春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
薪ストーブの設置の時に一番のネックになるのが、煙突の貫通部分だ。屋根からよりも、壁からの方が難易度は低いけれども、それでも壁面を貫通させるのは、それなりに大変だ。特に抜きたい場所に筋交いが入っているケースが多く、思った位置から自由に抜けないことも多い。

DIYでやる場合に、比較的簡単で無難な方法は、既存の窓枠を利用する方法だ。私も初めて中国製の薪ストーブを設置した時にはこの方法を採用した。
http://kawahara.cocolog-nifty.com/diary/2006/10/1_cd5e.html

先日、ホンマ製の部材を買って全部DIYで自分でやりたいという相談を受けたので、一通りアドバイスした。その結果を見る機会があった。

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パッと見は普通の壁出しに見えるけど・・・

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勝手口のガラスを切って、枠を作成して煙突貫通

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この勝手口は開かなくなるが、工事の手軽さのメリットは大きい

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室内側から見た様子

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開発中のプロトタイプの室内用ロケットストーブのオーブン室でクッキーを焼いてみた。12-13分くらいで美味しく焼けた。

天板の直火調理だけでなく、オーブン室もかなり使える印象だ。

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きちんとレクチャーを受けてないケースが多いことは、色んなブログを見ていると感じる。ビビって温度を上げられなくて燻らせているのに対して、先輩ユーザーブロガーがアドバイスしているという構図が見られる。私の場合、ブログの世界だけでなく、実際に私へのレクチャーを依頼してくる初心者ユーザーや、煙突掃除などのメンテナンスの際に直接、レクチャーを受けていないユーザーと接しているので、身をもって実感している。

すべての薪ストーブ販売店が、レクチャー やメンテナンスをしないわけではないと思うけど、レクチャーなしで使っていて、メンテナンスを受けられない薪ストーブ難民が多いことも事実だ。

販売店が、火入れ式だけで、きちんとしたレクチャーをしない理由はいくつかあると思う。

一つ目の理由としては、忙しすぎるからだろう。薄利多売であちこち動いているから、一人ひとりのユーザーと時間をかけて接することができないのだと思う。安いエタノール混ぜて作った日本酒と、工業生産した塩を置いて、チョロっと焚きつけで、ありがたみだけを見せて速攻で帰ってきて、次のユーザーのところへ飛んでいき、煙に巻くという作戦で、この時期は動き回っているのだろう。

二つ目の理由としては、営業担当とか施工担当のスタッフが、実際に自宅で薪ストーブを使っていないから、やろうと思っても、きちんと説明できないのだろう。一戸建てに住んでいるとは限らず、アパートやマンション暮らししているスタッフも多い。仕事の合間に会社のショールームでチョロっと焚いた程度では、説得力のあるレクチャーができないのも当然だろう。次の薪をくべるタイミング、二次燃焼にするコツなど、実際に自宅で自分で薪ストーブを使っている人が、やって見せないと、言葉だけで説明するのは無理がある。

そういう販売店側の事情だけでなく、ユーザー側にも原因がある。価格が安いことを追求して、見積もりを取って安い販売店を選択していることも大きい。価格が安い販売店を選択しているということは、必然的にレクチャーできない販売店を選択しているということでもある。恋愛でも結婚でも男女両方の責任であるように、薪ストーブ販売店と、顧客も同じことだと思う。低価格だけで選択するということは、それなりのリスクもついてくるということでもある。

きちんとユーザーと時間をかけて向かい合ってレクチャーやメンテナンスをするためには、適正な利益を価格に乗せる必要がある。事業として存続するためにも、利益は必要なのだ。設置工事が安かったけど、何年後かに、その会社が潰れてしまっていたり、連絡が取れなくなってしまったということも、よく聞く話だ。

私の場合は自分で設置工事をしたお客様に対しては、十分な時間をかけて使い方のレクチャーをしている。二次燃焼に切り替えるところはもちろんのこと、次の薪の追加のタイミング、やり方まで教えて「後はこれの繰り返し」というところまでお客さま自身が理解してくれていると感じられるまで行っている。

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室内用のロケットストーブのプロトタイプの燃焼能力のテストのため、熾き火の炉内にボコボコと大きい切り株を投入してみた。炉内が高温に保たれているので、すぐに炎が立ち上がってくれた。

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熾き火の炉内

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ボコボコと切り株を二つ投入するとすぐに炎が立ち上がる

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温度を上げて空気を絞ると綺麗なオーロラ炎が出現

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オーロラはヒートライザーに吸い込まれて、さらに強い燃焼を生み出す

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雨降り前に廃材利用でサクっと作ってみた。薪の入ったコンテナを玄関先に積んでおけるようにした。玄関の扉を開いて、雨が降っても濡れずに薪を取り入れることができる。

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シーズンオフには簡単に撤去して別の場所に置いておくことができるように、軽めに作った。(と言いつつシーズンオフにも撤去しないで、コンテナではなく綺麗な薪を飾ってディスプレイになるかもしれないが・・・)

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薪ストーブのあるリビングに面した薪棚

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窓を開くと簡単に取れる

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メインの薪棚に納まらなかった分はガレージに

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サーフボードの隣がちょうど良いスペースだった

けっこう薪ストーブとサーフィンをやっている人って多い感じがする。両方とも「気持ち良い」というのが共通するキーワードだろうか。

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真冬にはガンガン焚いていることが多いので、炉内の熾き火で調理するタイミングを得るのは難しいけれども、今の時期にはちょっと焚けば部屋も暑くなるので、火を落とすことになる。熾き火の時は炉内調理の最適のタイミングだ。

