春夏秋は冬を待つ季節(シーズン2)

DIYで費用を抑えた設置から高級機まで幅広く網羅。メンテナンス、薪集め、薪割り、ダッチオーブン、ピザなどの薪ストーブ料理など使いこなしの話題を中心に薪ストーブライフを充実させるノウハウが満載。初心者からベテランまで薪ストーブや暖炉を一緒に楽しみましょう!
厳寒の真冬には焚き続けることが多くなるので炉内が熾き火だけということが少なくなる。しかし、薪ストーブシーズンに入ったあたりは、連続燃焼させずに火を落とすことも多い。そんな時には薪が燃え尽きた後に熾き火だけが残る状態になる。この時が炉内調理に最適なタイミングだ。

五徳を敷いて、金網を乗せて、その上で食材を焼くと炭火焼で美味しくいただける。肉や魚などの場合油が落ちてヘルシーにいただける。今回はハムを焼いた。

あまり油が多い肉とかを焼くと、熾き火の上に落ちた油が炎を上げて、食材を焼き焦がしてしまうので、目を離さないようにしよう。そうなったら、とりあえず食材を取り出して炎を消してから再投入だ。

炉内でハムを焼く

ハムの焼き上がり

赤ワインと一緒にいただきます

やったことのない人は煙や油を心配するけど、全く問題ない。煙や臭いは煙突から屋外に排出されるので室内側には出てこない。油も落ちて焼けてしまうし、ガラスに飛んでも、その後でガンガン焚けば焼けてしまう。ガスコンロで調理するのと違って掃除不要なのもうれしい。

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私のブログを熟読して、紆余曲折の結果、薪ストーブを無事に設置できたという読者の方から「お礼の気持ちに」と、わざわざ地元名産のサトイモを送っていただいた。色々アドバイスしても、そのまま何もなしという人が多い中、このように律儀に気持ちを込めて送ってくれて、ありがたいことだ。

薪ストーブつながりで送っていただいた農作物なので、当然、薪ストーブで料理する。ダッチオーブンに詰め込んで、蒸し焼きで美味しくいただいた。こんなに美味しいサトイモは初めてだ。

天板の上にダッチオーブン

ダッチオーブンの中

皿の上に盛ったサトイモ

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天板の温度が全体的に250℃に達して、炉内の温度がそれなりに上がってから、空気を調整して安定した後に、ダンパーを閉じてみる。その前後の炎の様子は明らかに違う。豪快に立ち上がる炎から、ゆっくりとしたオーロラのような炎に変化する。炉内に熱が溜まって、燃焼速度が落ちることで、薪が長持ちする。



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見た目上では、大きな変化はないので、言わないと気づかないレベルかもしれない。煙突の中が串刺しになっているような感じでちょっと違和感があってカッコ悪い気もするけど、まあ仕方ない。

早速効果を確かめたくて火を入れたが、焚きつけしたら煙が部屋の中に出てきて大変なことになった。

安定稼動してからも、薪の投入時に、扉を開いたら、部屋の中が煙臭くなって大変なことになった。

最初のうちは慣れないので、一度閉じたダンパーを開放してから扉を開けるということが習慣になっていないので、何度かやってしまうかもしれない。でも、ある程度慣れてくれば扉を開く時にはダンパーも操作するということが自然にできるようになってくると思う。

ダンパーをつける前
ダンパー装着前

ダンパー装着後
ダンパー装着後(開放時)

ダンパー装着後(閉鎖時)
ダンパー装着後(閉鎖時)

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薪ストーブの口元から二重煙突のアダプターのシングル部分が50ミリくらいあった。飲み込みの上の部分にマスキングテープを貼って正しい位置を煙突表面に写し取り、穴を開ける場所を決定する。今回はほぼ中間地点の25ミリのところに決めた。

穴の位置を決める

ドブレ700SLの場合には、もしこのシングル部分がもう少し短くても取り付けは可能だ。最低限、ダンパーのハンドル部分が回る隙間口元と二重部分の間にあれば、口元内でダンパーと本体が干渉することなく動作することが確認できた。

他の機種での口元ギリギリでの取り付け可否は確認を取っていないので、必ず実際に取り付ける前に煙突をバラしてみて自分の希望する位置で、ダンパーが本体や、スライド煙突のスライド部分と干渉しないことを確認してから、煙突に穴を開けよう。

ステンレスの煙突に穴を開ける場合にはいきなり太い穴は難しい。強引にやるとドリルの刃の位置がずれてしまうことが多いのでお勧めできない。穴を開ける位置の精度でダンパーがまともに動くかどうかが決まってくるので、ここは慎重に作業しよう。ずれると回転させた時に煙突内に干渉して上手く動かなくってしまう。まずは軽くセンターポンチで叩いて位置がずれないようにしよう。そして細めの刃から段階を踏んで、少しづつ太い刃にしていくのがポイントだ。穴の直径はハンドルと同じではなくて、一回り、微妙に大きくないとスムーズに入っていかない。

直径の異なるドリルの刃を複数使う

穴開け作業中

穴が開いたらダンパーの軸を外す。軸をぐっと押し込んでやって180度回すとロックから離れて外れる。外したダンパーを煙突内に入れて、軸を穴の外から挿入して、先ほど外した時と逆のやり方でダンパーと固定する。固定しながら、軸を反対側の穴から出せばOKだ。挿入する場合に煙突の向きとダンパーのハンドルの向きに気をつけよう。口元金具にも溶接の跡があって、それを後ろにした方が目立たなくて綺麗なので、通常はそうなっていることが多いと思う。その向きで取り付けした時に利き手側にハンドルがくるような方向で入れよう。

