春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
薪ストーブ本体のことを選ぶ時には、色々とメーカーとか機能を調べて比較する人も多いけど、煙突について、そこまでチェックする人は稀だろう。

でも実は、薪ストーブ本体よりも煙突の方がはるかに重要なのだ。煙突こそが、薪ストーブの燃焼を支えるエンジンであり、心臓部分である。排気温度を下げずに、強いドラフトを維持するという重要な働きをしている。シングル煙突より二重断熱煙突が良いのは言うまでもないので、ここではシングル煙突は除外して、二重断熱煙突に的を絞って話そう。

薪ストーブ工事の見積もりに「二重断熱煙突」と書いてあれば安心してしまいがちだ。しかし、そのメーカーや生産国までチェックしたい。接続してしまうとコネクター部分が見えなくなるので、取り付けてしまうと、あまり違いが判別できないけど、国産と海外製では、実は大きな違いがある。

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海外製の二重断熱煙突

海外製品はコネクター部分が切り欠きになっているため、この部分から湿気や雨水が浸入する。そのため長期間に渡る使用で断熱材が水分で痛んで機能しなくなって性能劣化してくる。

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国産(高木工業所)の二重断熱煙突

一方、国産のものは、コネクター部分がプレスで作られているので、外気と完全に遮断されている。当然、湿気や雨水の浸入もなく、長期間に渡って性能劣化しない。このように国産の高木工業所のものは日本の高温多湿な実情に合わせて、設計、製造されているので、安心して使うことができる。また工事をやってないと判らないことだけど、精度が良く着脱もスムーズに確実に行える。

同じように見えても全く別物と言っていいくらいだ。多分、現物を並べて触れてみれば素人の人でも、誰しも違いが判るはずだ。興味のある人は実際に「かわはら薪ストーブ本舗」に来ていただければ、現物を見ることができる。

これから薪ストーブを導入する人は、薪ストーブのメーカーやブランドだけでなく、ぜひとも煙突のメーカー、ブランドにこだわって欲しい。(メーター当たり3万円という、ほぼ同じ値段なのに、全然違う、長期に渡る安心が得られる)

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「何故、二重断熱煙突を使うのか?」という問いに対して「排気温度を下げずに、煤の付着やドラフトを弱めないため」ということと、「建物の貫通部分を熱から守るため」という2つの観点がある。

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後者のみしか考えてない場合には、こういう施工になるようだ。小屋裏の暖房とは関係ない部分だから、よくある誤解の「煙突からの採暖」というシングル煙突多用の言い訳はないだろう。

二重断熱煙突は1本3万円ほどだから、こういう施工をすると3万円くらいコストが安くなるわけだけど「この部分でケチってどうする?」というのが正直な印象だ。煙突を断熱しておけば、排気温度が高いままトップから抜けていくので、煤の付着も少なくなるし、ドラフトも弱まらないので空気を絞って焚くことができるので燃費が良くなるのだ。

ここはドブレ900Gの点検で訪問したところだけど、本体だけでなく煙突の状態も確認した。良く見ると二重からシングルになるところが折れ曲がっているし、ただ、挿入されているだけで、きちんとロックしていなくて不安なので、きちんと固定して、さらに断熱材を巻いて保護しておくことをお勧めしておいた。

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これまでドブレ900Gを焚いてきて「どうしてもガラスが煤ける」ということだった。

使っている薪を確認させてもらうと、多少乾燥は甘いけど、致命的に使えないというほどではなかった。いくら古い薪ストーブでも、乾燥している薪を、上手に焚けばガラスが煤けるということはない。

とりあえず普段やっているように焚いてもらって、焚き方をチェックして、レクチャーさせてもらった。

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上から着火方式だけど、炉内全体に薪をたくさん入れてなかった

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炉内全体が炎に包まれていない

そのため熱量不足で、温度が十分に上がってないことが推測できた。目一杯薪を投入して、空気は全開でガンガン焚いて、ひたすら温度を上げることを実演した。

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天板の一番温度の高い部分の温度でビビってしまいがちだけど・・・

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天板の一番、温度の低いところで250℃になるまでは、全開で燃やす!

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十分に温度が上がってから、初めて空気の調整をする

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サイドローディングの空気調整を閉じたところ

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いい感じで炎が広がり、しっかり暖かくなった。ガラスも全く煤けてない

こういうことは、いくらネット上でブログの記事を読んでも、実演したものを自分の目と身体で燃焼状態を、実体験しないと、なかなか理解できないと思う。他社で施工した案件でも、きちんとレクチャーを受けてない場合には、ご連絡いただければ、フォローするので、遠慮なくどうぞ♪

正しい使い方ができると、その後の薪ストーブライフの快適さが全然違ってくると思う。それを知らずに、燻ぶらせてガラスが煤ける状態で使っているのは、本来燃えるはずの成分が燃えてないので、もったいないだけではなく、本当の薪ストーブの快適さや暖かさを知らないということなので、人生の損失でもある。

