春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
「京都の帰りに福井に寄って」というリクエストをもらったお家の薪ストーブだ。リフォームと同時に薪ストーブを導入して、最初の冬を越した状態だ。

漆喰仕上げの室内の既存の壁面と一体化している。炉壁の存在感を主張しないですっきりと納まる手法だ。

既存の壁面の上にアルミアングルをスペーサー代わりに骨組みを打ち付けて、そこにケイカル板を固定して空気層を確保している。そのケイカル板に漆喰を塗っている。

resize0435_2015062709353876b.jpg
パッと見では炉壁がないように見える

resize0434_20150627093537069.jpg
アルミアングルをスペーサー代わりに骨組にしてケイカル板と既存壁の間に断熱用の空気層を確保

resize0433_20150627093535b21.jpg
煙突も薪ストーブの背面から水平に出して、折れ曲がりなしで壁面貫通させている

この方法だと天板が広く使えるだけでなく、煙突の折れ曲がり回数が少なくて済むので、ドラフトに与える影響も少なく、合理的だ。薪ストーブの設置位置が壁面で、煙突を屋根抜きしない場合にはお勧めの配管方法だ。

resize0432_20150627093534c1b.jpg
外気導入も壁面から

「次回からは自分で炉内メンテと、煙突掃除をやりたい」ということだったので、丁寧に教えながら作業した。例によって梅雨時で雨だったので、雨の合間のタイミングを見て外での作業を行った。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
煙突をバラして、そこにビニール袋をつけて煤を回収する方法もあるけれども、結局は炉内メンテが、必要でバッフル板を取り外すわけだから、わざわざ煙突を取り外さずに、炉内に煤を落としてしまった方が合理的だ。

resize0424_20150626200503d80.jpg
パーツを取り外して、炉内に煤を落とした

resize0423_2015062620050311a.jpg
3シーズン煙突掃除をしなかった場合の煤の量

トップも詰まりかけていたし、それなりに煙突内の煤も付着していて、ギリギリな状態だった。やはり、1年に1回の煙突掃除&メンテナンスは重要だ。

関西方面に来る時は事前にブログで告知するので、また、呼んでもらうようにお話してきた。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
薪ストーブはシーズンオフに1年に一度、分解掃除のメンテナンスをするのが基本だ。きちんと分解清掃して、油を塗布して保護しておかないと錆びの原因になって寿命が短くなる。必ずシーズン終了後に毎年行おう。

今回、設置した薪ストーブ業者はビンテージの分解方法を知らなかったらしく、単に煙突を取り外して煤を落としての煙突掃除だけしか行わなかったそうだ。そのまま3シーズン経過してしまって、そのため累積してバッフルの上に舞い上がった灰が、隙間にけっこう詰まってしまっていて、バッフル板を取り外すのに苦労した。

resize0420.jpg
作業前の状態

resize0419_20150626195333811.jpg
まずは刷毛で灰を撤去する

resize0418_20150626195331fd8.jpg
皮すき(なければバターナイフ)などで、左側奥のバーミキュライトを、くっと持ち上げて手前に引き出す

※これを一番最初に取り外すのがポイント

resize0422_20150626195337e49.jpg
割れやすいので気をつけて取り外す

resize0421_201506261953378ab.jpg
あとは順次取り外していく

バーミキュライトを撤去すると、このように灰が本体の鋳物にみっちり積って、こびりついていた。これを放置すると湿気を吸って固まったり、錆びの原因となる。面倒でも、必ずバーミキュライトを撤去して、掃除をしよう。コツさえ知っていれば簡単だ。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
京都での煙突掃除の第二弾。前日は晴れていてラッキーだったけど、翌日は本来の梅雨らしい天候で思いっきり雨。しかも、けっこう強く降っていた。

今回の関西薪ストーブの旅で、私がフリーで空いている日に合わせて声をかけていただいて、わざわざ仕事も休みを取ってくれたそうだけど、天候まではコントロールできない。

安全第一で、危険だと判断したら迷わず中断するつもりで、様子を見た。滑りやすいガルバの屋根で、足袋を履いてもヤバそうな感じ。最後の手段で裸足作戦に出た。

resize0417_20150626193148e23.jpg
まずは滑りのチェック。とりあえず何とか無事にトップにアクセスして、煙突の状態を確認できたので、決行することにした

resize0416_20150626193144c20.jpg
煤でスリットが詰まりかけのトップは地上に降ろして水洗いした(煤だらけ&水作業のため写真はなし)

精度の高い、高木煙突だったので、このようなリスクの高い状況でもスムーズに着脱できた。これが他社製だと、こうはいかない。固着して取り外せないケースも意外と多いのだ。こういう時にも煙突の精度の高さが生きてくる。またコネクター部分から水が断熱材に浸入するリスクもないので、雨天でもダメージを与える心配をしないで、安心して作業できる。

resize0415_20150626193141c07.jpg
無事に煙突掃除完了!

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
今週の「関西 薪ストーブの旅」の第一発目は、毎年恒例になっている京都での煙突掃除。梅雨の時期だけど、天候に恵まれてラッキーだった。

resize0404.jpg
屋外の煙突部分、横引き部分の煤も激減した
(初年度は袋いっぱいだった)

resize0403.jpg
実際に使ったユーザー自ら、トップをワイヤーブラシと刷毛で掃除

そのため、煤の量、質や状態などを自分の手で確認できている。毎年毎年、確実に、煤の量が少なく、質もサラサラになっていっていることを実感されたようだ。

私が煙突掃除を依頼された場合、単純に煙突掃除をするだけでない。

そのシーズンの焚き方は煤の状態から判断できるので、簡単な焚き方のレクチャーも同時に行っている。そのくらいは火を入れなくてもできることだ。煤の量が、丼山盛りいっぱいとか出ているのに「煤の量が少ないですねぇ・・・」なんて、よく他のブログで見かけるようなお世辞を言うことなく、焚き方が下手な時は下手とはっきりと伝えて、正しい焚き方を教えている。現実を見て時には厳しいことを言うこともある。(煤や煙を大量発生させて、近所迷惑になってクレームが来たりしたら、結局はユーザーが困ることになるから)