装着完了

この状態になったら煙突をバラした時と逆の手順で組んでやればOKだ。

ダンパー装着時の内部の写真

もし自分でやってみようという場合には、ヤフオクで格安でゲットできる。私も取引したけど、以下の出品者は対応も迅速かつ丁寧で、安心して取引できるのでお勧めできる。
こちらの出品者からの購入がお勧め

もちろん「自分でやるのはちょっと自信ない」という場合には、ご依頼いただければ対応する。これからやるのであれば、シーズンが終わって煙突掃除と同時にやるのがベストだと思う。(煙突をバラすので煤がついていると部屋の中が汚れるから)

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ドブレ700SLは、とても燃焼能力が高くて豪快に燃えるタイプの薪ストーブだ。煙や煤の発生が他の機種に比較すると非常に少なくて、とても使いやすい。上手に焚いた場合には、煙突トップと煙突内には1シーズンでスプーン一杯程度の煤の付着しかないくらいだ。

しかし、このことは裏返せば燃費の悪さにも繋がっている。先日紹介したようにガスケットの気密性を確保することで本来の性能にすることでかなり燃費は改善する。しかし煙突の口元部分に排気抵抗をコントロールするダンパーを付加すれば、必要に応じて排気抵抗を調整できるようになるので、さらにコントロールの幅が広がって、燃費向上に寄与する。そして、ゆったりとしたでオーロラ炎出まくりの妖艶な炉内が楽しめるようになる。

ドブレ700SLで煙突を天板からストレートに出して屋根抜きしている場合には、煙突ダンパー設置を強くお勧めする。背面水平出しで外壁で立ち上げている場合にはドラフトが元々弱くなっているので、必ずしもダンパー設置の必要はないけど、真っ直ぐな場合には、つけておいた方が良いと思う。

二重煙突の部分にダンパーがついているきちんとした製品もある。薪ストーブの新規導入時には、そのタイプを使うことで、すっきりとシンプルかつオシャレに納まりつつ、高性能を長期に渡って安定的に維持することが可能なので、これから導入を考えている人はぜひともこの仕様を選択しよう。

後付けでこの製品としてのダンパー付きの二重煙突を使用する場合には、既存の煙突との長さを入れ替えてもスライド煙突で調整が効かなかったりして、大事になってしまうこともある。偶然ダンパー付き煙突と同じ長さの250ミリの長さの煙突を口元付近で利用していれば単純に入れ替えられるけど、そういうことは稀だろう。

後付の場合、口元金具のシングル部分を利用する簡単なタイプを利用するのもありだ。中国製で、ちょっとオモチャっぽくて質感はイマイチだけど、機能的には問題ないだろう。長期間利用すると軸やバネがへたってまともに動作しなくなるだろうことは容易に想像できるけど、そうなったら交換、修理と割り切って自己責任で使いたい。

ダンパーをつける前

こんな感じにつく予定

煙突内でこのように閉じて排気抵抗をコントロール

ダンパーの解説は本日16時発行のメルマガにて。

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先日、私の大好きなドブレ700SLを設置したという報告をいたただいた。遠方で私のブログの記事を見て導入を決めて個性的な住宅にぴったり合っているのを見て、うれしく思った。

源頭の風景を求めて・・・[薪ストーブ(ドブレ700SL)の火入れ]

多分、こうして報告してくれる人以外にも、同じようにドブレ700SLを導入している人は多いと思う。私がブログで700SLのことを書いてから、メトスでのこの機種の売り上げが倍増していることからも、隠れ700SLユーザーが増えていることは間違えない。その前にはネット上で700SLの情報を見つけることはほとんどできなかった。こんな高性能で素晴らしい薪ストーブが知られてないのは「なんだかな」という気持ちで、はじめたブログだったけど、その点では、現在は一定の成果が出てきたと思う。

しかし、ユーザーが増えるに従って、せっかくの高性能な薪ストーブなのに、本来の能力を生かしきれていないケースも出てきていると思う。燃費に納得いかないまま、あるいは気づかないまま使っているユーザーがいるのは不本意なので、700SLユーザーに対して、ここで一つ、私から重要なチェックポイントをお伝えしたい。

今では700SLも通販でも買えるくらいだから、多くの販売店でもこの機種の取り扱いをしているけど、この機種のことをあまり知らない薪ストーブ販売店から購入した場合に、重要かつ適切なアドバイスを得られていないケースが多い。販売店に相談しても「こんなものですよ」で終わってしまうかもしれないので、この点に関しては、直接メトスに問い合わせた方が良いかもしれない。そもそも販売店のスタッフが自分で自宅で焚いたことがない限りは、ユーザー宅で「火入れ式」と称して軽く焚きつけだけ行ったくらいでは把握できないようなポイントなのだ。