【材料】 サバの味噌煮の缶詰/溶けるチーズ
【作り方】

1.陶器の器に鯖の味噌煮の缶詰の中身を投入
2.上からチーズを降りかける
3.熾き火の炉内に五徳を置いて、その上に乗せる
4.数分してチーズの表面が適度に焦げたら完成

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室内用のロケットストーブのプロトタイプを実戦投入して、1週間丸々使って、敢えてガラスを一度も拭かないで煤を累積させてみた。

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外から熾き火や炎をガラス越しに眺めても全然、違和感がない

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扉を開いて透明度を確認すると、薄っすらと白くコーティングされたような状態

黒い煤は全く付着しない。コーティングしたような薄い白い膜のような煤が付着しているだけで、拭き取らなくても炎を鑑賞するのに、邪魔になるような感じにはらならない。特にガラス面へのエアカーテンは設定してないけど、丸々、一週間連続稼動させても、この程度の煤の付着というのはかなり優秀だと思う。

濡らしたティッシュに灰をつけたり、クリーナーを使うまでもなく、ただ濡らしたティシュで軽く拭き取ったら、綺麗に元通りの透明度が復活した。

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この1週間ほど室内用のロケットストーブを連続稼動させて、ちょっと改善したいポイントが出てきた。ヒートライザーから噴き上げた炎が強烈に天板に叩きつけるわけだけど、熱が凄すぎてコーナー付近の温度が500℃近くなってしまう。それでも特に差し支えはないのだけど、周辺に伝わる熱が強くて近づくと暑くてたまらないのだ。

この部分の温度を下げることと、炎を前方向に導いて、さらなる効率アップを目指して、ヒートライザー上部にソープストーンと断熱材を入れてみた。(背面、側面部分からは下方向へ排気が流れないようにした)

この改造で排気が前方向にのみ流れるようにした。そしてオーブン室の左右を通って下方向へと流れるようになる。排気経路が、これまでより伸びて効率アップが見込まれる。その分、焚きつけがしにくくなる可能性があるが、それらの点をテストしてみた。

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ソープストーンをヒートライザー上部の背面、側面部分に置いて、排気が下に行かないようにした

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ソープストーンの上部には断熱材を充填して、炎が直接当たらないようにした

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焚きつけ時の煙は問題なかった

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安定燃焼時の炎やオーロラも、より綺麗になって、良い方向へと改善できたことが確認できた

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これまで500℃近くなっていた部分も200℃程度と、無難になった

今回のプチ改造で良い方向にシフトして狙い通りだった。

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薪の配達先で、車から降ろして、お客様の薪棚へ薪を運ぶのに、一輪車が通れる動線が確保できる場合はラッキーだ。比較的ラクにスムーズに薪を運べる。階段や段差が大きい場合には一輪車で運べないので、箱に入れて手で持って運ぶことになるので大きな違いがある。

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薪棚に車横付けはできないけど、段差なくスムーズに運べる環境でラッキー

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どんどん積んでいく

初めて注文いただく場所の場合には、どういう環境か判らないので、一輪車、箱、足場板など一通りの運搬道具を持っていくようにしている。

新築の場合は、薪ストーブを家の中のどこに設置するかだけでなく、薪を道から薪棚までどう運び入れるかも十分に考えよう。

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手前の薪棚の車が横付けできるところへの積み込みは比較的ラクだけど、奥の薪棚には横付けできない。通路がリヤカーが通るギリギリのサイズに作ってあるので、いったんリヤカーに積み込んでから、車まで運んで積み込む。

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ちょっと手間はかかるけど、一回でかなりの量を運べるので、一輪車でチマチマ運ぶよりだいぶ早い。

こういう状況なので、大量注文をいただいても、一回に軽トラ一杯分ごとのピストン輸送になるのだ。2トン車などはとても入れないし、積み込み効率もあまり良くはないのだ。

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炉内でゆっくりオーロラ燃焼した後には、ヒートライザー内に炎が吸い込まれる。ヒートライザーの中を激しく炎が上昇して、天板に叩きつけている様子が、観察できる。





この構造のため、ここのヤカンを置くと、短時間でボコボコ沸騰する。この天板の丸い蓋を取り外せば、直火で土鍋ご飯を炊いたり、中華鍋でチャーハンや野菜炒めなど、強い火力を必要とする料理も簡単にできる。

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これまで、かわはら薪ストーブ本舗のショールームでは、ネスターマーチンのS33とドブレ700SLの二台を同時に焚ける状態だった。

プロトタイプの室内用のロケットストーブを製作してからは、そのテストの度に、ネスターマーチンをどかして、入れ替えていた。テストは一時的なものなで、改良点を見つけたらすぐに撤去して、構造をバラして改良するということを繰り返していたので、それでも良かった。しかし200キロ近い重量物を移動して、煙突配管を差し替えるのは、ちょっと面倒だった。

改良点を洗い出すテストが終わって実戦投入できる状況になったので、そういう入れ替え作業なしに、三台同時に焚けるようにしてみた。

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先日、薪の配達に行った時に、不要になったシングル管のTをもらったので、それを使って煙突配管を分岐した。本体の入れ替えや配管の差し替えなしで、気の向いた時にいつでも使えるメリットは大きい。プロトタイプのロケットストーブは、普通の薪ストーブとは違って、ヒートライザーで上がった炎を、ヒートライザーの外側のカバーでダウンドラフトさせている構造のために、炎が直接煙突に当たらず、排気温度が150-200℃程度までしか上がらない。だからアルミのフレキダクトでもイケてしまうのだ。あり合わせの材料で作ったワイルドな煙突配管だけど、これでも特に問題はない。