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レクチャーの後、採れたて野菜の昼食をいただいた

オリーブオイル&醤油の組み合わせのドレッシングが絶妙だった。

実は、今回呼んでいただいたお家のオーナーさんが、2014年から八ヶ岳で新規就農した「あかね農園」を運営しているのだ。

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道の駅「こぶちざわ」でも販売しているそうなので、近くに行ったらこのラベルをチェックしてみよう。

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伊豆&長野の薪ストーブの旅の前半の伊豆を終えて、後半は長野へ向かい、八ヶ岳に移動した。

中古の家を買ったら、前のオーナーさんによって20年くらい前から使い込まれてきた、ドブレ900Gがついていたので、点検して欲しいという案件。薪がガラスに当たらないようにするパーツが熱で変形して曲がってしまったそうだ。

場合によっては後継モデルの700SLへの買い替えも考えていたそうだけど、本体までダメージは受けていなかったので、まだ使えそうな感じだった。新しいモデルに入れ替えれば、燃費やパワーなどは明らかに向上するけれども、こういう古い薪ストーブを愛着を持って大事に長く使うのも大事なことだと思う。

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思いっきり曲がってしまって炉内の所定の位置にきちんとハマらなくなってしまった

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部品を取り寄せて、交換して復活♪

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20年以上前の生産されていないモデルでも、このように部品が手に入るドブレの製品

パーツ同士がボルトで固定されていない構造で、組み合わせて置かれているだけなので、ダメージを受けても、このようにパーツを取り寄せて、ユーザー自身が自分の手で部品交換することもできる。メンテナンスコストがかからず、長期に渡って安心して使える。

今回は20年以上前の生産中止になっている900Gというモデルの実例だけど、その歴史と伝統は現行モデルにも脈々と受け継がれている。

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大事に使えば、あと10年、設置から30年は十分に使えるだろう

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静岡県伊豆の国市での、薪ストーブ移設案件の現場確認で、終わりだと思っていたら、それだけでなかった。

その施主さんのオーディオ仲間も、自宅への薪ストーブの導入を検討しているということで、紹介された。話し聞くと1月の厳寒期にはガスヒートポンプでの暖房のガス代が5-6万円に達したそうだ。この値段ならば、薪を買ったとしても変らないし、暖かさは、はるかに上だ。

こちらも現場を見せてもらわないと話しが進まないので、連れて行ってもらった。

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ここのデッキ部分にサンルームを作って薪ストーブを設置したいという話しだった

薪ストーブのために増築してしまうのも豪快な話しだけど、それだといくつか問題がある。大規模なリフォーム工事になるので、次の冬までに間に合わなくなる可能性もある。費用も大幅に余計にかかる。さらに家の中心から離れたところに薪ストーブを設置するので、暖房効率がイマイチだ。何より、最も屋根の低い位置に煙突が来るので、巨大チムニーが必要になって色んな意味で良い方法とは言えない。

知識のない工務店などで受けてしまったら、(儲かるし)施主さんの言われるがままにやるだろう。

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家の中も見せてもらったら、階段脇の壁面がベストポジションなので、こちらでの設置を提案した

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レーザー距離計でサクっと設置予定位置の煙突のポジションから吹き抜けの天井までの高さを計測

家の中を見せてもらったついでに、地下に作った専用のオーディオルームも見せてもらった。こういう本格的なオーディオルーム、オーディオシステムで聴く機会はあまりないので貴重な機会だった。

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4wayのスピーカーをマルチ駆動

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オープンリールデッキで生録しているそうだ

純粋な2chのピュアオーディオシステムで、リアに置いてあるのは使ってない予備のスピーカーシステムということだったけど、これも慣らしてホームシアターにしたらド迫力だろう。

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私の好きな中島みゆきのLP『予感』を見つけたので、かけてもらった

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LPレコードの暖かい音で、力強いベースやキックドラムの音を堪能できた

今回の伊豆の薪ストーブの旅では3件訪問した全てがオーディオ好きで、最後のところでは、私の好きな聴きなれた中島みゆきの音を聴けた。別にオーディオファンのオフ会とかでもないのに、こんな偶然は滅多にないと思った。

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アメリカ製の薪ストーブの定番は「触媒機」だけど、触媒を利用してないモデルもある。炉の後ろの方に石(セラミック)の二次燃焼室を設定して、そこで二次燃焼させる設計だ。

ダンパー切り替えなどの複雑な機構であることに変りはなく壊れやすい傾向は触媒機同様だ。そして触媒ほどの消耗品ではないけれども、この二次燃焼室も、いずれヒビが入って割れてくる。

CB機よりも燃費が若干(2割くらい)良いという性能と引き換えに、複雑な機構なので、ある程度長期の使用の後には、メンテナンスの際に大きな出費が伴うことは覚悟しておこう。

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ダッチウェストの炉の後部の二次燃焼室

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長期の使用で割れてきている

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とりあえずは耐火セメントで補修しているが、いずれは交換が必要だろう