まずは灰受け室の扉のガスケット潰れを点検しよう!
700SL灰受け室の扉のガスケット潰れ

最近のロットでは新品でも、灰受け室の扉のハンドル側(左側)、上の写真だと右側のガスケットが潰れきっているものが多い。ここが潰れて固まっていると、ここから空気が漏れて一次燃焼の空気調整を絞っても空気が流入し続けてしまって、薪が燃え過ぎて燃費が悪くなってしまうし、オーロラのような炎を楽しめなくなる。ガスケットをパッと見ると潰れてはいても、綺麗だし、何の問題もないように思ってしまうだろう。しかし十分に温度が上がって、一次燃焼、二次燃焼の空気を絞った時に炉内の炎が暗くなって「消えちゃう?」みたいな状態にならない場合には、このガスケット潰れ部分からエアが流入していると判断しよう。

この場合迷わず、ガツンとメトスにクレームを入れよう。「川原のブログで知った」と伝えれば話は早い。販売店に相談しても良いけど、使ったことがないと理解できないで「そんなものですよ」で終わってしまうケースもあるかもしれないし、もしきちんとガスケット交換の対応をしてくれる販売店があったとしてもそこで止まってしまって、メトスに「不具合がこれだけ起きている」という情報が伝わらないので、ユーザーから直接声を入れた方が良いと思う。

この症状、私の使っている700SLでも起きていたし、アース・リー山武店で導入した複数のお客様のところでも起きていた。そしてブログ仲間のmakiwariさんのところでも同様だった。あまりに多いので、メトスに直接「こういう不具合が起きているから対応して」と伝えたけど「気密テストしたけど問題ない」という回答で、いまだに改善されてないようだ。本来、ガスケットが潰れることによって気密を保ってるのだけど、メーカーで生産してから出荷までの在庫期間が長かったりすると、ユーザーのところに届いた新品のうちにガスケットの寿命が終わってしまっているのだろう。メーカー、輸入代理店も「どうせ消耗品で定期交換するパーツだから」とあまり深く考えてないようだ。でもユーザーにとっては新品の薪ストーブなわけで、最初から不具合があるのも気分悪い。

ガスケット交換のやり方そのものは簡単で、誰でもできるようなものだ。

綺麗で使えそうでも、潰れていたら交換してみよう

ワイヤーブラシでこする

皮すきで削る

ハケで粉を落とす

テープで抑えつつ、貼っていく

クレームを入れて交換キットを送ってもらえば、わざわざ薪ストーブ屋さんを呼ばなくても自分でもできる。実際にmakiwariさんが自分でやったブログの記事があるので、それを参考にして欲しい。

このガスケット交換で劇的に燃え方が変わるし、燃費も変わるので、これからシーズンを迎えて焚き始める人は、一度点検して、問題があればすぐに交換して、本来の700SLの能力を発揮させて使おう。

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薪棚の後ろの紅葉が綺麗だ。この薪は今年割ったものなので、これから2年の熟成、乾燥期間を経てから焚かれる。

紅葉

薪と紅葉

薪の乾燥期間だけでない、さらに重要な薪作りの秘訣は本日16時発行のメルマガにて。

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薪ストーブつながりで、どんどん新しい世界が広がっていく。先日、住宅地での無煙コンサルにお伺いしたところが、楽器工房&音楽教室だった。薪ストーブのレクチャーの合間には、逆に音楽やオーディオの話も聞かせてもらうことができた。セパレートのCDプレイヤーなどの、どんな高級CDプレイヤーよりもCDを良い音質で聴くことができる安価な機器があるということを教えてもらった。それが、ローランドのデジタルレコーダーR-05だ。スターウォーズのR2D2みたいなネーミングで、かわいくて高性能というところが共通している。



この機器は単独でマイク内蔵のため高音質で生録音と再生ができるけど、CD音源を聴く場合には以下の手順が必要となる。

まずはパソコンにcd2wav32というフリーソフトをインストールしてCDの音楽をパソコン内にWAVファイルとして保存する。インストール後に設定をデフォルトのままではなく「設定」→「取り込み」メニューから「読み出し方法の設定」で「2パスフレーム間補正」を選択。その下段のチェックボックスには「エラーリポートON」「デジタルエンファシスON」「曲の先頭無音録音しない」にチェックを入れる。これで自分の好みのCDをCDドライブに入れて取り込みボタンを押せば高音質で、まずはHDDにWAVファイルが保存される。

そのファイルをSDカードにコピーしてR-05のカードスロットに挿入すれば準備OKだ。実はSDカードによっても音質が違うらしく何十種類もチェックした結果、上海問屋のDNF-SDH32C10がベストらしい。どうせ、これからゲットするのであれば、音質が良いと確認が取れているものを選択しよう。



コンサルに行った特典(?)を生かして、音質改善のためのスペシャルチューンも施してもらった。電池にパラレルにフィルムコンデンサーを付加。ケースが振動して悪影響を与えるため取り払い、内装パーツには振動防止のための切り溝が入っている。

改造を施したR-05

電池もアルカリ電池よりもニッケル水素電池の方が良いらしい。電池は現在チューニング待ちなので、とりあえずはアルカリ電池で聴いているけど、それでもCDプレイヤーと聴き比べて、明らかに音が良いのを実感している。私は中島みゆきが好きなので、最新アルバムを聴いてみた。バスドラムやベースなどの低い音から、シンバルなどの高い音まではっきりと聞き取れるのはもちろんのこと「こんな音が入っていた?」みたいな感じでベールのはがれたクリアなサウンドだ。しかもボーカルもこれまでCDの時には余韻がフニャっとした印象があって耳障りな感じだったけど、それがなくなって、とても聴きやすくなった。目の前でみゆきさんが歌っているようだ。