今後、燃焼できるデモ機を増やす可能性もあるので、その時にはその新たな機種と同じ煙突配管経路で、きちんと設置しようと思っている。

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今シーズン、寒くなってきたけど、最近火を入れるのはこのプロトタイプの室内用ロケットストーブばかりだ。ネスターマーチンとかドブレを使う気がしなくなるほどの高性能ぶりで、使い勝手が非常に良いのだ。短時間で立ち上がるし、燃費も良いし、料理にフル活用できて、実用性が一番なのだ。おまけに炎も綺麗で、無骨なデザイン以外は言うことなし状態なのだ。

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炉内で二次燃焼のゆっくりしたオーロラ炎が楽しめる



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今回訪問してレクチャーした福島県いわき市の床屋さんのところで、触媒機の薪が燃え尽きて次の薪を投入するまでの約2時間をボーっと薪ストーブの前で過ごしているのも、もったいないので、被災地の現場を案内してもらった。

放射能のため、これまで住んでいた家から避難せざるを得ない。かつて住んでいたところに住めない。戻れない。各地に散り散りになってしまったコミュニティ。近所づきあいや、子供たちの学校での友人関係も失われてしまう。転校した先によっては酷いイジメによって登校拒否になってしまう子がいるであろうことも容易に想像できる。いくら賠償金をもらって、別の土地で新生活をはじめたところで、失ったものは戻らない。自分がその立場に置かれてみないと実感できないし、想像しかできないことだけど、現実にそういう人がいるということを、現地を訪問して、当事者と話してリアルに感じることができた。

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津波で折れ曲がった架線を支える電柱

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海の方に見える黒いものは「堤防」ではない。放射能で汚染された地表の土をフレコンバッグに入れて、「とりあえず」まとめて積んであるものだ。将来的には、これをどこかに持って行って埋めたいのだろうけど、現実にはこういうのが至るところにあって、とても処理しきれないような気がした。この後、シートをかけて保護することになるのだけど、やがて雨水で染み出して最終的には海に流れてしまうような気がした。

このように地面の表皮の土を撤去して、建物や道路を洗浄して、放射能を薄めて、やっと人間が短時間なら入れる状態になるのだけど、こういう作業をしてからでないと、壊れた建物、線路、駅などが復旧できないのだ。津波や地震だけならば、とっくに復旧していただろう。目に見えない、臭いもない放射能のため、いまだに電車が通らないし、人も住めないゴーストタウンのままなのだ。

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ホームから線路を見下ろすと雑草が生えてレールが見えない

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雑草の下の錆びたレールが、かつて、ここに電車が通っていたことを物語る

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プラットホームの間の線路の上には、どこかから流れてきた車が横たわったまま

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流されて家の部屋の中に突っ込んだ車

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車だけでなく家そのものが流されて道路に横たわる

東関東大震災の後に何度か東北地方の津波があった地域に行っているけど、放射能の問題がない場所は、当時のことを想像できないような復興ぶりだ。普通の日常景色が広がり、人々が生活している。しかし、放射能で汚染されたこの地域は、当時のままの光景が、今、現在も残っていて、まだまだフクシマが終わってないことを目の当たりにした。

こういう状況なので、福島県の木を薪にして出荷できない。原発事故の前に作られた薪も、屋外保管しておいたものは、放射能汚染されてしまっている。

屋内の小屋に保管してあった薪でも、積んである表面部分は隙間から入り込んだ放射性物質で汚染されていたそうだ。まだ奥の、塵が届かないであろう部分の薪はチェックしていないそうだけど、一部でも汚染されてないものがあればラッキーだと思う。放射能の測定は、役場に申し込むと、下請け業者が検査してくれるそうだ。それでOKのものは焚くことができるし、NGのものは放射性廃棄物として回収するシステムになっているということだった。

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今回、薪ストーブのレクチャーをしたのは個人宅ではなく、床屋さんだ。定休日の月曜日のお客さんがいない時に予定を合わせて訪問した。

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看板と煙突

カウンターには薪のインテリア。待合スペースにはオシャレな赤い薪ストーブのある居心地の良い空間だった。

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インパクトのあるカウンター前の薪のデザイン

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パッと見てプリントした壁紙だと思ったら、ホンモノの木でびっくり

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居心地ば良く、長居したくなる待合場所

近くの人は行ってみてはどうだろうか?

紳士・美男子製作所 BAR-BER DAIICHI(ダイイチ)



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触媒機は、炉内でチョロチョロ燃やして煙を発生させて、その煙を触媒で燃やすという燃焼形式のため、CB機と比較して燃費は若干良い。イントレピット2のような小型の機種でも、焚きつけ後1時間ガンガン焚いて十分の温度を上げてから、目一杯薪を突っ込んで、その薪をしっかり燃やしてからダンパーを閉めれば余裕で2時間くらいは薪の追加投入の必要はない。

今回のレクチャーでは、焚きつけから安定燃焼させるまでだけではなく、最後の薪の投入の2時間経過後に、その薪が燃え尽きてからの、次の追加投入のやり方まで実際に行った。ここまで実演しないと、本当の意味での取り扱い説明にはならないと思う。

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安定燃焼時には250℃だった右肩の温度は、2時間後に200℃程度まで落ちている

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炉内はこんな感じで熾き火が残っている状態

薪を追加投入する場合には、まずダンパーを開く。空気調整を絞っていた場合には開く。熾き火の量に応じた太さの薪を熾き火の上の乗せる。大量に熾き火があれば太めでも大丈夫だし、少なければ細めにする。薪を投入したらすぐに炎が立ち上がるサイズの薪にしよう。いつまでも燻って煙が出る場合には、入れた薪が太過ぎたと判断できる。