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薪ストーブの煙突は「二重断熱煙突」が基本だけど、たまにシングル煙突多用での施工を見かける。「室内側の吹き抜け部分は煙突からの採暖ができるのでシングルでも良い」とか本気で信じている人も多いけど、現実的には排気が冷却されて煤がたくさん付着する。乾燥した薪をいくら上手に焚いても煤がどっさり、バケツ一杯コースだろう。そして排気が冷えるということはドラフト(煙突内の上昇気流)が弱くなるということだ。つまり、空気を絞って焚くことができなくなり、燃費もイマイチとなる。

このように薪ストーブの煙突でシングル煙突は、ローコストというメリット以外に性能面で良いことは何もない。可能な限り二重断熱煙突での施工をお勧めする。

どうしても予算が限られている場合は、薪ストーブ本体は数万円の中国製の鋳物にしたとしても煙突は妥協しないで国産の二重断熱煙突にした方が、欧米の数十万円の高級機とシングル煙突の組み合わせよりも、はるかに良い結果が得られる。それほどまでに、薪ストーブにとって煙突が命であり、エンジンなのだ。

今回の伊豆の国市の移設案件の施主さんもユニークな経験をしている。最初はシングル煙突で施工したそうだけど、燃え方がイマイチだったので、セラカバーやスパイラルダクトを使って、オール二重断熱煙突に改良したそうだ。その結果、煤の量が激減したことは言うまでもないけど、燃え方も劇的に変化したということだった。薪ストーブの機種や、煙突の配管経路が全く同じでも、煙突を断熱しているかどうかで、体感できるくらい明らかに違うということを身を持って体験したそうだ。

なかなか同じ薪ストーブの機種と、同じ煙突配管経路で、シングルと二重断熱煙突の違いを体験できる機会はないので、そういう人からの言葉は説得力がある。

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屋外の折れ曲がり部分

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煙突の荷重を受けるために単管パイプ(足場管を利用)

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屋内の貫通部分

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天井への熱もヒートシールドで保護

このようにDIYでスパイラルダクトとセラカバーなどの部材で、二重断熱煙突を製作して施工したいという人もいるかもしれない。そういう人に対するアドバイスをしておこう。

やったことのない人には解らないと思うが、現実的には大変な労力、手間、時間が必要になる。コストを削減するためだけにDIYで製作するのは割が合わないかもしれない。色々な下準備や試行錯誤が必要になってくるので、部材を買ってきて、どんどんポン付けしていくわけにはいかないからだ。

単純に材料代だけを計算したら、製品としての二重断熱煙突を購入するより若干は安いかもしれないけど、必要な労力や手間、時間を金銭換算したら、実は「二重断熱煙突」という製品を購入した方が安いと思う。もちろん、この金銭換算は、施工の人件費をどう考えるかで違ってくる。「いくら時間がかかっても自分がやるので自分の人件費はゼロでいい」「勉強や経験のために苦労しても構わない」と考える人ならば、DIYもありだろう。

でも、限られた時間で確実に仕上げたい人や、「時給2000円程度の人件費で計算したらどうなのよ?」と冷静に考えてみよう。



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静岡県伊東市の煙突掃除&薪ストーブ本体メンテナンスの次は、静岡県伊豆の国市に移動した。既存の薪ストーブをリフォーム工事に伴って、別の場所に移設したいということで相談を受けた。とりあえずは現場を見ないことには、はじまらないので今回の伊豆、長野の薪ストーブの旅のタイミングに合わせて訪問させてもらった。

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現在のリビングで使用している薪ストーブ

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炉台を浮かせて床面を熱から保護していた

DIYで煙突工事をして、シングル煙突だと燃えが悪いのでセラカバーを使って、屋外まで二重断熱煙突としたそうだ。この施工も私がかつでやったことに似ている。
煙突の設置(4) on 川原和博の日記帳

振り返ってみたら、もう10年近く前のことで、色々思考錯誤したことが懐かしくなった。でも、自分でやったことがあるからこそ、こういうのを見ると、施主さんがどれだけ苦労しか想像がつくし、今回のリフォームで、自分で再びDIY施工するのではなく、私に相談するというのも理解できる。

セラカバーをして二重断熱煙突をDIY施工したというのも似ているけど、それだけでなく、びっくりすることがあった。何と今回、声をかけていただいた施主さんもオーディオ好きだということだった。オーディオシステムは現在リフォーム中なので片付けてしまっていて見る(聴く)ことができなかったので、リフォームが完了するのを楽しみにしたい。そしてただの「オーディオマニア」というだけでなく、お祭りの時などにPA(パブリック アドレス/音響)までやっているそうだ。実は私も学生時代に文化祭や、アルバイトでPAをやっていたので、どういう世界か理解できるし、機材を見れば本物か、オモチャかも判る。倉庫で見せてもらった機材から本物だと判った。屋外のイベントでも高音質で大音量再生できる物量だった。