設置直後の火入れ説明もしっかり二次燃焼や、二次燃焼後の薪が減ってからの追加投入まで教えられない薪ストーブ店のスタッフが多いのは、そのスタッフが自宅で自分で薪ストーブを使ってないからという推測をしているけど、煤の量や質で焚き方を判断できないことや、そこからユーザーを指導できないのも、やはり同じ理由だろうと思った。(どのくらいの煤の量や質が正常なのか、身を持って知らないから無理もない)

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
1ヶ月くらい前の静岡、長野の薪ストーブの旅の最初に下見に寄らせてもらった川崎の案件

当初は開放型の薪ストーブがついていたけれども、これを普通の薪ストーブに入れ替えたいという依頼だった。煙突もシングル煙突で煤が多かったということなので、早速、薪ストーブ本体と煙突をフルセットで丸々交換してきた。

高性能で燃焼効率の良いクリーンバーンの鋼鈑製の薪ストーブ ハンター「ヘラルド14」と、高木の二重断熱煙突の組み合わせなので、劇的に煤の付着量は激減するだろう。

resize0344_20150620224835fa9.jpg
石炭も焚ける耐久性を持つイギリス製の鋼鈑製

resize0343_20150620223145969.jpg

resize0342_20150620223240df8.jpg

以前のストーブは炉台のど真ん中に置いてあったけれども、今回設置した薪ストーブは左側に取っ手があって、右側のヒンジを軸として扉が開くタイプなので、炉台の左側を広くして、薪を置いた方が使い勝手が良いので、敢えて炉台の右側にオフセットさせて設置した。

もちろん、炉台のど真ん中に薪ストーブを置きたければ、エルボの角度を真後ろに持っていけば可能だし、ついついやってしまいがちなパターンだけど、長年薪ストーブを使ってきた施主さんと協議して決めた設置位置なので、これが正解だと思う。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
一番最初に、薪ストーブ設置の話をいただいてから、数年を経過している案件だ。入居後、すぐに設置するわけではないので、最終的にはトータルで2-3年は設置するまで年月を要している。このように長い年月を共に温めている案件もあるし、次に紹介するように、話をいただいてから2-3週間で設置完了となる、スピード案件もある。

resize0352_201506202201390f8.jpg
吹き抜け上部にはシーリングファンも設置済み

resize0350_2015062022013597d.jpg
2F廊下の煙突貫通部分

resize0351_20150620220137aaa.jpg
化粧板の面取りにも大工さんの仕事の丁寧さが表れていた

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
既存の壁の上に25ミリの空気層を確保してケイカル板で作った二重壁に、白い漆喰塗りの素敵な炉台だ。周りの他の壁と一体化していて、ごつい「炉壁」という感じにならないで、すっきり納まっている。

resize0347_20150620215308dae.jpg
現在は子供の玩具置き場となっている薪ストーブ設置場所

resize0349_201506202153132a8.jpg
綺麗に整理されている

resize0348_20150620215311749.jpg
カーペットの下は炉台がスタンバイしている

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
住宅の設計時からコンサルしていた案件。実際に家が完成して入居して、お呼ばれしたので、行って現場を確認してきた。

地盤改良工事が必要になって、薪ストーブ設置のための予算がそちらに持っていかれてしまったので、当初の予定の新築時の導入は無理になったけど、いずれ時期がきたら設置するということで、とりあえずチムニー設置、炉台、炉壁作成のみ行ってあるパターンだ。

そして入居後に地道に薪作りしている。薪ストーブ設置後には自分で作った2年乾燥薪をいきなり焚けるという、理想的な薪ストーブライフのスタートが約束されている。まだ、煙突や薪ストーブは家についていないけれども、家族が薪ストーブで暖まっている光景が目に浮かんだ。

ロフトの天窓を開くと、そこから屋根に直接、楽に上って煙突掃除できるようなプランを提案したのが採用された。二連梯子を屋根にかけなくて済むので、ユーザー自ら、安全に煙突掃除ができる。

resize0342_201506202131488f2.jpg
ロフトスペースの天窓

resize0346_201506202131540ee.jpg
この天窓を垂直に開くと・・・

resize0344_20150620213151864.jpg
安全に屋根に上がることができる

resize0343_20150620213150baa.jpg
縦葺きのガルバで滑りやすいので、二連梯子でアクセスするのは、かなり怖い

resize0345_20150620213153334.jpg
棟をつかんでチムニーに近づき、チムニーに身体を預けて作業できるので安心、確実だ

板金でチムニーの仮蓋を製作しておいて、煙突設置の時期になったら取り外す。このような蓋だったら、設置するのは新築後10年後でも大丈夫だ。

煙突掃除、メンテナンスは、薪ストーブを使う限り、シーズンオフごとに必ず1年に一度は必要になる作業だ。業者に依頼すれば一回あたり普通は3-4万円はかかる。30年(30回)やるとなると、トータルでは100万円以上かかる。これを自分でやれば、丸々浮かすことができるわけで、煙突掃除がしやすい設計かどうかで、ランニングコストが大きく違ってくる。