今までは「しょせんCDなんてこんなもの。SACDでなくては」と思っていたけど、これならば十分に聴ける。やわらくて綺麗な音だ。少し前に従来の一枚3000円程度の銀+ポリカーボネートのディスクではなく、一枚10万円程度の金+クリスタルガラスのクリスタルディスクがリリースされた。音は従来のCDより明らかに良いようだけど、CDプレイヤーの性能や原理の影響は受けてしまう。原理的には回転部分がないこと、光学ピックアップのサーボ補正がないことから、音が良くなるのは当たり前のことかもしれないけど、ここまで音が良いとなると過去のCDもR-05に取り込んで聴き直してみたくなった。

R-05と薪ストーブ

薪ストーブの炎を眺めながら、ワインを飲みつつ、高音質でCDを聴く。秋冬の夜長には最高の過ごし方だ。

わずか3万円程度の投資で300万円クラスのCDプレイヤー以上の音を得られるわけで、オーディオ好き、音楽好きにとってはコストパフォーマンスが極めて高く、満足感が得られると思う。

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都内で薪ストーブをやっている人に、2年乾燥の究極の薪を配達に行った。綺麗に舗装された道路を木屑で汚さないようにシートで養生して、一輪車で敷地内に運び入れた。通行人も薪が珍しいのか、みんな、振り返ってまで見ていた。

シートで養生の薪の配達

一輪車に薪を載せる

薪の配達の裏話は本日16時配信のメルマガにて。



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エアコンの風の音、石油ファンヒーターのファンの音など、暖房器具から出るノイズは著しく、音楽の演奏や鑑賞の妨げになる。音楽だけでなく、映画を観たり、静かにくつろいだりしている時にも同様だ。

薪ストーブの場合は極めて静かだ。薪ストーブが空気を吸い込む音はファンの音とは桁違いに小さいし、時折はぜる薪の燃える音も、耳障りではなく心地良く、音楽の邪魔をしない。



響きの美しいピアノの余韻の音まで楽しめる薪ストーブによる暖房。炎も音楽と合っている。

当たり前の「暖かい」とか、今回紹介した「音が静か」というだけではない、もう一つの捨てがたい薪ストーブのメリットは、本日16時頃配信予定のメルマガにて。

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先日の日曜日の動きだ。1日に五件訪問。これで限界に近い動きだ。

薪ストーブシーズンに入ってからの週末は毎週のようにこんな感じで、ご注文いただいてもすぐには対応できないこともあるので、早めに連絡下さい。

0800 【山武市】薪の配達(500キロ)
1100 【多古町】来週分の薪の配達の打ち合わせ & 焚きつけレクチャー
1500 【千葉市緑区】薪の配達(500キロ)
1600 【千葉市若葉区】薪ストーブ設置の打ち合わせ
1800 【市原市】薪ストーブメンテナンス(ガスケット交換)

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私が薪ストーブの焚き方をレクチャーした人は、使いこなしが、とても上手になる。ここも以前、隣近所からの煤煙の苦情の相談を受けてコンサルしたところだ。

昨日のブログの記事で紹介したシーズン直前の煙突掃除の依頼を受けた家は、煙突掃除しなくても良いくらい少ない量の煤だった。実はこれは3年間の量の累積分でティーカップ1杯にも満たない量で、1年当たりの付着量はティースプーン1杯分くらいだと思われる。

煙突トップの状態(作業前)

取り外した煙突トップの内側の状態

トップから回収した煤の量

二重煙突内に付着した煤の量

煙突掃除というよりも定期点検という感じで、近所に煤や煙が飛散しないための安心材料、再確認、評価という感じだった。

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薪ストーブシーズンに入るに当たっての煙突掃除の依頼を受けた。

resize0264.jpg

この家は屋根裏部屋から天窓を開いて、そのまま屋根に上れるようになっている。

天窓から屋根に出られる

煙突にアクセスが容易

そのため二連ハシゴをかけることなく、安全かつ楽に作業できる。このようにメンテナンスしやすい設計というのは、とても重要だ。比較的低リスクで自分でやることも可能になってくる。

煙突掃除は、基本的には毎年必要なので、毎年業者を呼んで3万円かかると仮定しよう。その場合、このように自分でメンテナンスできるようになっていれば20年間で60万円のコストが削減できることになる。

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普通の薪屋さんは人工乾燥で短期間で作成していることが多いので外側しか乾燥してない。内側は乾燥不足で焚くとシューっと水蒸気を噴出すものが多い。重量の1割は水を買っているようなものだ。

それに対して、私が販売、配達している薪は自然乾燥で2年経過した最高級のものだ。1年乾燥の薪屋さんはあるかもしれないけど、少ないと思う。2年モノの薪を扱っているのは日本で私だけかもしれない。十分に乾燥しているので、同じ重量で比較すれば量も多いし、値段は同じでも、かなりお買い得だ。そのため一度買ってくれたお客さんはリピーターになるケースが多い。それまで購入していた薪と明らかに違うのを感じ取ってくれている。

店頭ではキロあたり50円で販売している。

小口配達の場合は500キロで送料込み3万円程度で対応(関東近県の場合)している。遠方の場合はその都度、個別の見積もりで、お互いの合意が得られれば、行ける状況であれば行くこともある。