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リフォーム中のダイニングキッチンに移設

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煙突はこのベランダスペースを立ち上がる

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ベランダ上部の屋根をエルボでかわす配管経路

現在薪ストーブが置いてあるリビングは薪ストーブを移設した後には、煙突はそのままにしておいて、この薪ストーブを導入する前に使っていて、現在倉庫で眠っている中国製の鋳物薪ストーブを復活させて、ここは趣味のオーディオルームとして使う予定だそうだ。

それにともなって、移設先のダイニングキッチンの方は、新規で煙突の立ち上げ工事となる。そのための採寸をして、帰宅後に部材の拾い出しをすることにした。

リフォーム工事を請けたハウスメーカーの営業さんも打ち合わせに来ていたので、炉台、炉壁の寸法、壁面の煙突開口位置やサイズの指示を出しておいた。

今回の打ち合わせは、この現場だけで終わりかと思ったが、その後でさらに驚くべき出来事が・・・。(数日後の記事に続く)

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静岡県伊東市での煙突掃除、薪ストーブのメンテナンスを終えた後には、温泉に入れてもらってさっぱりして、地元の知る人ぞ知る、店主が直接漁港に行って魚を仕入れる寿司屋さんに連れて行ってもらった。

再び、帰ってきてからは、アナログレコードと真空管を内蔵しているCDプレイヤーというオーディオシステムで音楽を堪能させてもらった。

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私もそうだけど、薪ストーブをやっている人でオーディオが好きな人も多い。薪ストーブは使っている時にファンヒーターやエアコンのような耳障りな騒音を出さないので、オーディオと相性が良いのだ。

オーディオシステムも、人それぞれ選択に個性があって面白い。音も再生する装置やセッティング、環境によってだいぶ違う。私はヤマハのNS-1000Mを4本使った7.1chのホームシアターを組んでいるけど、自分のオーディオシステムだけでなく、他のものを聴くのも勉強になる。

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以前にリフォームで薪ストーブ設置コンサルした案件では、薪ストーブを設置した一階リビングから二階へスムーズに暖気を上げるために一階のリビングの扉の上に通気用の開閉可能な窓をつける提案をした。

http://kawahara1967.blog93.fc2.com/blog-entry-817.html

今回、伊東市での煙突掃除&本体メンテナンスの案件でも、それと同じような仕組みを、吹き抜け上部の二階の部屋に取り入れてみたそうだ。

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冬の薪ストーブを使っている時期に二階の居室がスムーズに暖かくなるのはもちろんだけど、夏場もこの扉を開いておくと、天井付近に溜まった熱気が抜けて涼しく過ごせるそうだ。

薪ストーブのある家では、このパターンを取り入れるのがお勧めだ。

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メンテナンスを終えた伊東市のダッチウェストの薪ストーブ

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サイドローディング扉に、色々と注意事項が書いてある。

1.燃料としては無垢材だけを使う
2.煙道火災の防止のため、煙突内の煤が溜まってないか1月に二回確認して必要に応じて掃除する
3.煙突の接続に問題がないことを確認する
4.煙突下部や本体が赤くなるまで燃やしすぎない
5.薪をくべる時以外の燃焼中はドアは閉じておく
6.家具などを近づけすぎない



常識外の使い方をして火災が起きた場合、アメリカの場合は訴訟されるリスクがあるから、このような注意書きがあるのだろう。「電子レンジで、洗った猫を乾かしたら死んだ」「紙コップのコーヒーがこぼれてヤケドした」みたいなことでも取り扱い説明書に書いていなかったからと、訴訟されて数十億円の賠償になる社会だから、薪ストーブに関しても最悪の使い方を想定しての注意書きだろうと解釈している。

取り扱い説明書を紛失しても、火災で家屋が焼失しても、原因となった薪ストーブのサイドローディングの鋳物部分に注意書きが書いてあれば、薪を投入する際に目に入るわけで「見なかった」「知らなかった」という言い訳が通用しない。

「木なら何でも良い」と合板を燃やすと、接着剤が異常燃焼して物凄い高温になり、炉内や触媒にダメージを与える。

「1ヶ月に二回煙突掃除するのか?」と驚く人もいるかもしれないけど、乾燥不足の薪を低温で燻らせたら、楽に詰まるだろう。場合によっては強引に空気を送り込んで焚いた時に煙突内に付着した煤に引火して煙道火災になることも十分に考えられる。そういう最悪の使い方でも「1ヶ月に二回煙突を点検する」という注意書きの通りに使えば発生しにくいだろう。

でも、ここのSolidwoodを「無垢材」と訳さないで「針葉樹」と訳してしまっあtことから「薪ストーブで針葉樹を焚いちゃいけない」というのが一人歩きしていのだろうか?