私が住宅の設計段階からコンサルで関わった場合に、最も重視するのが煙突へのアクセス経路、煙突掃除などのメンテナンス性だ。可能な限りチムニー&角トップを勧めるのは雨仕舞いの問題だけでなく、安全、確実な煙突掃除のことも考えてのことなのだ。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
来週は、下記のスケジュールで関西、北陸の薪ストーブの旅に出かける予定だ。

kansai.jpg

6月24日(水) 千葉から京都へ東名高速で移動/15時にairbnbホスト宅にチェックイン/夜は大阪で友人と飲み
6月25日(木) 午前中 京都府左京区で煙突掃除/午後は大阪で友人とランチ/夜はフリー
6月26日(金) 終日フリー
6月27日(土) 福井県大野市で煙突掃除(2件) 終了後は呼んでくれたユーザー宅でBBQ&宿泊
6月28日(日) 福井から千葉へ向けて移動(途中で寄れる場所があれば寄ります)/夕方 静岡で煙突掃除



この画像の地域でのコンサルや現場確認、煙突掃除やメンテナンスの依頼などありましたら、このタイミングで声をかけていただけると、ありがたいです。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
柳のように、風を受けると、柔軟に揺れて力を逃がす画期的な天才的な施工方法なのかな?敢えて名前は出さないけど、誰でも知っているような超大手の有名どころでの施工だから、きっとそうなのだろう・・・。すごく勉強になりました。



でも、頭の固い私は、これを真似しようとは思えない。

このような柳式の固定方法ではなく、チムニー内2点でがっちりと煙突を固定して、触ってもビクとも動かないような施工をしないと安心できない。可動部分があると、気持ち悪いし、雨仕舞いにも悪影響を与えそうな気がするからだ。

resize0330_20150618073146625.jpg
私が設置する現場は、このように、基本は三箇所でがっちり固定するので、煙突は触っても、びくともしない

resize0330_201506180735032fd.jpg
この現場は風圧帯の影響を避けるため、チムニーの角フラッシングの上部で高く立ち上げているので、念のためステーをつけているけど、ステーがなくても、煙突は全くぶれない


ブログ村ランキング:オリジナルバナー
煙突の施工パターンも色々あるが、理想的なのはチムニー&角トップの仕様だ。

この写真のようにチムニー&囲いフラッシングの施工もよく見かけるけど、これだと煙突とフラッシングの取り合い部分が、コーキングや、防水テープなどで行われるので、経年劣化でいずれは雨が入り込むことになる。この部分は直射日光の紫外線、風雨にさらされていて、かなり過酷な環境だ。決して半永久的に持つとは言えない。毎年の煙突掃除の際にきちんと点検して、必要に応じて、再処理する必要がある。(設置後20年くらいで雨漏れして煙突づたいに雨が浸入するという相談を受けたことがあるが、たいていはこのパターンだ)

煙突掃除で煤を落とすことだけに気をとられないで、防水関係、雨仕舞い関係もきちんと点検しておきたい。

resize0273_2015061314314453b.jpg
他社施工の現場。コーキングの場合、ヒビが入ったり、切れたりしたら再処理しないと雨が入り込んでくる

resize0280.jpg
私が普段、標準でやっている、取り合い部分をブチルゴムの防水テープで処理したパターン

resize5684.jpg
ルーバー側の上面と、チムニー内面側の下面が物理的に完全に遮断されているので、雨が絶対に内部に入ってこない

メトスの角トップ(※)の場合は、物理的に、フラッシングと煙突の取り合いの弱点の部分が存在しないので、ノーメンテでも長期に渡って雨漏れの心配がない。

※他社製の角トップの場合はルーバー内部でフラッシング&コーキングによる雨仕舞いするショボい仕様のものも多いので要注意

resize5693.jpg
長期に渡って雨漏れのリスクがないメトスの角トップ

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
乾燥した薪をいくら上手に焚いても、室内の吹き抜けを全てシングル煙突で立ち上げるような施工だと、煤の付着は多くなる。

resize0269_20150613140848acb.jpg
二階の天井の貫通部分から上は二重断熱煙突だけど、その下は全部シングル煙突の施工

resize0270_20150613140849fe4.jpg
このパターンだと、排気が冷やされて煤になり、煙突内に多く付着する

resize0268.jpg
どっさり大量回収

resize0272.jpg
トップにはそれほど多く付着してない

resize0271_20150613140852c88.jpg
トップは手のひらくらいでわずかな量だし、サラサラの良質な煤のため、上手に焚いていると判断できる

シングル煙突多用の施工だと、良質な薪を上手に焚いても、このように煤の付着量は多めになる。煤が多いというデメリットだけならば、掃除の時にちょっと苦労するだけで済むけど、実際に使っている状況でもドラフトが弱いので空気を絞りにくく、燃費が悪化する傾向にある。またオーロラの炎も出しにくい。

予算の都合でシングル煙突多用のプランを採用しがち(※)だけど、後々のことを考えれば、オール二重断熱煙突のプランをお勧めしたい。

※新築の際に工務店に薪ストーブ設置を依頼すると、予算を抑えるためにシングル多用プランがデフォルトで提案されることが多い。施主サイドで「予算が上がってもオール二重断熱煙突で」と指定しよう。それだけでなく「国産高木製で」と指定することをお勧めする。