薪コンテナの在庫

大量注文の場合には、一コンテナ約500キロ積みを4コンテナまとめて2トン単位となる。バラ売りはしていない。2トンユニック車にまとめて積んで持っていく。薪代2トンで8万円(キロあたり40円の格安)プラス送料となる。送料は距離によって違うので、その都度見積もりだけど、ユニック車、オペレーター人件費がかかるので、近所でも最低1万円は覚悟しておいて欲しい。遠方になると高速代、燃料代の実費も追加になって2-3万円になることもある。

配達地域について基本的には千葉県東金市から片道90分以内の場所のみ対応している。それより離れた場所の場合は要相談だで、注文いただいても必ずしも対応できるとは限らない。

また配達できる日程も限られている。基本的には月、火、木、金の4日間だけで、水、土、日と祭日には行けない。土日や祝日しか都合がつかない場合には、事前に降ろす場所を打ち合わせしておいて、こちらが行けるタイミングで、そこに降ろしておくというやり方で対応している。

ユニック車で薪を降ろしているところ

さらに条件があって、2トン車が入れる場所(広さはもちろんのこと、地盤が良い場所)で、なおかつクレーンでコンテナを吊り降ろすことが可能な状況でないと対応できない。トラックを停めた場所から3-4メートルまでの距離が限界で、それ以上へ遠くまでは無理だ。降ろした後の薪の移動は行わない。

1コンテナについてコンクリートブロック6個を下に敷けば、そのまま薪棚として使ってもらうことも可能だ。薪がなくなったら、来シーズンにリピート注文の時に満載のコンテナと入れ替えするか、もしピンチヒッターの薪の注文で次年度以降は注文しない場合は、そのコンテナはそのまま薪棚として使ってもらうか、処分して欲しい。空になったコンテナの回収だけも行わない。

注文はこちらから。

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11月も半ばになって、だんだん本格的に寒くなってきた。特に朝晩は冷え込む。外を歩く人でもコート、手袋、マフラーなどの姿が見られるようになってきた。ようやく薪ストーブのシーズンがはじまったという感じだ。



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今回、薪ストーブの無煙コンサルに行ったところは、楽器の修理、製作工房だった。チェンバロを作っている途中に薪ストーブ導入工事を行った。色々と楽器製作の裏話や歴史を聞かせてみらって興味深かった。

薪ストーブのあるコンサートホール

1840年代のフランスのピアノをはじめとして、貴重な珍しい博物館ものの楽器が並ぶ中に、新たに薪ストーブの火が入った。12月にこの空間でコンサートが開かれるそうだ。寒い時に、薪ストーブの炎を眺めながらのコンサートって居心地が良さそうだ。

鋼鉄フレームを使ってないクラシックピアノ

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今回、モキストーブMD-80IIを実際に見る機会に恵まれた。

モキプレートで熱回収&二次燃焼

メーカーサイトでは「無煙ストーブ」「燃焼哲学」などのイメージ先行のキャッチコピーが見られて、自信のほどが伺える。しかし、その一方で、ウェブの掲示板などでモキストーブの情報を検索すると、悪い情報ばかりで、あまり良い情報が見つからない。上手く使えず煙モクモクになってしまう人の書き込み、そしてメーカーに相談しても「気に入らないなら返品」みたいな対応のようだ。メーカーは自信を持って作っているから、使いこなせないユーザーを教育することなく、切り捨てているようだ。

今回の都内での無煙コンサルで、先入観なしに、焚いてみて自分の目で見て判断した。感想としては、その薪ストーブの能力を100パーセント発揮させられるかどうかで、評価が別れると思った。

もともとは焼却炉を製作している会社なので、その設計思想や背景を理解する必要がある。温度を上げずに弱く焚くと煙モクモクになってしまうのは、他の鋳物製など、どの薪ストーブでも同じだけど、特に鋼鈑製のこの薪ストーブは気合を入れて焚く必要がある。細めの薪を中心に、扉を開いて燃焼用の空気を大量に送り込んで「これでもかっ!」というくらいボーボー燃やすのがポイントだ。初心者にとっては恐怖を感じるくらいの燃やし方をする必要がある。基本的には薪ストーブの表面温度が平均400℃で焚く必要がある。平均で400℃ということで、モキプレートという二次燃焼の熱回収部分(触媒のような機能のパーツ)がついているあたりは表面温度が500℃まで上げる必要がある。薄っすらと赤く変色しているのが確認できると思う。

本体が赤く変色しているのが確認できる

モキプレート部分を500℃程度まで上げる必要がある

そこまで、ガンガン焚けるかどうかで、この薪ストーブの評価が決まってくる。200-300℃前後の鋳物製の薪ストーブの倍近い温度で使うのがポイントだ。鋳物製の薪ストーブは温度管理に気をつけないと鋳物が割れてしまったりの破損のリスクが高くなるので、樹種や太さ、空気の調整などの気をつける必要がある。「針葉樹を焚いてはいけない」というような迷信もここらへんの理由もあるのだろう。モキストーブはどんなにガンガン焚いてもまず壊れないので、ひたすら温度を上げるのがポイントだ。500℃オーバーまで計測できる放射温度計もあった方が良いと思う。なければ、本体後部が赤く変色するくらいまで、遠慮なしにひたすら焚こう。