炎が立ち上がったら、すぐにダンパーを閉めてしまうのが、触媒機の典型的な誤った使い方だ。こういう使い方だと、煤や煙を大量発生させてしまう。

正しい使い方は、最初の焚きつけの時同様に、空気全開、薪を順次投入していき、温度をしっかり上げてやることだ。熾き火が残っていて、元々の温度がそれなりに上がっているので、冷たい時からのスタートとは違って、10-20分程度で安定燃焼できる温度に達するだろう。

しっかりと温度が上がってから、ダンパーを閉めて空気を調整する。

この繰り返しで2時間ごと(※イントレピット2の場合)に「炉内に目一杯突っ込んだ薪を全開で燃やす」→「ダンパーを閉めて安定燃焼」を繰り返すのが、触媒機の使い方の基本だ。(※大型の機種の場合には、投入できる薪の量が増えるので、間隔は長くなる)

いずれにしても、薪をケチって少ししか入れないと、いつまで経っても温度が上がらず燃費の良い状態にならないし、煤や煙が大量発生する。薪の消費を気にしてチビチビケチケチ少量の薪を空気を絞って焚いていることを車の運転にたとえると、ガソリンが無駄になるからと合流車線でアクセルを全開にしないで中途半端に踏んでローギアのまま回転を上げているけど、速度が上がってない車と同じような状態だ。この状態だと、かえっていつまで経っても燃費の良い状態に入れない。

大量の薪をガツンと燃やしてエネルギーを蓄えることがポイントだ。高速道路の合流車線でアクセルを全開にして、走行車線と同じ速度になったら、アクセルを緩めてトップギアでアクセルを緩めて巡航運転するイメージで使うと解りやすいと思う。

CB機でも燃やし方の基本は同じだけど、触媒機の場合はダンパーの開閉の手間が増える分、操作がシビアになってくる。適切なタイミングでダンパーを開閉しないと、かえって煤や煙が大量発生してしまう要素を持っていることも認識しよう。

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薪ストーブの「表面温度の一番高い場所」でビビってしまうのは初心者の陥りやすいトラップだ。触媒機は十分に温度が上がらないと触媒が機能しないので、それまでは薪を大量投入、空気全開でガンガン焚く。炉内に熾き火がしっかりとできて、表面全体がしっかり放熱するまで待とう。今回はバーモントキャスティングスのイントレピット2を焚いたけど、安定燃焼と判断できてダンパーを閉められる状態になるまで、焚きつけから1時間弱くらいかかった。

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今回は監視カメラでリアルタイムで煙突からの煙の状態をチェックしながら焚けたので便利だった

空気を送るために扉を開けていたけど、それを閉じるタイミングとか、ダンパーを閉めるタイミングが、薪ストーブを操作しながら正確に判った。(早すぎると煙が上がる)

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クッキングプレートが280℃

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天板の口元付近が310℃

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炎が当たりにくい一番温度の低い天板右肩部分で250℃付近


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このタイミングではじめてダンパーを閉める。

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ダンパーを閉めたら、念のため煙突からの煙を確認する。白やグレーや黒の煙が目視確認できる状態の場合は、まだ温度が低いと判断できる。

薄っすらとした白い煙が見えるが、これは背景の空が青いから判るだけで、曇りだったり雲が背景なら全く判らないレベルだと思う。完全燃焼していれば、こういう状態になるはずだ。

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きちんと温度が上がっているとホーローの赤色が濃くなってくる。温度が低い部分との色の違いが明確。この状態になると、ゆっくりとしたトロトロした炎が炉内で立ち上がるだけで、基本的には触媒内での二次燃焼で長時間、CB機よりも燃費の良い状態で燃えてくれるようになる。(その分、炉内でのCB機のような美しい炎はあまり期待できないが・・・)

火入れ式というオマジナイでお茶を濁したり、ナラシがどうのとか、壊れるとかビビらせて、きちんと取り扱い説明しないで焚けないユーザーを量産するのは本末転倒だと思う。触媒機の販売店には触媒機ユーザーをきちんと正しい使い方で導いて、CB機より煤の少ない煙突を目指して欲しい。

ユーザーの方も触媒機ならではのダンパー操作という使いこなしの面倒さ、触媒やダンパー周りの部材交換の必要があることも認識して、自分の性格やライフスタイルに合わせた機種の選定をして欲しい。きちんと指導、フォローしてくれる販売店選びも大切だ。

文章や写真を見ただけではイメージはつかめても、実際に自分の目で見てみないと本当のところは理解できないかもしれない。焚き方に自信のない人はレクチャーするので、お問い合わせ下さい。また薪ストーブや暖炉を新規導入する場合で近くに信頼できる販売店が見つからない場合にも相談に乗ります。(遠方でもOKです)

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薪ストーブを取り付けた販売店が、チョロっと焚きつけしてろくに説明しないで逃げるように帰っていったということで、呼ばれたSOS案件。近所に煙の迷惑をかけたくないので、使い方を教えて欲しいという依頼だった。現場は福島県でそれなりに遠かったけど、こういう依頼は断れない。スケジュール調整して丸一日かけて日帰りで行ってきた。

私は普段はCB機を焚いているので、触媒機を焚くのは久々で、新鮮だった。

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煙の出にくい上から着火方式で点火

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しばらくはフロント扉を開いて空気を送り込んでやる

販売店の説明では、温度計はクッキングプレートと煙突の間の鋳物部分に置くようにということだったらしいけど、この部分は炎や煙が集中してしまって、高めの温度を表示してしまう。ここを目安にすると誤ったタイミングでダンパーを切り替えてしまって煙や煤がモクモクになってしまう。説明書による正しい位置はクッキングプレート上に温度計を置くことになっているが、この部分にはヤカンなどを置くことが多く邪魔になってしまう。そこで放射温度計を使って代替の位置を探した。そうすると、本体の右肩奥の部分が概ねクッキングプレートと同じような温度を示していたので、今回はそこに温度計を置いてリアルタイムで各部の温度を測定しながら様子を見た。