さらに言えば、丸投げで薪ストーブを設置を依頼するのではなく、薪ストーブや煙突の設置は、家の建築のプランニングの段階で、薪ストーブ専門店に依頼した方が、合理的でユーザーサイドに立った提案を得られるし、施工費用も中間マージンが発生しないのでトータルで安くなるケースが多いと思う。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
自動車のエンジンの点火プラグや、マフラーの取り付けボルトなどの高温になるネジ部分にあらじめ塗っておくと、焼きつき防止になるというPermatexのアンチシーズを、ブログ仲間で薪ストーブグッズの通販をやっているHearth & Home暖炉屋さんの先日のキャンペーンでゲットした。

http://hearth-n-home.net/#!/items/534a64e48a5610e3bc001918

800℃の耐熱温度なので、薪ストーブで使われているボルト類に塗っておくと、効果が大きいだろう。メンテナンスの際に取り外した時に、塗っておくと良いと思う。早速、使ってみたが、銀色の特殊なグリスに金属粉がまぶしてあるような感触だった。

resize0265.jpg
納品前の薪ストーブのボルトに塗布

resize0264_20150609134350748.jpg
これを塗っておくと安心感が違う

そもそも、炉内や燃焼室内にボルトが多用されている設計は、なんだかと思うが、現実にはそういうモデルもあるので、私がメンテナンスを受けた案件や、新規で受けた薪ストーブの設置案件の時には、必要に応じて、焼きつき防止のために、このような対策を施すようにしている。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
マルチ燃料タイプの炉底(ロストル)は、本体右側面のシリンダーに付属のハンドルを取り付けて回すと、連動して動くようになっている。

resize0263_20150609132829758.jpg
本体右側面の全部にロストルを動かすためのシリンダーの軸がある

resize0257.jpg
ここに付属のハンドルを取り付けて回すと連動する

resize0258.jpg
炉底を閉じた状態

resize0259.jpg
炉底を開いた状態

このシリンダーの回転と連動してロストルが前後にスライドして、空気の流入量を調整したり、灰を落としたりできるようになっている。



ブログ村ランキング:オリジナルバナー
ハンターの薪ストーブは薪専用のモデルと、豆炭や石炭を燃やせるマルチ燃料モデルの二種類がある。

resize0260.jpg
ハンター薪ストーブ マルチ燃料タイプの炉底

石炭、豆炭などを燃やす場合には、薪と比較して多くの空気を炉底から送り込んでやる必要がある。そのため、薪専用モデルにはない仕組みが付加されている。炉底が(ロストル)の構造になっていて、下方から大量の酸素を供給できるようになっている。

逆に言うと、薪だけ燃やす場合には、この構造だと空気が多過ぎて、早く燃え尽きてしまう傾向になる。(マルチ燃料タイプを薪に使う場合には、ロストル下部、上部ともに灰で埋めてしまうくらいにすれば、薪専用モデルと同じような燃え方にはなるけど、ロストルまでの高さの10センチ分くらいの高さが使えなくなるので、薪の投入量が減って、薪専用モデルより燃焼時間や、炉内調理の際の容積の確保という点で不利になる。

resize0262_2015060913194082a.jpg
マルチ燃料タイプは薪専用モデルに比べて炉内の有効な高さが10センチ程度低くなる

一方、薪専用モデルは、このロストル部分が省略されて、炉底が薪ストーブ本体の底面となっている単純な構造だ。そのため炉内の有効高さが、マルチ燃料タイプに比べて10センチくらい余分に得られる。この10センチの差は意外と大きく、積極的に炉内にダッチオーブンや土鍋を入れて調理するような使い方をしたい場合には、薪専用モデルを選択しておいた方が使い勝手は良いと思う。

薪専用モデルと、マルチ燃料モデルは、それぞれ、若干のオプションパーツの購入が必要になるが、後からでも変更できる。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
炉壁を作る素材として、よくあるパターンがレンガ、鉄板、ケイカル&漆喰などだけど「もっとオリジナリティを追求したい」という場合に天然石を使うこともある。

普通に天然石を積み上げる工法もあるが、天然石のタイルの裏側にアルミハニカム板で補強したハイブリッドの素材がある。これを利用すると、工期もコストも抑えて、自由な形状で天然石の炉壁が作れる。

resize0254.jpg
天然石を使いながら複雑な形状にも対応

resize0255.jpg
アルミハニカムの補強裏地で実現

ブログ村ランキング:オリジナルバナー



一般的には家の内装の壁の仕上げには、コストの安い壁紙(クロス)を使うことが多い。新しいうちは綺麗だけど、年月が経過するとはがれてきたりしてみすぼらしくなる。また、接着剤を使って貼り付けているので、化学物質で室内の空気を汚染していく。基本的にはビニール製なので湿気や臭いを吸い取る機能もない。そういう機能性のものも最近は出てきているけど、厚みがないので効き目はあまり期待できない。

コストはかかるけれども、本物の漆喰や珪藻土を使うのがお勧めだ。

塗り壁の厚み(容積)があるので、夏場の湿度の高い時期は湿気を吸ってくれて、冬場の乾燥する時期に湿気を放出するという調湿機能、そして室内の臭いを吸い取る消臭機能がある。これらの機能は明確で誰にでも判る。壁紙(クロス)の室内と、漆喰や珪藻土の室内では、気持ち良さ、心地良さ、居心地が全然違う。

また薪ストーブとも相性が良い。蓄熱機能も期待できる。

炉壁も、既存の壁から25ミリ以上の空気層を設けて、ケイカルを張って、室内の既存壁と同じ漆喰や珪藻土で仕上げれば、すっきりとした炉壁となり、インテリア的な統一感を持たせることもできる。

そして経年劣化でヒビ割れしたり、汚れたりしても天然素材で、恒久的に入手できる素材なので、長期間に渡って、確実に修理することができる。

新築の場合は漆喰や珪藻土の仕上げをぜひとも検討して欲しいし、既存の住宅のリフォームでも壁紙をやめて漆喰や珪藻土に変更しても非常に満足度が高い。
自宅の壁紙から珪藻土へのリフォーム
自宅の壁紙から漆喰へのリフォーム

resize0247.jpg
珪藻土の原材料

resize0246.jpg
コテの仕上げ方で、様々な表情を自由につけることができる

かわはら薪ストーブ本舗では、薪ストーブや煙突の設置工事だけでなく、炉台、炉壁の作成、漆喰や珪藻土の施工も対応しているので、お気軽に相談して欲しい。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
薪ストーブのある部屋のインテリアで、炉台の前に敷くハースラグとして1-2万円程度の工業製品が出回っているが、それらとは一線を画する、贅沢な本物のペルシャ絨毯を使うのも素敵だ。長期間使っても、糸がほつれるようなこともない。