その後に、空気を絞ると綺麗な二次燃焼のオーロラの揺らぎが炉内に見られるようになる。

この薪ストーブの特徴は以下の通りだ

1.温度の立ち上がりが早く、鋳物製よりもすぐに温かくなる
2.燃料の種類を気にしないでガンガン燃やせる
3.壊れにくくシンプルな構造
4.燃焼能力が高い反面、燃料の消費は多め
5.ガツンと焚いて、その後、空気調整して放置&鎮火で大丈夫
(焚き続けると部屋が暑くなりすぎる)



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「東京の23区内で薪ストーブを導入したけど、煙で隣の家から苦情をもらってしまった」という案件でコンサルに行ってきた。メーカーに使い方を問い合わせても要領を得ない回答だったらしく、困って私のことをネットで探してくれたらしい。

とりあえず薪ストーブ本体の設置状況、煙突の設置状況を確認して、その後で外に出て煙突トップと近隣の地形や位置関係などをチェックした。煙突が低くて、隣の家の窓と同じ高さになってしまうので、けっこうシビアな条件だった。あと2メートル煙突を立ち上げて、隣の家の屋根より高くすれば、だいぶ違ってくる。そのことで、風圧帯という煙突トップ周りの乱気流の影響を避けられること、隣の家の窓からトップが見えなくなることでの心理的効果も極めて大きい。今後の改善ポイントとして提案してきた。

隣の家の窓と、煙突トップの位置関係

苦情をもらった状況を確認すると、焚き始めてすぐにということだった。まあ、それだけ凄い煙が出てしまっていたのだろう。たまたま隣の家が窓を開けていた時に、はじめての焚きつけで失敗してしまったというような悪条件が重なったためだと思われる。

(幸い)コンサルの当日、天気が悪く、雨がパラついている状況だったので、隣の家の窓は開いてなかったし、布団や洗濯物が干している状況ではなかった。そこで焚きつけから安定稼動に至るまでのプロセスを最小限の煙の発生で済む使いこなしのテクニックを伝授してきた。

煙の少ない上から着火方式

ネットワークカメラで炉内と煙をリアルタイムモニター

薪の追加投入、熾き火になってからの再稼動、ほとんど熾き火がなくなってからの再稼動と、薪ストーブを使う場合のさまざまな状況下での使用方法を丸一日かけて、しっかりと行ってきた。完全なコールドスタート、熾き火がたくさんある状況、熾き火が少しある状況、熾き火がほとんどない状況と4回の焚きつけを行ったけど、今回は一度もクレームの電話は入らなかった。

初心者ユーザーが自分ひとりではなかなか、勇気を持てずに、しっかりと焚くことができないのも仕方ない。炎がゴーゴー立ち上がっているのを見ると恐怖心が出てしまうのも当然だと思う。私だって、初心者の頃があったから、その気持ちは解る。でも煙の発生を最低限に抑える焚き方をするのは、その恐怖心に打ち勝って、炎に慣れる必要がある。そんな時にユーザーに寄り添ってアドバイスができるこの仕事は、とてもやりがいがあるし、面白い。

今回依頼してくれた方によるレポートはこちらのDIY掲示板。【要ユーザー登録】

今回の活動についての裏話はこちらのメルマガで本日16時配信予定【要ユーザー登録】

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薪ストーブ体験イベントに来ていただいたお客様に、天板で作った薪ストーブ料理と、炉内料理のピザを味わっていただいた。午前中のお客様には豚汁&チーズピザを、午後のお客様にはお汁粉&デザートピザを出した。100パーセント薪ストーブの熱源で作った料理だと、小さな子供も野菜入りの料理を全く残さず食べることから、その味は想像がつくだろう。

炉内でピザを焼く

キノコとチーズのピザ

ドブレ700SLの天板に3つ置いた

ドブレ700SLの天板には直接直火が当たる構造になっているので、かなり強力なクッキングストーブとしても天板を活用できる。カタログの写真だけ見ると狭くて鍋をあまり置けないように見えてしまうかもしれないけど、煙突を天板から出していても、普通に鍋を二つ置くことができ、実用上あまり不自由は感じない。今回のイベント準備では、煙突の横も小さめのヤカンを置いて、お湯も沸かして、豚汁、お汁粉と3つを同時進行で作成できた。

もし煙突を背面出しすれば余裕で4つの鍋を置けるようになる。さらに煙突蓋を取り外して直火を鍋底にも当てることができるので、最強のクッキングストーブになる。煙突を背面出しすることによって薪ストーブ本体が手前きて室内側が狭くなるというデメリットがあるので、その条件をクリアするための設置条件を考えてみよう。

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薪ストーブでピザと言えばチーズが溶けてというイメージが強いけど、それだけではつまらない。

デザートピザを焼いているところ

具を工夫すると手作りスイーツのデザートピザが楽しめる。最も簡単なのは、ピザ生地にごく少量の隠し味のバターを塗って、リンゴを薄くスライスして、シナモンシュガーパウダーをかけるだけ。これを炉内で焼けば極上のスイーツが楽しめる。

焼き上がり

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薪ストーブを焚いている時に、うっかり素手で触るとヤケドをする。

薪を投入したり、空気調整の操作をする時に皮手袋を装着するのが基本だけど、慣れてくると、ついつい手抜きをして、素手でやってしまうことがある。そんな時には注意していても、ヤケドをしてしまうことも多い。

そして皮手袋をつけていてもヤケドをすることもある。よくあるのは、短めの皮手袋をしていて、腕の方まで保護されてない状況で炉内に薪を突っ込む時に、投入口に腕が触れてしまってヤケドすること。これは必ず1年に一回くらい、シーズンの最初の頃に私はやってしまう。