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下の薪まで燃え広がったら、追加の薪を目一杯くべて、空気を送り込んで、とにかく炉内温度を上げてやる

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この部分が250℃付近に達しても・・・・

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まだまだ天板周辺部やクッキングプレートなど、薪ストーブの温度は均一に上がってなくて100℃近く低い状態

※放射温度計は黒の反射しない素材に当てた時に正確な温度を表示するため、このように色のついている素材、反射する素材の場合には誤差が発生するので、表示は目安に過ぎないので注意。

※レーザーが当たっている部分をピンポイントで測定しているわけではなく、その点を中心とする円内の平均温度であることも知っておこう。(このモデルの場合80センチ離れると直径10センチの円内の平均温度)


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販売店の説明通りにこのタイミングでダンパーを閉めてしまうと、煤や煙が大量発生してしまう。触媒機ユーザーの煙突の方が、CB機ユーザーよりも煤が大量付着しているケースが多い理由の一端を見たような気がした。

まずは天板の一番低い部分で250℃くらいになって、天板の全ての部分、側板にまで手をかざした時にしっかり熱を感じるように手をセンサーにして薪ストーブの表面温度全体が均一に上がる感覚を憶えてもらった。この状態になるまでは、ガンガン燃やす。慣れないとビビってしまうだろうけど、この状態に慣れてもらう。慣れてくれば、温度計がなくても、手をかざしてだいたい判るようになると思う。

とにかく焚きつけから、全体的に温度が上がるまでは遠慮しないで、ひたすら薪を燃やすのがコツだ。

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スリムな縦型のアストロラインの炉内でも、薪ストーブ料理は可能だ。熾き火になった炉内に五徳を置いて、鉄鍋を突っ込めば、色々な料理ができる。

簡単に作れて、野菜たっぷり摂れて、美味しく、見た目にも楽しい、ケーキ風のキャベツの蒸し焼きを作ってみよう。

1.キャベツ丸ごとをケーキのように切る
2..鉄鍋に入れる
3.葉と葉の間に適当にベーコンをはさむ
4.塩と胡椒を適当に振り掛ける
5.蓋をする
6.熾き火の炉内に五徳を置く
7.食材を入れた鉄鍋を置く
8.火力に応じて15分程度加熱(自信がない場合には12分を経過したくらいで数分おきに蓋を開けてチェックすると良い)
9.いい感じになったら炉内から取出し、5分ほど蒸らす(チーズを乗せるのはこのタイミング)



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炉内から取り出したところ

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チーズを乗せて蒸らした

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お皿に取り分けて、ケーキのようにいただく

キャベツの甘みと、ベーコンの塩味が絶妙のハーモニーを奏でる。生野菜だとたくさん食べられないけれども、蒸し焼きにすると、繊維もたっぷり摂れる。


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staub (ストウブ)

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薪ストーブでの調理にはstaubの鉄鍋がお勧め。手間をかけなくても鍋が美味しく料理を作ってくれる。

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ドブレのアストロラインの空気調整レバーは二つ。左右のレバーを中央に寄せると空気が閉じ、外側にすると開くという人間工学的に分かりやすい設計になっている。

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640CBや760CBに慣れていると、空気調整レバーの左右の位置が逆なので、どちらが一次で、どちらが二次か迷うかもしれないけど、よくレバーを観察すると△の穴が一つのレバーと、二つのレバーがある。一つの方が一次、二つの方が二次だ。一次は下からの空気、二次が上からの空気だ。

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一次空気の調整レバー

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二次空気の調整レバー

温度が上がるまでは一次も二次も全開で、豪快に燃やす。必要の応じて扉を微妙に開いてやるのも有効だ。とにかくガンガン焚いてまずは温度を上げる。

しっかり天板の温度が上がったら、まずは一次空気を絞る。完全に絞るよりも、数ミリから1センチ程度開いておいた方が良好な燃焼をする。そうすると、激しく上部や後部からの空気が噴出して、物凄いオーロラ炎になるはずだ。(ならない場合には温度がまだ低い)



次に二次のレバーを少しづつ絞って気持ち良い炎になるように調整しよう。他の薪ストーブでは見ることのできない激しい噴射状のオーロラ炎を自由自在に作れるので気持ち良い。ライトウェイトのスポーツカーでドリフトしまくりながらワインディングロードを駆け抜けるような感覚を味わえる。(あまり極端に空気を絞り過ぎて噴射状のオーロラ炎が出なくなるのは酸欠状態で危険なのでやめよう。煙突からの白い煙が出る場合は、温度が低いか、空気の絞り過ぎだ)

適度に燃やすと、薪から出たガスが二次空気で燃焼していき、薪がゆっくりと燃えていく。炉にたっぷり薪を入れれば1時間程度は炎の表情を変えながら燃えていくはずだ。ある程度薪がなくなって底の方に熾き火がたまったら、次の薪を投入するタイミングだ。(薪を投入しないで炉内料理するという選択もありだ)

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ドブレの縦型のコンパクトで省スペースの薪ストーブ「アストロライン」のお客様から、火入れ要請が入ったので、行ってきた。

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定番の上から着火方式

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順調に下に燃え広がっていく

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一番下の太い薪に火が燃え広がって、上の細かな薪が崩れたこの時が、次の追加薪の投入タイミング