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アメリカンな触媒機は、排気を触媒側と煙突側に切り替える、ダンパーという部品が内蔵されている。高温にさらされる炉内にそういう複雑な機構が組み込まれているので、熱による変形のダメージを受けたり、錆びで固着して動かなくなるようなトラブルも多く見受けられる。

そういう不具合が起きないように対策されている、後発メーカーの日本製の鋳物製の触媒機もある。ダンパーという壊れやすい部品を内蔵させず、排気がバッフル板上部の触媒を常に通るシンプルな経路での設計になっている。岡本という会社のAGNIという製品だ。実際に私も実物を見学してきたので、これについては、また機会のある時にレポートしよう。

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分解して、まずは触媒を点検、清掃

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可動部分が錆びで固着して動かなくなるケースもあるので、念入りにグリスや油で保護

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天板上部も煤を落としてから油のスプレーで防錆

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ボルト固定用のビス穴も忘れずに防錆

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メンテナンス完了して、天板を取り付ける寸前の状態

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ヨーロッパ製の薪ストーブはボルトやネジがミリの規格の一般的に日本で使われているものと同じなので、工具に関してそれほど苦労することはない。

しかし、アメリカ製の薪ストーブはボルトやネジがインチの規格なので、専用工具が必要になる。簡単な工具は製品に付属しているのだけど、オモチャみたいなスパナで使い勝手が悪いし、お客さんの保管状況によって出てこないケースも多いので、ミリ規格の工具だけでなく、インチ規格の工具も持参している。

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3/8インチとか数字をパッと見ても、すぐにサイズのイメージがつかみ難い

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ダッチウェストの天板を外すのは7/16インチだった

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ラチェットにつないで天板のボルトを取り外す

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これまで数多くの煙突掃除やメンテナンスをしてきた経験上、CB機よりも触媒機の方が煙突に煤が付着が激しいケースが多い。「触媒機は排気がクリーン」という常識は実は迷信だということを身を持って味わってきた。この理由は明確で、触媒機は正しく使われてないことが多いからだ。一番ありがちなのは、薪を突っ込んで、その薪が燃える前にすぐにダンパーを閉めてしまうことだ。これをやると、煤や煙が大量発生して、タールや煤が付着する。

きちんと薪が燃えてからダンパーを絞れば、そういうことはないのだけど、触媒機で煙突に煤の付着が少ないというのを見たことはあまりない。

今回の伊東市での煙突掃除は、数少ない触媒機なのに煤が少ないというレアケースである。

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トップからブラシで煙突内部の煤を落とす

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室内側の煙突下部で煤を回収

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煙突内から回収した煤の量はわずかにオチョコ一杯分程度

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トップに付着していた煤の量も、煙突内部と同僚程度のオチョコ一杯程度

トップと煙突内の煤の量の合計は小さなティーカップ一杯分程度だった。煤の質もサラサラで全く問題なかった。本当は正しい使いかをすれば、触媒機でも、このくらいの煤の量なのだ。

煤の量や質を見れば焚き方は一目瞭然なのだ。丼一杯は当たり前、下手をするとバケツ一杯分の煤が付着しているケースも多い。そういう触媒機ユーザーは「薪を投入したら、その薪をしっかり燃やして炉内温度を十分に上げてからダンパーを閉める」という正しい使い方を身につけて欲しい。

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煙突掃除の後は、その家の石の浴槽で、温泉に入れてもらって、さっぱりして気持ち良かった

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伊豆半島、長野の薪ストーブの度の二日目は、伊東市で煙突掃除と薪ストーブのメンテナンスだ。

煙突掃除は屋根に登って、トップを取り外して行うのが基本だ。屋根に上がる際には二連梯子を使うケースも多いが、注意すべきポイントがある。

1.梯子をかける角度は75°(梯子に貼ってあるステッカーのガイドゲージなどで確認)
2.梯子は雨樋固定金具などに紐で縛る
3.上り降りする足場にブルーシートなどを敷いて、そこで地下足袋にはきかえて砂や土の靴底で屋根を歩かない



上記の基本を守っていればリスクは少ないが、手抜きして固定をしないと、梯子が横にずれて倒れて、大きな事故につながることもある。固定するまでは、自分が登る際に、補助者に梯子を下で支えてもらうと安心だ。

メンテナンスも何度もやって慣れてくると手抜きしてしまいがちだけど、安全第一で基本に忠実にやろう。

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必ず雨樋の固定金具などを利用して梯子を固定する

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安全を確保してから作業に取りかかろう

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伊豆半島、長野の薪ストーブの旅の初日の午前中に途中の通過点での用事を二件こなした後は、最南端の下田市に行った。ここには高校時代の同級生が住んでいて「卒業以来30年ぶりに会おう!」ということになった。近くまで仕事で行く予定とセットにすれば合理的だからだ。

彼は日本健康堂という会社を運営していて、ウコン茶をはじめとした健康食品の卸売り、販売業をこの地で20年くらいしている。創業期から今に至るまで、色んな紆余曲折を含めた話を聞かせてもらった。伊豆半島では、なかなか広い土地の出物がないみたいだけど、人の縁で見つけて、本物の天然木材の太い柱、梁を構造とした家を8年前に建てたそうだ。

30年ぶりにお互いに「高校卒業以来何をしてきたか」の報告をしあって、楽しいひとときを過ごした。
http://kawahara.cocolog-nifty.com/diary/2015/05/30-390d.html