皮手袋に穴が開いていた

思いっきりヤケドしてしまった

それからもう一つ、皮手袋を薪ストーブ専用にしないで、薪割りとか薪運びとかに兼用でハードに使っていると、知らぬ間に指のところに穴が開いている場合がある。それを気づかずに、焼けたダッチオーブンとか、アクセサリー類を触ってしまってヤケドすることもある。先日、お客さんのところでの取り扱い説明の時に、薪運び用の皮手袋で穴が開いていることに気づかずに、温度計の位置を動かそうとして、思いっきりヤケドしてしまった。

本当はこういう穴の開いた皮手袋はすぐに捨てた方が良いのだけど、貧乏性でついつい、使い続けてしまうのだ。

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今度の土日(11月10日、11日)にはアース・リー山武店で薪ストーブの体験イベントを行う。薪ストーブの焚きつけ方法、薪ストーブ料理の実演&試食、薪割り体験など薪ストーブの使い方の紹介はもちろんだけど、もう一つの目玉として、アウトレット薪ストーブの激安販売も行う。これまでショールームで展示使用していたユーズド品や、現在入手困難になってきた激レア品などを定価の半額以下でイベント特価で大放出する。下の写真は一例で、他にもドブレ(アストロライン)など各種取り揃えているので、格安品をゲットしたい検討中の方はぜひご来店下さい。

アウトレット品だけど、性能も能力も一流で、使っていてこの上ない喜びを味わえるのは言うまでもない。

ウォーターフォードアッシリング
山武店在庫 ウォーターフォード アッシリング(黒塗装)

ウォーターフォード エリン(ホーローグリーン)
香取本店在庫 ウォーターフォード エリン(ホーローグリーン)

ウォーターフォード トリニティ(ホーローブラウン)
香取本店在庫 ウォーターフォード トリニティ(ホーローブラウン)

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ネスターマーチンS43 B-TOP仕様の薪ストーブ設置工事に行ってきた。今回は直接のお客様ではなく、建築設計事務所からの下請け案件だったので、そこの建築設計事務所のお抱えの大工さん、瓦屋さんとのコラボでの作業だった。普段はアース・リーのスタッフだけでやるけど、いつもとは違う外部の人との連携作業も良い感じでこなせて無事に完了した。

設置前の状況

終了後に職人さんが帰った後には、私が一人残って、しっかりと時間をかけて施主さんに対して取り扱い説明を行った。いつものように薪を組んで上から点火。今回はマッチしかなかったので、ちょっと緊張したけど、マッチ3本で無事についてくれた。

マッチで上から点火


温度が上がるまでには時間がかかるので、炎を眺めながら色々お話して、途中で奥様の手作りパンや、ご主人様の手作り竹細工や空手の実演などを見せてもらった。仲良し夫婦なので、一緒に長時間いても居心地が良かった。

奥様手作りのパンをいただいた

ご主人様手作りの竹細工を見せてもらった

ネスターマーチンS43は大型の薪ストーブなので、大量に薪をくべてガンガン焚かないとなかなか温度が上がらない。今回は平屋で煙突長も4メートル、しかもB-TOP仕様で排気抵抗も通常より高いので、ドラフトが弱いのは明らかだった。さらに、お客様が用意していたホームセンターでの購入薪が乾燥不足と二重苦三重苦だったけど、テクニックを駆使して頑張って焚いた。

フロント扉を開けて空気を送り込む

焚きつけから2時間後にようやく天板の温度が200℃に達して、二次燃焼の調整ができるようになった。焚き方や空
気調整のコツを実際に見せながら、お客様にもやってもらった。お客さんからも「これは聞いただけではできない。見せてもらって良かった。教えてもらわなければ炎の勢いにビビって早めに空気を絞ってしまっていたと思う」と感謝された。私のレクチャーを受ければ、薪ストーブを上手く焚けないということは、ありえないと思う。オーロラ燃焼となるような薪のくべ方と空気調整テクニックを教えて、最後に動画を撮影した。



この動画の中の冒頭の部分の奥様の「ありがとう」という声は、奥様の薪ストーブの夢を叶えてくれたご主人様に対するものだ。そして「リッチみたい」というは「薪ストーブの置いてある炉台周りだけを見たら・・・」という息子さんの声を受けてのものだ。暖かくて仲良しの家族の中に迎え入れてもらった薪ストーブは幸せそうだった。

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先日、薪の配達と煙突掃除の依頼をいただいたお家の紹介をしよう。ここは床屋さんで、薪ストーブを利用しているという、ブログ村の薪ストーブブログランキングでも複数見られる条件と同じなのもびっくりした。もう10年ほど薪ストーブを使っているベテランユーザーだ。設置した薪ストーブ屋さんが潰れてしまったため、私を探し当ててくれたそうだ。

ちなみにこの薪ストーブはイントレピット2だけど、触媒モデルではなくてクリーンバーンモデルだ。故障知らずで長期間使えていて、満足しているそうだ。

座れる炉台

薪ストーブの炉台と、既存の床の間に凹状の溝を設定して、足を下に置いて腰掛けられるようにしている。焚きつけの時など炎を見ながら薪ストーブの近くに楽な姿勢で座れるのだ。この炉台の快適さはアース・リーのコンセプトハウスでも実際にやっているので、その快適性は体験済みなのだ。