resize0229.jpg
手作業で天然素材の糸を織り込んで作っていく

resize0225_20150608113802e25.jpg
非常に手間のかかる作業で、このサイズだと1時間に3mmの高さしか進まないので、完成まで何年もかかる気の遠くなるような作業だ

resize0228.jpg
縦糸に横糸をを織り込んでいく

resize0227.jpg
完成した下の部分

resize0226.jpg
適当に感覚で作っていると思ったら、設計図があって、それに忠実に作っているそうだ

素敵なデザイン、風合い、色合いの本物のペルシャ絨毯だけど、気になるのは値段だ。サイズにもよるけど、小さいサイズで10万円くらい。炉台の前に敷くのにちょうど良さそうなサイズで20-40万円程度と、それなりに高い。手作業で何年もかかって作っている高品質な品物なので当然だろう。

ポンとその金額を払える人は購入するのありだけど、躊躇してしまう人も多いだろう。その場合には月々3000円程度の1年間のリース契約も可能なサービスがある。レンタル期間終了後には、買取、リース継続、返却の3パターンから自由に選択できる。

かわはら薪ストーブ本舗では、炉台、炉壁の作成だけでなく、このサービスを取り入れて、薪ストーブ周りのトータルコーディネートも行うので、興味のある方は声をかけて欲しい。

resize0233.jpg

resize0232.jpg

resize0230.jpg

resize0231.jpg

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
電気もガスも水道も来ていない場所でテントを張ってキャンプするのは、たまなら楽しい。しかし、ずっとそれで暮らして生きていくのは、現実的ではない。ある程度、快適で人間らしい暮らしをするには、仮設のキャンプではなく、まともな家が欲しいところだ。

仕事を何のためにするかというのは難しいテーマだけど、生きていくために必要な生活費としてのお金を稼ぐという側面も否定できない。アパートや貸し家など、所有せずに借りたとしても家賃が発生する。また家や土地を買ったり、マンションを買った場合には数千万円単位の資金が必要になる。いずれにしても家賃を払ったり、ローンを組んだりで年間100万円単位のお金が住居のために必要になるのが一般的だ。

また住居そのものの費用の他に、生きていくには、食費と光熱費が必要になる。食費については田舎暮らしでは畑で自給自足したり、ちょっとしたバイトで稼いだ賃金で購入すれば、それほど問題にはならないだろう。しかし、光熱費に関しては電気代、ガス代など決して無視できない金額となる。田舎の場合には都市ガスが来てないのでLPガスの契約が必要になる。家族構成にもよるけど、下手をするとガス代だけで月額1万円コースになる。電気代も同じくらいかかるので、年間20万円くらいは光熱費がかかる。

上記の住居費と光熱費を合わせて、どこでどう生きていこうが、普通は年間120万円くらいのコストがかかるということになる。

もし、光熱費ゼロ、家賃や住宅ローンもゼロという物件があれば、食費だけで生きていけるということになる。食費に関しては上記したように、自給自足&少しのバイト(※)くらいで済んでしまうので、あくせく働かなくても、のんびり過ごすことができる。もちろん、家族を養っていかなきゃいけないとか、子供の教育費がかかるみたいな状況の人には無理な話だけど、そういう必要のない人だったら、納得いかない仕事やストレスに、押しつぶされそうになりながら、あくせく働くよりも、田舎でのんびり暮らす方が幸せになれると思うのだが、どうだろう?

※バイトの仕事ならば、農家での草刈り、農作業、薪作りなど、いくらでも紹介できる

それを実現するのが、太陽熱温水器、太陽光発電、薪ストーブのハイブリッドによる購入エネルギーゼロのエコ住宅だ。

resize0252.jpg
屋根の野地板の下と断熱材の間にアルミシートの断熱空気層が確保されているユニークな建材を利用

resize0253.jpg
屋根材を使わず、ソーラーパネルが屋根代わりになってしまう施工

resize0250.jpg
発電した電力は売電しないで、リチウムイオン電池に充電して自家使用

resize0251.jpg
8KWhクラスで150万円ほど

(安価なシステムを組む場合は自動車用バッテリーも選択肢としてはあり)

初期費用を1000万円に抑えるため、普通の人が見向きもしない、電気、ガス、水道がきてない格安の土地を逆手に取る。エネルギーは電力会社や、ガス会社から買う必要がないからだ。ここに、井戸を掘って、小さな自分仕様の小屋を建てて、薪ストーブ、太陽熱温水器、太陽光発電、蓄電システムをハイブリッドで組み合わせる。

resize0223_201506081012530b3.jpg
千葉県山武市の別荘用に開発された分譲地だけど、誰も買わないので荒れ果てている。50坪が100万円程度で購入可能

resize0222_20150608101251e3c.jpg
この分譲地からの景色/木陰にハンモックを吊るして寝たら最高だろう

土地代 100万円
建築費 200万円
設備代 700万円
--------------
合計 1000万円



1000万円投資して、10年以内で回収できる。それ以上の期間生きるつもりの人は、ここで、普段は薪作りや、野菜作り、ニワトリを飼うなどして、マイペースで新たな人生を踏み出すののはどうだろう?