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追加薪をガツンと燃やして、十分に温度が上がったら空気調整して、噴射状の二次燃焼のオーロラを楽しむ

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そろそろ寒さを感じるようになって「焚きたい」ということで、薪の配達の依頼をいただいた。

この薪棚はお客様の手作りで、三回配達分の収容量だ。とりあえず、今日は三分の一の量を積み込んできた。その直後に雨が降ってきたので、タイミング的にラッキーだった。

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車を横付けして一輪車でスムーズに搬入できる動線の薪棚

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また日を改めて、あと二回配達に行く予定だけど、とりあえず最低限の薪は納品できたので、焦らずにスケジュール的に無理のない時に行けると思う。

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これまでプロトタイプでの燃焼試験を繰り返し、その都度、改良を重ねて、限界まで性能を突き詰めることができた。

当初の設計の「直火料理が天板できる」「オーブン室でのオーブン料理」という目に見える機能はもちろんクリアしているが、ロケットストーブならではの「立ち上がりの良さ」「燃費の良さ」という特徴と性能も盛り込むことができた。

よくある開放型のロケットストーブはヒートライザーでの二次燃焼で効率が良いけど、排気を大気中に放出するために室内で使うわけにはいかない。また、ヒートライザー直下の高温部分で効率良く燃焼するけれども、燃え尽きて、そこへの薪の供給を連続して行う機構がないと燃料切れで消えてしまうという弱点があった。

そこで、私が設計した室内用のロケットストーブは、ヒートライザー上部にカバーをつけて排気を下部に降ろして、本体下側から排気するようにした。燃焼室を大きく設計して長い薪を投入できるようにして、ヒートライザー下部から、扉方向に向かって連続した燃焼が続くようにした。他にも細かなノウハウや怪我の功名みたいな必殺技も盛り込んでいるが、それは今後の製品化の際に発表しよう。

立ち上がり時間の短さは特筆できる。焚きつけ後15分あれば余裕で安定燃焼に入る。今回のテストでは10分で安定燃焼した。普通の鋳物の薪ストーブが安定燃焼に入るまで30分から1時間くらいかかることを考えると、半分以下の時間しかかからないことは特筆できる。

それから燃費も明らかに良くなっている。薪の投入頻度も長くなり、消費量は体感的には鋳物製の薪ストーブの1/2程度位の印象だ。(ロケットストーブを実験したことのある人なら、少量の薪で驚くほどの熱量を得られることが想像できるだろう)

料理にフル活用できて、立ち上がりが良く、燃費も良いという、私の考えている薪ストーブの理想形が実現した。

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天板の蓋を取り外すことによって鍋底に直火を当てる機能を盛り込んだ

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土鍋ご飯、中華鍋でチャーハンなども天板で調理可能

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オーブン室は余裕で200℃オーバーになるので、パン焼き、ピザはもちろん、一通りのオーブン料理が可能
(この写真は初期の立ち上がり時の温度測定で、この後には230℃くらいになった)

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オーブン室に、芯にシナモンパウダーを入れたリンゴを突っ込んで45分

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オーブン室で作った焼きリンゴは絶品だった

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燃焼能力も半端じゃない!

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炉内にやっと入るサイズのMEGA薪を突っ込んでも、完全燃焼させてしまう

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炉内のオーロラ炎も美しい・・・

私が知っている限りの欧米製の鋳物の高級ストーブと性能を比較しても遜色がないどころか、むしろ勝っていると思った。もちろんデザイン性、インテリア性、寸法など、全てのユーザーに受け入れられない要素がたくさんあるので、商品として爆発的に売れるようなものではないことも認識しているけど、これがハマるユーザーには、面白い薪ストーブだと思う。



今回プロトタイプが完成して、オーブン室や直火調理機能を省いた、純粋な暖房器具としての薪ストーブを普通の形で小型版を作った方がたくさん売れると思った。

しかし、プロトタイプで一台だけ作るのと、量産化モデルを作るのでは、投資金額が何倍も多くかかることになる。プロトタイプはフレームとパネルをビスで固定して分解修正可能な構造を作ったが、量産化モデルの場合には溶接もしくは折り曲げで作成することになるし、ある程度まとまった数を作ることになるので、私、個人の今の財力だけでは無理がある。今後の展開については慎重な判断が必要だ。(とりあえずノウハウはつかんだので、量産を実現させるためには出資を募るなり、アイデアを企業に売り込むなりの方法を取るのが現実的だと思った)

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薪ストーブを調理器具として使いこなすためには、その時の炉内の状況に応じて、天板と炉内を上手に使い分けることがポイントだ。

天板の温度がガツンと上がる機種の場合には天板だけでも炒め料理も可能だけど、それでも炉内の熾き火の方が強力なのには変わりない。適当な熾き火の時には炉内に五徳を置いて、中華鍋やダッチオーブンを突っ込んで、長めのヘラで豪快に炒めることができる。最初のうちは、炉内で炒め物をするのが怖いかもしれないけど、耐熱の長い袖のグローブと、長めのヘラがあれば、それほど大変なことではない。

炒め終わった鍋を外に出す際に、炉内とは別の五徳があるとなお良い。直接鍋を炉台に置いてもいいけど、熱くなって下手に触るとヤケドする。重い鍋を外に取り出す際には、ステンレスの火バサミを二つ、左右の手に持って鍋の取っ手二つを持つと、安全に確実にできる。皮手袋とタオルを併用するより安心だ。

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熾き火の炉内で玉ねぎを炒める

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茶色くなってコクと香りが出てきたら取り出す

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あらかじめ天板で沸かしておいたお湯、コンソメ、塩、胡椒を入れて、天板で煮込む
(同時進行で、次は炉内を土鍋に入れて土鍋でご飯を炊いている)