そこには薪ストーブはなかったけれども、居間には囲炉裏があって、冬場は木炭で暖をとったり、調理に使ったりしているということだった。

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太い梁が丈夫な家であることを物語っている

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居間の大きな机

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蓋を取り外すと囲炉裏になっている

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伊豆半島、長野ツアーの初日の午前中に、神奈川県川崎市で、煙突と薪ストーブの入れ替え案件の下見をした後には、通り道の小田原の新築現場に立ち寄った。ここは内装ができる前に煙突工事をしたところで、足場が取れて、内装が終わったので様子を見に行った。

あとは入居後のタイミングに合わせて、本体設置を残すのみだった。

こちらも確認のためだけに小田原に行くわけにはいかないけど、伊豆半島に行く通り道だったので無理なく立ち寄って確認することができた。

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足場が取れて外壁と煙突が見えるようになった

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ローコストなエクセル煙突のトップ

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二階、通路コーナーの煙突貫通部分

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エクセルのウルトラブラックの直径に合わせて製作したオリジナルのステンレスの化粧板

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一階、土間スペースの薪ストーブ設置部分

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外気導入ダクトも設置済み

土間にタイルを貼るなら、その高さに合わせて塩ビ管を切断して、ガラリをはめ込む

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伊豆半島、長野ツアーの初日は、まずは通り道の神奈川県川崎市に立ち寄った。

そこで「20年近く使ってきた煙突と薪ストーブを、新しいものと交換したい」という案件があったので、現場の確認と寸法取りをしてきた。

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チムニー+囲いフラッシング仕様の煙突

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薪ストーブは開放型の暖炉タイプで熱効率が良くない

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これからが煙突掃除や薪ストーブのメンテナンスの本番のシーズンだ。

「室内側から煙突の内部をブラシで上部に向けて突けばOK」みたいに安易に考えている人もいるみたいだけど、実際にはそれだけでは不足だ。トップ部分に詰まった煤には全くブラシが届かないからだ。排煙部分が煤で詰まれば、いくら煙突内部を綺麗にしたところで煙は抜けていかない。結局は、屋根の上でトップを取り外して掃除する必要がある。

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結局は、屋根の上での作業は回避できないわけなので、上からブラシを通して下で煤を回収した方が、室内側が汚れ難くて合理的だ。

そういうわけで、煙突掃除はトップ部分へアクセスすることが必須なので、その点に配慮した設計をすることが望ましい。これから新築で薪ストーブを導入したいと計画している時には、心理的に舞い上がっていて「煙突掃除は毎年のこと」ということを忘れがちだけど、合理的なトップへのアクセスルートを考えているかどうかで作業性、安全性が大きく違ってくる。

新築の設計段階から薪ストーブ導入の相談を受けた場合には、この煙突トップへのアクセス経路を一番重視している。ユーザーが自分でもできるようにしておけば、煙突掃除やメンテナンス代の費用を削減できる。私が煙突掃除の依頼を受けた場合の一回3万円だとしても、30年で90万円の節約ができる。実際にはもっと高いケースも多いわけで、煙突掃除やメンテナンス性の良し悪しで100万円近いランニングコストが違ってくるわけだ。多少設置時のイニシャルコストがかかったとしても、ランニングコストで、簡単に逆転してしまう。

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雪止め付きに瓦を要所要所に配置して、煙突へのアクセス経路を確保した

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瓦よりも軽いしローコストなので屋根材や外壁材として多用されているガルバニウム鋼鈑。素材は亜鉛メッキした薄い鉄板だ。これにステンレスのフラッシングで煙突施工するケースも多い。あまり疑問を持たずに普通にやってしまいがちだけど、この方法を採用する前に考えておきたいことがある。

どんなに上手に雨仕舞いをしても、風雨の際には下から上に向かって重力に逆らった雨水の流れが発生するので、フラッシングと屋根材の隙間から多少の雨水は内部に流れ込む。そして内部に入った雨水がフラッシングと屋根材の接点部分に染み込んでいく。屋根材の鉄板、フラッシングのステンレスという異なる素材の金属の間に水分が存在することになる。

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1円玉(アルミ)と10円玉(銅)の組み合わせて、雨水に浸しての実験では0.4V程度

ガルバニウムとステンレスの組み合わせに限らず、異なる金属同士の間に水分が存在すると、電池となる。それぞれの金属のイオン化傾向が違うので、たくさん電子が溶け出す方の金属が+極、電子が溶け難い方の金属が-極となる。雨水は純粋ではなく、様々な化学物質を含んだ酸性雨なので、より電池になりやすい。長期間に渡り、こうして電流が流れて電極が溶けて、やがて穴が開く。このことを「電食」あるいは「電蝕」と言う。雨漏れするレベルまで進行するには15-20年くらいはかかるだろうが、物理的に避けられない現象だ。

電食(電蝕)の発生は、ガルバの屋根材とステンレスのフラッシングの組み合わせの時の問題だけでではない。他にも、瓦をフラッシングで納める場合に瓦の形状に合わせるために、鉛の板をフラッシングに組み合わせる。この場合には鉛とステンレスの組み合わせで電食(電蝕)の発生が考えられる。