もちろん、ここに定住するのではなく、普段の生活は維持しつつ、別荘(男の隠れ家)として活用するのもありだし、airbnbに登録して、自分が使わない時には、宿泊物件として貸し出すのもありだ。

※興味のある方は、現地をご案内しますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
現在発売されている、ハンターストーブのヘラルド8、ヘラルド14、イングルヌックは、バッフル板を、ボイラータンクに、簡単に換装できる設計になっている。既にハンターを使っているユーザーは背面部分を観察すると、判ると思うが、実は配管の貫通部分が簡単に打ち抜きできる仕様になっている。

resize0256.jpg
ハンター薪ストーブのノーマル仕様の炉内背面にある、給湯配管用の打ち抜きの切り欠き部分

溶接で、切り欠きの表面が補強、固定されているが、ここをハンマーとバールで叩くと、貫通穴が開くようになっている

resize0222.jpg
ハンター背面の給湯配管

resize0223.jpg
バッフル板と換装したボイラータンク(デモ機のため判りやすく赤く塗装)

そのため、既にハンターストーブを購入したユーザーや、これからハンターストーブの標準モデルを購入するユーザーは、その気になれば、いつでも給湯の仕組みを構築することができる。前回紹介したような、ストレージタンクや熱交換器を利用した大掛かりなシステムでなければ、比較的簡単にお風呂のお湯を沸かしたり、パネルヒーターや床暖房などに利用して、薪ストーブの熱が届かない場所の暖房ができる。

ハンターは立ち上がりが良いだけでなく、このようなユニークな使い方をすることが最初から設計段階から盛り込まれている画期的なストーブなのだ。

ハンター薪ストーブの標準品の場合には1系統のボイラーを組み込んでいるが、さらにボイラーに特化した2系統のボイラーモデルも本国イギリスでは用意されている。

resize0224.jpg
2系統のボイラー、配管が内蔵されたボイラー専用モデルの背面。

貫通部分はノーマルタイプのように打ち抜き方式ではなく、最初から溶接して組み込まれている。

resize0225.jpg
バッフル部分だけでなく、側面と背面もボイラーになっている

薪を焚いたエネルギーのどれだけを室内側の暖房に使って、どれだけを給湯に使いたいのかという希望に応じて、このようにノーマルモデルと、ボイラーモデルの2タイプが用意されている。

最近の高気密高断熱の家は薪ストーブを焚く室内が暑くなりすぎるという傾向にあるが、ボイラーモデルの場合にはエネルギーの大半を給湯に回して、室内側への放熱はガラス面からだけということになるので、ガンガン焚いても部屋が暑くなりすぎない。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
今回紹介したストレージタンクを利用した、薪や太陽の給湯システムだけど、自然エネルギーの問題は安定していないことだ。薪と太陽で相互に補完する組み合わせなので、昼夜、夏冬など相反する状況で比較的稼働率は高いけど「梅雨時で雨天が続いて、蒸し暑くて薪ストーブも焚く気にならない」ということだって、現実にはある。

そういう時に給湯できないことを我慢したり、やり過ごせる人は少ないだろう。

このストレージタンクのシステムのメリットは熱源の構成を自由に追加したり減らしたりして、組み合わせることができることだ。バックアップ用に電気やガスの既存のエネルギーを熱源とすることもできる設計になっている。そのため不安定な自然エネルギーの弱点を補って365日ノンストップで稼動させることも可能だ。

resize0221.jpg
電熱器を挿入して、ストレージタンクの熱源にできる

resize0220.jpg
ガス湯沸かし器の配管経路も組み込まれている(使わない場合は接続しなければOK)

逆に言えば、薪ストーブを使えない場合には、自然エネルギーとして太陽熱だけを熱源としてシステムも組むことも十分に可能だ。現実的には薪ストーブを使えることが条件だと、煙突の問題、燃料の問題、排煙の問題などで、かなり敷居が高くなってくる。しかし、日当たりの良い場所であれば、太陽熱(とバックアップの電気など)だけでも成立する。そのためエコで合理的な暮らしが、比較的簡単に構築できる。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
薪ストーブの炉内に組み込んだボイラーからの配管、そして真空管式の太陽熱温水器からの配管は、それぞれ独立した経路で、ストレージタンク内を循環している。これらの複数の配管の中を不凍液が常に循環している。ストレージタンクの内部ではコイル状のループの熱交換器を介して、ストレージタンク内の水が温められてお湯になる仕組みだ。

resize0218.jpg
薪ストーブからのお湯の戻りの接続部

resize0217.jpg
薪ストーブへ向かう水の流れの接続部

resize0216.jpg
太陽熱温水器との接続部

resize0215.jpg
ストレージタンク右側の面部分で、熱交換器を介してお湯を取り出す

このストレージタンクは、ドラム缶2個分くらいのサイズなので、それなりの大きさだし、重量も500kg近くある。薪ストーブをボイラーの熱源として使う場合には、薪ストーブより上に設置する必要がある。温度の高いお湯が上に登り、水が下がるという自然循環を発生させるための配置だ。そのため住宅の設計時点から、薪ストーブや煙突の位置、ストレージタンクの配管経路、お風呂の位置など総合的に考えて、最適化する必要がある。

新築の場合はそれほど難しくないけど、リフォームの場合には壁まで、はがすような大がかりな工事となるだろう。システム一式で500万円程度はかかるだろうから、新築の設備工事一式として組み込むのが現実的だろう。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
本日6月7日(日)まで東京ビックサイトで開催されている『朝日 住まいづくりフェア2015』では、新築住宅を建てるにあたって参考になる出展がたくさんある。