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土鍋ご飯は12分ほど炉内で焚いたら、外に出して15分ほど蒸らす

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一粒一粒が立って、美味しいご飯のできあがり・・・・この時期の新米を土鍋と薪ストーブで作ると最高

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玉ねぎの甘みと、柔らかさのシンプルなオニオンスープの出来上がり 溶けるチーズを入れれば小さな子供も喜ぶだろう

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私はベルギービールと一緒にいただきます

こうして、薪ストーブシーズンは、我が家では基本的に薪ストーブで毎日ご飯を炊いて、おかずも一品か二品は薪ストーブで作っている。暖房器具としてだけでなく、調理器具として普段使いしている。薪ストーブの熱源で作った料理は本当に美味しい。これからの季節は美味しい薪ストーブ料理が食べられて幸せだ。

今回紹介したオニオンスープだけでなく、肉や魚を炉内で焼くのも良い。炉内の熾き火を使うことを知ったら薪ストーブ料理のレパートリーが広がる。まだやったことない人は、ぜひとも挑戦してみて欲しい。

ちなみに欧米では薪ストーブ料理はあまりやらない。日本人ならではの使い方だけど、この美味しさを知らないのは、損していると思う。


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「新築の家に薪ストーブをつけたいけど予算的に厳しいっ!」と断念するケースも多い。

安易に断念する場合にはその程度のやる気しかなかったわけで、無理して薪ストーブをやって苦労しない方が良いと思う。エアコンや石油ストーブを「単なる暖房」と割り切った方が幸せだろう。

しかし問題点は予算だけで「いつかは薪ストーブをやりたい」と本気で考えている場合には、屋根を貫通してのチムニー作成、小屋裏から二階天井までの煙突配管だけをやっておいた方が良い。エアコンや石油ストーブでは絶対に味わうことのない陽だまりような異次元の暖かさと気持ち良さを得る「夢」を、新築の家に盛り込んでおくことをお勧めする。

新築の場合には設計時点から、煙突を構造材を避けたルートで無理なく通すことができる。屋根材を葺いてから、煙突設置時に剥がして作り直すより、野地板を作成した時点で、野地板を貫通させてチムニーを作成して、外壁と同じ仕上げで作成してその後から屋根を葺いておけば、雨仕舞い的にも圧倒的に有利なのだ。

薪ストーブ、煙突、チムニーと一式丸々だと国産の煙突部材を使えば120万円コースが一般的だけど、チムニー作成&煙突だけのプランだと40万円ほどで可能だ。今回の工事は、このパターンの依頼で、室内側や薪ストーブ本体の設置(注文)はなく、写真の部分のみだ。

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家を建てた大工さんが作成したしっかりとしたチムニーに固定金具をつける

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下側の固定金具が真下に来るように下げ振りで確認

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上下の固定金具が垂直についたら、煙突を固定する

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カバーをつけて完成

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二階の天井部分。ここにロックウールなどの断熱材を入れてから化粧板でふさぐ

入居後に予算を作って煙突を一本づつ買って、室内側の煙突を継ぎ足していくのもアリだし、ある程度予算が溜まってから一気に煙突と薪ストーブ本体を購入するのもアリだろう。その間に薪を作っておけば、導入後にすぐに自分の作った薪を焚けて、喜びも倍増だろう。

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私が売っている2年乾燥のプレミア薪は、普段は汎用性がある35センチの長さのものを配達している。この長さだと、大型の薪ストーブでも小型の薪ストーブでも、共用できるからだ。特に指定がない限りは、この長さを配達することが多い。

しかし、あらかじめ薪ストーブの機種が判っている場合には、30センチ薪を持っていくこともある。ドブレだったらアストロライン、ヨツールだったらF163などの縦型のオシャレな機種や、ピキャンオーブンなどは、短めの薪の方が断然使いやすいからだ。今回もそういうお客様だったので、30センチ薪を中心に持っていった。

大型ストーブや暖炉の時には長めのものを中心に持っていくこともある。薪に関しては小は大を兼ねるけど、大は小を兼ねないので、あまり長いものは普段は取り扱ってない。

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懐の深い軒下で雨が当たりにくいところに積んだ

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棚にはなっていないので、あまり高くは積み上げなかった

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小型ストーブで使いやすい30センチ薪

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炉内が熾き火になった時に、五徳を置いて、スキレットを二枚対向して重ねて空気層を確保して、熾き火の熱が直接伝わらないようにして、パンを置く。

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数分でこんがり、狐色の香ばしい美味しいトーストの出来上がり。

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11月10日(月)の午前中から午後にかけて、福島県いわき市で、「薪ストーブの煙を出さない焚き方レクチャー」の依頼が入りました。

その案件の前後で、9日(日)、もしくは10日(月)の午後以降で、画像に表示されているエリア付近の茨城県、福島県南部で、以下のような、ご依頼がありましたら、ご連絡をお願いします。

・コンサル案件
・現場確認
・焚き方レクチャー
・各種相談
・薪の配達
・煙突掃除



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成田付近から国道51号、国道6号を使って移動しますので、その経由地の方でしたら「こんなことで呼ぶのは悪いのでは」と遠慮することなく声をかけて下さい。移動のついでに立ち寄れますので、そのタイミングでお会いできたらうれしいですし、助かります。

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薪の乾燥は、慣れてくれば手で持った時の軽さ、手触り、そして薪同士を叩き合わせた時の音で、だいたい判る。