さらに板金を固定するネジの素材の問題もある。屋外なら何が何でもステンレスを使えば良いということでもない。ガルバの鋼鈑を打つのにステンレスのネジを使ったら、やはり異なる金属同士が接することになる。

このように取り合い部分が異なる金属の組み合わせになってしまうと、電食(電蝕)の問題から逃げられなくなる。「そんなことは気にしない」「そんな物理現象は知らない」「20-30年後のことなんてどうでもいい」「ローコスト優先なので仕方ないと割り切る」という考え方もありなのかもしれないけれども、個人的にはあまりやりたくないことの一つだ。

こういう問題を根本的に回避する意味からも「チムニー」での施工をお勧めしたい。

【参考資料URL】
http://www.kinzoku-yane.or.jp/technical/pdf/no223.pdf

http://www.iesu.co.jp/shinbun/2005/17-9-5.htm

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薪ストーブを設置したというブログやフェイスブックの記事を見ていると「ああ。やっちゃったね・・・。」という事例を見ることが多い。「それじゃあ使い勝手良くないだろうな」「私だったらこう提案したのに」くらいのレベルから「それってヤバいんじゃないの?」っていうものまで、色々ある。炉台の狭さ、煙突配管経路、メンテナンス性、雨仕舞いの問題など様々だ。

いちいち個別に指摘するのも角が立つ。施主さん本人は喜んでいるし、問題点を完成後に気づいた(知った)としても、修正するのは困難だ。知らない方が幸せなこともあると解釈して放置している。そもそも、私が直接施工したり、コンサルして相談を受けた案件でないのだから、私が口出しするのは「大きなお世話」というものだろう。

それに具体例としてブログで取り上げてダメ出ししたら、その施主さんだって気分悪いだろうし、施工した販売店や施工店にとっては「営業妨害」となってしまう。

そういうわけで、他社施工の物件は見て見ぬふりをしているが、かわはら薪ストーブ本舗で設置工事や、コンサル依頼を受けた場合には、設計の段階から最善の提案となるように、本音で話している。施主さんや工務店も最初の段階では、薪ストーブや煙突についての総合的な知識がないので、希望をそのまま受け止めて進行すると非常に使い勝手が悪くなってしまうこともあるので、一長一短について説明して理解してもらって、最高の薪ストーブハウスになるように提案している。ダメ出しをする時にも「他の薪ストーブ店だったら施主さんや工務店の言われるがまま、この仕様で受けちゃうんだろうな」と思うこともあるが、妥協しないで「そのやり方をするくらいなら、薪ストーブの導入そのものをしない方がいい」と伝えている。(設計図面を見た段階でベストプランが唯一で、施主さんの希望する方法だと無理がある場合)

ブログでは書けない(書かない)ノウハウもある。一般的なことは色々書いているけど、それでも無料のブログで何もかも公開しているわけではない。正当なお金を払ってくれているお客様に対してだけ提供している内容もある。

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薪置き場の雑草の勢いが増してきて、足を踏み入れるのにも躊躇するくらいになってきた。

来週は、ほぼ丸まる一週間、伊豆半島、長野ツアーに入るので、それから帰ってきてからの除草作業だと、苦戦することが予測される。

天気も雨が降り出しそうな曇りで日光が照りつけてなくて人間にとって好条件なので、出発前にある程度、やっつけておくことにした。

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手作業で引っこ抜いた

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可能な限り根っこから引き抜いて、再び生えてくるまでの時間を稼ぐ

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だいぶ片付いたので、しばらくの間、大丈夫だろう

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皇居のお堀の周りに植えられている桜

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根元も土がほとんどない状態で綺麗に整備されている

都心の貴重な緑の樹木だ。

薪ストーブをやっていると薪の原木に見えてしまう。薪にするのに手ごろな太さだけど、さすがに、この場所の樹木は薪にすることは不可能だろう。チェーンソーを回しただけで、警察官に囲まれてしまって、もし切り倒したら、その場で逮捕され全国版のニュースのネタになることは確実だろう。

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これからの季節はちょっと油断すると手がつけられなくなるくらい大変なことになる。雑草の成長はとても早い。あまり伸びる前に、こまめに除草する必要がある。

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この写真だけ見ると、のどかな初夏の薪の風景だけど・・・

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早めに除草作業しないと大変なことになりそうだ。と言っても、晴れて暑い時にはやりたくない。曇りのちょっと肌寒い時か夕方の日が落ちる直前のタイミングを見つけてやりたい。

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5月13日(水) 神奈川県川崎市/静岡県下田市
5月14日(木) 静岡県伊東市
5月15日(金) 静岡県伊豆の国市
5月16日(土) 長野県諏訪郡(八ヶ岳付近)




来週は、この地図の画像のあたりをフラフラしているので、会える方や、煙突掃除やメンテナンスのご希望の方がいたら連絡いただけるとうれしいです。

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昨日の端材は焚きつけの薪にはしないで、ベッドの台として使った。