※東京ビックサイトへはJR新橋駅から、新交通ゆりかもめに乗り換えて行くのが便利

本気の工務店や、革新的な建材メーカーなどが数多く出展しているので、自分と相性の良い縁を見つけることができる可能性が高い。

そんな中でも、私が特に興味をそそられているのは、ハンター薪ストーブを給湯器の熱源として使うシステムの実物が展示されていることだ。薪ストーブの炉内に熱を回収するためのタンクを入れて、そこで沸かしたお湯を外部のストレージタンクに循環させて熱回収するというシステムだ。

resize0206.jpg
初日の6月5日(金)の状況

薪ストーブだけが熱源だと、夏場に使えなくなるので、高性能の真空管式の太陽熱温水器も併用しているのが特徴だ。薪ストーブが稼動してない季節にも普通に使えるところが良い。また、それとは違う状況で、冬場の夜、曇りなど太陽熱が使えない時に、薪ストーブを熱源として使えるというように相互に補完し合える優れた構成になっている。

resize0208.jpg
太陽熱温水器、薪ストーブ、ストレージタンクの配管

さらに、それだけでは不安という場合には、ガスや灯油、あるいは電熱器などの複数の既存の熱源にもストレージタンクは対応しているので、希望の構成でストレージタンクに蓄熱したものを、熱交換機を介して、お風呂の給湯、床暖房、台所の給湯などに利用することができる。

resize0207.jpg
模型で現実の住宅への配管状況を再現

かなり大掛かりなシステムなので、既存の住宅にリフォームで導入するのは、かなり大変だと思う。新築の段階から配管ルートなども総合的に検討する必要があるので、これから新築を考えている人は、見学しておくと良いと思う。家庭で消費するエネルギーの大半は給湯なので、その部分をガスや電気に頼らないエコな給湯システムの構築ができたら、画期的だと思う。

また制御系の電源をDC24Vのバッテリー駆動で上手くやって、さらに太陽光パネルの蓄電システムで組めば、電力会社と契約しないで、家庭内エネルギーの地産池消が可能になる。(電気が来てない僻地でも快適に暮らせる)

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
薪ストーブの煙突の立ち上げ方は大きく分けて二通りある。

円錐型の金物を使うフラッシングと、箱で覆うチムニーだ。

雨仕舞いの面、性能面で圧倒的にチムニーが有利だけど、効能はそれだけではない。勾配のきつい屋根の上でも身体を支えたり、平らな場所に煙突掃除の道具を置いたりすることができるので、安全かつ快適にメンテナンスができる。煙突掃除は毎年のことなので、リスクの少ない作業ができるかどうかも重要なポイントだ。

resize0073.jpg
チムニーで身体を支えることができるので、急勾配で滑りやすい屋根の上でも安全に作業できる

resize0074.jpg
平らな場所に道具を置くこともできる

地上ではわけないことでも、勾配のきつい屋根の上では、安全性、作業性などのメンテナンス性の良し悪しが大きく違ってくる。燃焼の性能面や、雨仕舞い、寿命などの観点だけでなく、メンテナンス性という意味においても、チムニーにするメリットは大きい。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
薪ストーブの設置工事の後に、使い方をそれなりに丁寧にレクチャーしたにも関わらず、初の煙突掃除の結果、煤の量がかなり多かった。

お客さんに確認すると「薪の量を節約しようと思って150℃くらいで空気調整してしまった」ということだった。「十分に温度が上がる前に空気を絞ると、二次燃焼しないので薪だけが燃えてかえって燃費が悪くなる」「煙や煤が出ているということは本来だったら燃えて熱になるはずの成分を無駄に捨てているのでもったいない」ということを再度説明した。今回は、実際に1シーズン使い込んだ経験を元に、私のアドバイスを聞いてくれたので、言っていることを理解してくれたように思う。きっと来シーズンは劇的に煤の量が減るだろう。

2-3時間かけての丁寧な取り扱い説明の後でも、経験がなく舞い上がってる状態なので、頭に入らず、正しい使い方ができないケースもあるのだと、改めて認識した。初回の煙突掃除での煤の量や質を観察すれば、焚き方はだいたい判るので、それを元にアドバイスする必要性を改めてを感じた。

resize0072.jpg
煙突内には二重断熱煙突にも関わらず、煤が大量付着

resize0071.jpg
煙突掃除用のブラシを挿入

resize0070.jpg
煤を落としたところ

resize0068.jpg
バケツ一杯分の大量の煤を回収

resize0069.jpg
サラサラの粉だけでなくコーティング状のタール質もあり、低温で焚かれた証拠

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
築60年の古民家に薪ストーブをつけたいということだけど、薪ストーブの設置位置から煙突を真っ直ぐ上に立ち上げるとかなり微妙な位置に来てしまう。大屋根の軒の内側だけど、下屋根の棟に干渉してしまう。どちらかに折り曲げて振る必要がある。

普通なら下見すれば、その瞬間に配管経路がすぐにパッとひらめくけど、この現場に関しては、そうはいかなかった。判断がとても難しい。

resize0059.jpg
薪ストーブの設置位置(居間のこのコーナーに斜め45°の傾きで置く計画)

resize0057.jpg
下から上に向かって、内側(左)に振って大屋根を抜くか、外側(右)に振って下屋根を抜くか、かなり悩ましい

resize0058.jpg
悩まされる二段構えの屋根

どちら側に曲げるにしても、かなり微妙でギリギリの綱渡りになることが予想される。炉台の製作、薪ストーブの機種の確定後に、実際に薪ストーブ設置、煙突の位置が確定してから、室内側の天井を開口して、天井裏の状況を見て、現場合わせで最適な経路を判断するしかなさそうだ。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
1年くらい前から相談を受けていた古民家リフォームの案件が、いよいよ始動した。結局、既存のトタンを剥がして、下地を作り直して、再び新しいトタンを打ち付ける工法となったそうだ。

resize5975_20150521134000991.jpg
当時の鬱蒼とした家の周りの樹木もだいぶ整理されて、それは薪として活用されることになりそうだ

resize5976_20150521134002146.jpg
家の中央部分に薪ストーブを設置する理想的なプランを採用

resize5978_20150521134005489.jpg
炉台部分に実際に墨出しして、炉壁の構造、炉台寸法、煙突の開口位置など確認した

resize5977_201505211340035ec.jpg
リフォームに関わる設計士さんに直接、寸法や構造情報を伝えることができたので安心

この現場は、打ち合わせの最初の段階から工務店の社長から、図面や仕様の設計図を強く要求された。リフォーム案件なので、現場を見ながら現場の状況に合わせて、ひとつづつ工法や寸法を指示していくやり方を取らざるを得ないので、仕様書や承認図などを最初から出すのは無理がある。一例としてチムニーの構造一つ取っても、ツーバイフォーとベニヤで組むのか、軸組みで角材で骨組みを組むかなどの工法も違うし、建物の構造のどこに固定するのかなど、現場の大工さんに任せた方が良い結果となるからだ。