しかし慣れていない人は感じ取れないケースも多い。その場合、含水率計という測定器に頼ることになるけど、これは正しく使わないと全く意味がない。

電極を木に挿した時の電気抵抗で計測しているので、きちんと電極を差し込まないと低い数値になる。しっかり電極を差し込むのは意外と大変なのだ。適当に軽く挿せばいくらでも好きな数値に操作できてしまう。海外の本格的なものは電極部分だけ取り外し可能になっていて、それをハンマーで打ち込むようになっているくらいだ。

また、測定する薪を割らないで、そのまま表面に挿しても意味がない。表面の乾燥した部分を計測しても、割った内部の中央部分がその薪の真の乾燥度合いだからだ。

割った中央部分に、これ以上は刺さらないくらい、電極を入れた数字以外は意味がない。

(使わなくても経験から持った感触で感じ取れるようにはなるけど)測定器を使うならば、正しく使おう。

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表面が20パーセント付近でも・・・

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割った内部は30パーセント以上

こんな薪を焚いていると煤や煙が大量発生するし、気化熱で周囲の熱を奪って、なかなか温まらないし炎も元気がない。10パーセントの含水率の違いがあるということは、3kgの薪を投入したとして、乾燥した薪に300mlのペットボトル一本分の水を炉内にぶっかけて使っていることと同じなのだ。そういう想像をすれば、いかに乾燥不足の薪を焚くことが、煙や煤を大量発生させていることや、暖かさに繋がらないことが理解できると思う。

きちんと乾燥した薪を使うことが、薪ストーブライフの基本中の基本だ。薪ストーブの機種の違いよりも、はるかに重要なことだ。いかにカタログスペックが高性能な薪ストーブを使っても薪が乾燥していなければ、乾燥した薪を中国製の薪ストーブで焚くより劣るのだ。

煙や煤の心配をする人は、薪ストーブの機種で悩むよりも、薪の乾燥を考えよう。

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私が現在コンサルしている、これからのユーザーさんがメトス名古屋に見学に行ってきてレポートをもらったので、本人の了解の上で一部、編集の上で公開する。

それぞれの特徴を端的に判りやすく捉えていると思った。ネット上の情報だけでは判らない、実機に触れた率直な感想が素晴らしいと思った。特に車に例えた印象が、車好きな人には直感として理解しやすいだろう。

川原さま

お世話になってます、大阪のKです。以前のブログのコメントから、メトス名古屋に突撃したご報告をさせて頂きます。

■比較検討課題

1)熱効率の数値

「数%程度は焚き方次第で差が無くなる」との事で敢えて無視。

2)使い勝手等

川原さんのブログを含めたネット情報で座学済。

3)価格

最後の検討材料に。

そんなわけで、分解メンテナンス具合の確認と、実物のデザインを比較してみるという事で行って参りました。

ご対応頂いたのは近藤さん(だったかな)という男性の方でした。(中村所長はおられたのかどうか不明。川原さんのお話はさせて頂きました)

【700SL】
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武骨なデザイン。実物を見ると男気さえ感じました。操作性具合も「鉄だ!」というガチャガチャ感など、二昔、いや三昔前ぐらいの四角い1600cc~2000ccMT車のような印象。自分でいじってカスタマイズしていき愛着が高まる予感や、シンプルが故に初心者にも普通に扱えるが、中~上級者が使いこなすと面白さもありそうな、という感じ。

しかし、その武骨さ故か、調理器具面への執着が全くない妻の琴線には触れず…

※メトスの方は全然押してこなかったですね。そりゃそうか。

【760CBJ】
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妻の中では「THE 薪ストーブ」のデザインで、本命。私も同様に思っており、薪ストーブと言えばこれか700SLだろう、と。設計年からして当然なのか、今までに実物を見たことがある他社製薪ストーブと近い雰囲気を感じました。立派で頼りがいのあるデザインと大きさ、おそらく我が家の使い勝手にも過不足ない天板と横扉と分解具合に操作性。

だけどなんでしょう、物足りなさを感じたのには我ながら意外。一昔前の1BOXのAT車、という印象かな。川原さんがこの機種に対して、なんだかつまんなさそうな評をされていた事が頭をよぎりました。

【ヴィンテージ】
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デザイン面から「こりゃ無いか」と夫婦共に補欠候補。

しかし、実物を見るとこれまた意外。我が家には合いそうに無いと思っていましたが、そうでもないかもと。薪ストーブと言うより昔のテレビみたい、という良くない印象が夫婦共に引っくり返されました。

川原さんがブログにて開閉等のレバーの好感触について触れておられましたが、それも実感。その感触を含めての私の印象は、昔のテレビというよりは、現代の2000ccMTのFR車(我が家の車)のような感じ。自分でカスタマイズする余地はあまりないかもしれないが、完成度が高く操作性も気持ちが良い。求めた挙動も得られやすそう。しかも燃費も良くなってる。

というわけで、夫婦共、ヴィンテージが補欠から有力候補に急浮上しました。

・比較的に他種とは分解がちょいとしづらい面
・レバー類の高機能化による不具合時の対応

※他種はシンプルが故に経年劣化がなさそうな上に自己対応が出来そうだが、ヴィンテージは比較的複雑な機構で、摩耗を含めた経年劣化等などが本体より先に起こりそう(複雑と言っても、自己対応は出来そうに思っておりますが)

※決め手の一つになりそうなだけに、経年劣化等で好感触さが悪くなったら不満点になりそう

などをどう捉えるか、頭を整理したいと思っております。

また、ヴィンテージに絞ったネット検索も行ってみたいと思います。
(それをしていなかった程、補欠候補でありました(汗))

いずれにしろ、今回の突撃で機種選定になるかと思いきや、引き続き検討を要する事になりました。選定の暁には、また改めて報告したいと思います。



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