一緒に美味しくいただきました

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AGNIを設置後、お客様からショートメールをいただいた。

「ストーブ快適です。余りにも手が掛からないので、拍子抜けするくらいです。これなら、うちの家族でも大丈夫そうです。」

とても、うれしくて、安心した。

設置後、正しい使い方とコツを、時間をかけて、しっかりとレクチャーしてきたので、きちんと使いこなしてくれているようだ。

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耕木社の阿保さん建築の住宅に設置したAGNIの火入れの際にとりあえず持っていったアクセサリー類

薪ストーブを使用するにあたって、持っていた方が良いアクセサリーとして、皮手袋、トング、十能、刷毛などが挙げられる。ちなみにトングは一つではなく、二つあった方が便利だ。五徳を取り出す時、金網をひっくり返す時などには両手で持って使うと楽だし、落ちてきた薪を戻す場合にも、一本で抑えて、もう一本で奥まで押し込んでというように確実に安全に作業できる。最初のうちは薪ストーブカタログに出ているような高価なものではなく、近くのホームセンターで簡単に入手できる安いものを利用して、必要に応じてグレードアップしていくのが良いと思う。(グレードアップしないでもホームセンターのもので十分と気づく人もいるだろう)

一般的な薪ストーブの場合には草焼きバーナーまでは必要ないけど、AGNIに関しては用意しておいた方が良いと思う。

お勧めはこれだ。普通のカセットコンロ用のボンベが使えて交換の際にもローコストだし、ノズルが長いので、サイドローディング扉から薪の位置まで突っ込んで、点火できるので、とても扱いやすい。一般的な形状のボンベとノズルが一体化しているガストーチだと炉内に突っ込んでの焚付の際に扱いにくい。AGNIはフロント扉を開くと煙が室内に出てきやすいので、フロント扉を開いてバーナーでという使い方もイマイチなのだ。この草焼きバーナーだと快適に焚付けできる。



AGNIの場合は一次燃焼用の空気の供給口が、高温での安定燃焼時に最適化されていて調整できない仕様なのだ。そのため、焚付け時には、下から吹き上げる空気が不足する。

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炉の前面の下にある、一次空気の流入口

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わずか数ミリの丸穴で、安定燃焼時の最低必要量に最適化した固定で調整不可

さらに排気の切り替えダンパーがない構造で、触媒を常に排気が通過する形になるので、排気抵抗が高く、炉内温度が低い時には煙がスムーズに煙突に抜けていかない。

これはフールプルーフの設計思想で、誤った使い方で壊せないようになっているためだ。一次空気を調整できるようしたり、排気ダンパーで経路の切り替えができるような設計にすると、乾燥不足の薪を一次空気全開で強引に燃やして、温度が上がってからも閉め忘れて、過燃焼でバッフルが熱で歪んで曲がったり、ダンパーが開閉できなくなる故障の原因となる。きちんと使いこなせる人ばかりとは限らないから、物理的に誤った使い方ができないような安全方向での設計となっているのだ。そのため、AGNIは焚付時の立ち上がり特性が犠牲になっている。

「一次空気も少ない」「排気も常に触媒で排気抵抗がある」という二重苦なので、AGNIを快適に焚きつけるには、草焼きバーナーで強引に一気に燃やすのがベストだ。色々とやってみた結論として、AGNIの場合は、ストイックに「マッチ一本で」などとは最初から考えない方が良い。

※AGNIではない一般的な薪ストーブの場合には、草焼きバーナーは必ずしも必要ないけれども、住宅地で焚付けの失敗が許されないような環境の場合には保険の意味合いで持っているのも良いと思う。

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国産ならではの、きめ細やかな配慮で、五徳の他に足の高さ調整機構がある。丸い平らな広い脚なので、安定感があって、元々しっかり設置してくれるが、さらに回転ねじ込み式になっていて、高さを自由自在に調整できるようになっている。

床や炉台も厳密に水平になっているわけでなく、多少の凹凸があるので、現実お設置場所に合わせて完璧な水平にガタツキなく調整できる。

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脚の穴にドライバーなどを差し込んで回転させるだけで高さを無段階に調整できる

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天板を完全に水平にして、なおかつスペーサーの挿入などしなくてもガタツキがない設置が可能

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国産の鋳物の薪ストーブAGNIの「扉の開閉ハンドル」の取っ手をパッと見て、ドラえもんの尻尾のようなデザインが気にくわない人も多いだろうけど、触れてみると素材が木でできていて非常に質感が良い。精度も非常に高く、開閉の感触もしっかりとカチっとした剛性感があり安心して操作できる。海外製の製品でよくあるような、閉まったか閉まってないのかイマイチ不安な回転式のレバーとは雲泥の差だ。

「クリーンバーンと触媒のハイブリッドモデル」という画期的な構造であるだけでなく、優れたデザイン性の中に"Made in Japan"ならではのきめ細やかな配慮が盛り込まれている。

特に秀逸だと感じるのが、炉内のデザインだ。森の切り株のイメージの絵柄を鋳物の凹凸で表現しているけど、その中にさえも機能が盛り込まれている。

切り株のデザインの一部が突起になっていて、オプションの五徳を受けるスタンドを兼用しているのだ。しかも、その時の炉内の熾火の量や強さ、料理が必要とする熱量によって、五徳の高さが二段階に調整できるようになっている。こういうきめ細やかな配慮ができるのも、国産ならではだと思う。

五徳そのものも、美しい曲線を持つ鋳物のデザインで、本体と合わせて、ぜひともゲットしたい逸品だ。

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薪止めを利用して五徳を設置するハイポジション

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薪止めを取り外して五徳を設置するローポジション

安定して設置できる広大な五徳のため、食材を灰の上に落としたりするような心配もなく、快適に調理に活用できる。

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