図面だけで済んだら現場での打ち合わせは必要ないわけだし、図面では伝わらない(下地の確保などの)ニュアンスを伝えるために、こうして現場に来ているわけだ。現場で打ち合わせして、寸法や工法などのメモを取れば、それが一番だと思う。

薪ストーブに関して未知のことだったり未経験のことでも、プライドが強くて、炉壁の空気層確保、外気導入やチムニーの仕様などについての指示に、一つ一つ難癖をつけて、やりたがらない傾向があった。最終的には「たくさん薪ストーブのある家を作ってきたけど、そんなこと言うのはアンタだけだ!」とまで言われてしまった。まあ、下請けの業者だったら、元請けから言われるがままにやるので当然だろう。

私も「何件もハウスメーカーや設計事務所と一緒に薪ストーブのある家のコンサルをしてきたけど、現場で具体的な工法や寸法の具体的な打ち合わせをしているのに、執拗に設計図や承認図を要求する工務店は初めてだ」と言いたくなったけど、あまり激しいバトルをしても意味がないので、喉まで出掛かった言葉だけど、引き下がっておいた。

今回は施主さんから直接コンサル、設置工事の依頼を受けた案件なので、工務店の社長の顔を立てる義務はない。そこの社長から嫌われたとしても、入居する施主さんが、安全、安心かつ、快適な薪ストーブライフを送ることができるように、薪ストーブ設置に関する仕様や工法については、一切妥協しないで、この現場における最善の提案を通してきた。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー
八ヶ岳でのドブレ640CBのレクチャーの直後に、煙突掃除と本体メンテナンスに突入した。

今回のレクチャーの案件は、この別荘から徒歩圏内の、別の別荘のオーナーさんから紹介してもらったのだ。その夜はそちらに泊まらせてもらうことになっていた。だからレクチャーの直後に煙突掃除やメンテナンスをする必要はなく、翌朝、薪ストーブが十分に冷えてからでも、状況的には全然問題なかった。

しかし、ドブレ640CBの場合は、簡単にバラバラにしてのメンテナンスができるので、レクチャー直後に決行した。それに、翌日は作業なしで早く出発した方が渋滞にハマらなくて済むし、汗と煤をつけたままの状態で長距離運転をしないで済む。

resize5970.jpg
レクチャーの後の熾き火や灰を撤去

resize5974.jpg
そのまま焚き火スペースに移して、焚き火開始♪

resize5972.jpg
パーツは皮手袋を二重につけて分解して外で清掃&油スプレーでコーティング

resize5971.jpg
スライド煙突を使ってない驚きの施工だったので、炉内に煤を落とす作戦をとった

resize5973.jpg
トップにもそこそこ、煤が付着していて、合計で丼一杯分くらい回収。それも焚き火に投入♪

ご紹介いただいた焚き火野郎さまによる、ブログの今回のレポートはこちら。彼とはブログつながりで、6年くらい前に一度、訪問させてもらっている。その後も、原木関連、パソコンのHDDからのデータ復などのお仕事の依頼をいただいて、現在まで繋がっている。今回も別荘で無線LAN接続できるようにした。



ブログ村ランキング:オリジナルバナー
八ヶ岳のあかね農園での古いドブレ900Gのレクチャーの後は、そこから車で5分ほどのすぐ近くの別荘での、ドブレの現行モデル640CBのレクチャーだ。

ここもガラスが煤けてしまって、その都度ガラスを取り外して、キッチンペーパーにクリーナーを吹き付けて浸して苦労して落としていたということだった。ドブレ640CBは簡単に扉を取り外せるので、できることだけども、ガラスが煤けないように正しく焚くことに越したことはない。

resize5967.jpg
上から着火方式で火入れ

resize5965.jpg

resize5968.jpg

resize5969.jpg

順調に良い感じで燃えていき、薪の追加のタイミング、空気調整のコツなど、時間をかけて実演して伝授してきた。終始ガラスは煤けることもなく、奥様もきちんとメモを取りながら見られていたので、来シーズンはこの状態が再現できるだろう。

resize5966.jpg
最後に熾き火から立ち上がる青白いオーロラ炎を堪能してもらって、レクチャーは終了。所要時間は3時間。

私の場合は、自分で設置、施工したお客様に対しては常にこのくらいの時間をかけて丁寧にレクチャーを行っているけれども、そこまでやっている施工業者は稀だろう。「火入れ式」と称した簡単な説明であっさり終わってしまうケースが大半なのが実情だと思う。説明しているスタッフも自宅で自分で薪ストーブを焚いてないから、薪ストーブについての本質を知らないのが現実なので、無理もないと思う。

薪ストーブの使い始めの最初に、経験者から正しい使い方を、教えてもらえるかどうかで、その後の薪ストーブライフは大きく違ってくると思う。

この機種に限らず、他のメーカーでも、他社で施工した薪ストーブでも「使い方に自信がない」「ガラスが煤ける」「煙が出る」「暖かくならない」「煤がバケツ一杯分大量に出る」など疑問を持ちながら使っている場合には、全国どこでも出張レクチャーするので遠慮なく声をかけて欲しい。

ブログ村ランキング:オリジナルバナー