見た目はイマイチかもしれないけど、安全性を第一優先にして作成した。地震で激しく揺れても、転倒したり落下しないようにした。なおかつ、不要になったらいつでも撤去して、他の用途に再利用できるようにもなっている。

自宅用は、ありあわせの端材で作るので、薪棚だけでなく、家具もゼロ円だ。

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とりあえずは、こんな感じになった

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台を組んだだけでも、ガッチリ自立してびくともしない状態だったけれども、大震災クラスでも倒壊しないように念のために四隅に筋交いを入れた


我が家の高校生と中学生の姉妹は、これまで一緒の部屋にいたけど、お姉さんの「妹と同じ部屋は嫌だ」という圧力で、妹が部屋から追い出されることになりました。これまで物置として使っていた二畳の部屋にたまっていたガラクタを全部外に出して、妹用の部...

Posted by 川原 和博 on 2015年5月4日


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製材の時に出た材木の周辺部分で真四角になってない端材

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売り物になるような綺麗な直方体ではない

丸のこや、手鋸で短く切って、ナタで割れば、良い焚きつけ材になる。

でも、こういう綺麗な鋸で製材して綺麗な平らな断面があるものは、薪にするのがもったいない。工作の材料に使いたくなる。

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他社で施工した案件で「煙突からスズメが入ってきて困る」という相談を受けた。室内でバタバタ音がしてうるさいし、逃がす時に煤だらけになったりするらしい。それも毎年のように複数回、発生するということだ。ユーザーの薪ストーブのブログでも、たまに「スズメが入ってきた」みたいな記事を見かけるが、意外とこの問題も多いようだ。

私が普段の工事で使っている国産のメトスやトコナメエプコスの丸トップであれば、スズメが入ってくることは皆無なので、そういう心配は全くない。物理的に鳥が侵入する隙間がない構造で設計されているのだ。

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小さい方がメトス、大きい方がトコナメエプコス

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物理的に鳥が侵入するスペースがないスリット状の排煙構造になっている

今回、相談を受けた海外製の丸トップ

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他社製の煙突トップだと開口部分が大きいので鳥が入ってきてしまう

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上から金網をかぶせる対策をした

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風で飛んでいかないようにネジで固定

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底側は細かめの金網を押し込んで隙間をふさいだ

このように煙突の丸トップ一つとっても、同じような形に見えても国産と海外製では全然違うのだ。細かいところまで日本の実情に合わせて作り込まれている。

つかいはじめてから後悔したくなかったら、薪ストーブのメーカーやブランドだけでなく、煙突のメーカーやブランドを指定しよう。薪ストーブ本体は気に入らなかったら後から入れ替えるのは簡単だけど、煙突はそういうわけにもいかない。接続部分のコネクターの形状が違うので互換性がないので、全部取り替えるしかなくなる。

注文する前に「二重断熱煙突」というだけでなく、メーカーやブランドをきちんと確認することをお勧めする。

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かわはら薪ストーブ本舗では、新築、リフォームを問わず、薪ストーブや煙突の設置、炉台や炉壁の施工などをメインの業務にしているけど、当店で施工したお客様に対しては、薪集めや薪作りのレクチャーも無償で行っている。

チェーンソーや斧、クサビの使い方など、最初にちょっとしたコツを知っておくだけで、遠回りしないで合理的な薪作りができるので、希望の方は遠慮なく申し出て下さい。

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今なら千葉市緑区のこの現場でレクチャー可能

GWから入梅前までの今の時期が薪集めの動きの現実的な期間だろう。その後は暑さや虫の影響で快適とは言えない地獄の作業となってしまう・・・。早めに薪集めを済ませよう。

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原木を伐採した場合に、現場で枝打ちの作業が必須だ。

チェーンソーでバサバサ切っていくのもアリなのだけど、手作業でもできることを、わざわざチェーンソーで騒音を立てて、油を無駄に消費するのもなんだかなという気分になる。私はチェーンソーは幹の部分と、枝と言っても鋏では切れないような太い部分にだけ使っている。

チェーンソーを使う前に太枝切鋏があれば直径3センチ位までの枝は楽勝で切断できる。これで無理なく処理できる、邪魔な部分だけを、切り落として一箇所に回収してしまうと、その後のチェーンソー作業が無駄なく、合理的にできる。

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伐採して横になった原木の枝の部分

チェーンソーをぶん回しても、木がしなったりして切り難いし、切ったものをどかしていかないと燃料の無駄になる

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太枝切鋏で枝を落としながら撤去していく

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太枝切鋏であれば3センチ位までの枝は手作業で切断できる

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かなり使える

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チェーンソーなしでこの状態まで処理できた

この後は、薪にできる太さの、現場から回収したいサイズだけを、チェーンソーで一気に玉切り、切断できる。綺麗に整理して足場の良い状態になっているので、無駄にエンジンをかけたり、止めたりすることなく、1タンクで軽自動車満載分を一気に玉切りできる。

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枝払いした後に、一気にチェーンソーで玉切り作業(1タンクでここまで片付いた)

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