この炉台のメリットは実はそれだけでない。薪ストーブを使っていると木屑とか灰が周辺に飛び散る。フラットな炉台だと、それがリビングスペースの方にも散ってしまうけど、この形状の炉台だとそういうゴミが凹部分に落ちて、ここで縁が切れるので、それ以上広がらないのだ。これは綺麗好きな人にはありがたいことだと思う。

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一般的には、触媒式の薪ストーブはアメリカ製、クリーンバーン式の薪ストーブはヨーロッパ製というイメージが強い。

でも例外があってアメリカ製でもクリーンバーンの機種も出ている。

コンコルドの赤のホーロー

扉を開けてみる

炉の中を観察する

パッと見た感じはバーモントキャスティングス社の赤のホーローのアンコールだけど、炉内をよく見ると二次燃焼用の空気の噴出しパイプがあって触媒がない。コンコルドという機種だ。

この機種に限らず、小型のイントレピット2という機種も触媒機だけでなくクリーンバーンもある。外見からは全く判らないけど、炉の中を見ると二次燃焼用のパイプの上に耐火煉瓦のバッフルが乗っている構造になっているので確認できる。

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オーストラリア製のクッキングストーブ「ピキャン」のオーブン(ネクター)は優れものだ。炉の上の丸い蓋が取り外し可能で、鍋底に直火を当てることができる。ちなみに燃焼中に蓋を外しても炎が噴出してくることはないので、安心して欲しい。蓋と取らずに直火でなくても天板の温度は普通に400℃くらいに達するので、バリバリ料理に活用できる。大量のお湯もボコボコ沸騰するし、焼き物も楽勝だ。

ピキャンオーブンの天板

さらにオーブン室が炉の下にあって、排気がオーブン室の周囲を取り囲むような通過経路になってから、煙突に排煙されるので、オーブン室もしっかり200℃以上になるのでヤキイモ、パンやケーキ作りはもちろん、ピザだって焼ける。上で直火料理、炉内で熾き火料理、オーブン室でオーブン料理と三段活用できる、料理好きにはたまらない魅力がある機種だ。

オーブン室の温度計

この夏に薪ストーブ設置工事をして、いよいよシーズンに入ったので、取り扱い説明に行ってきた。いつものように上から着火方式を試してもらった。施主さんは焚き火好きなので、スムーズに上手に火をつけてくれた。オマケで明治時代のビンテージ薪を焚きつけとして持参したので、非常に良い立ち上がりだった。そのまま時間をかけて温度をガンガン上げていく。

ピキャンオーブンの焚きつけ

ピキャンオーブン全開立ち上げ

すると薪ストーブの表面に塗られている油や塗料が焼けてきて煙が出てくる。これは初めて火を入れた薪ストーブの場合は大なり小なり発生する現象だ。知らないと薪ストーブから煙が漏れていると不安になるかもしれないが、これは正常な現象だ。この油を焼き飛ばしてしまわないといわゆる「慣らし」の意味もない。家じゅうの窓を全開にしてそのまま焚き続けた。この臭いはかなり強烈で人によっては目や頭が痛くなってしまうこともあるくらいだ。あまり寒くなってからだと、窓を全開にして焚くのに抵抗が出てしまうので、少し涼しいくらいの時に初火入れ&慣らし焚きを済ませてしまった方が良いと思う。多分最初の2-3回だけは多少に臭いが出てくるだろう。回数を重ねるにつれて、だんだん臭いは気にならなくなる。

初火入れでの煙

その後で二次燃焼の状態まで持っていき、空気調整のコツを教えてきた。温度もしっかり上がって炎の様子も良い感じのオーロラ燃焼となった。立ち上げ全開時のオレンジ色の炎とは違う、透明な炎となってくるのが判ると思う。外に出たり中に入ったりして、空気を絞り過ぎると、炉内の温度が高くても白い煙が出るので、排煙が透明になる適切な限界点を見つけるようにと、実際にやってみせて説明した。

また、玉切りされた原木が用意してあったので薪ストーブの温度を上げるまでの待ち時間に外に出て、薪割りのコツ、斧や手斧の使い方なども実演して教えて、コツをつかんでもらった。きっと快適で楽しい薪ストーブライフを送ってくれであろう、手ごたえを感じた。

ピキャンオーブンの二次燃焼燃焼の様子

ちなみにこの薪ストーブの場合は二次燃焼の空気の調整は、プリセット式だ。扉の上部に六角ボルトが埋め込まれていて、このボルトを緩めて、固定されている鉄板をスライドさせて扉の上部から炉内へ入る隙間の量を調整するようになっている。隙間が何ミリというのは薪の乾燥度合い、樹種、煙突の高さ、二重かシングルか、標高、その時の温度などによって違うので、一概に何ミリと言えるわけではない。環境によって全然違うので、自分で見つける必要がある。もし決まっていたならば、メーカーもここを調整式にはしないはずだ。調整のコツは、しっかり温度を上げた状態で、一次燃焼の空気をギリギリまで絞った時に、ユラユラと良い感じの二次燃焼になるようにするのが良い。一次燃焼の空気を絞った時に、酸欠気味で炉内が暗くなりすぎる場合には隙間が狭すぎて二次燃焼の空気が足りないと判断できる。なお、この調整は炉が冷えている時に行う。何回か調整するとベストポジションが解るはずだ。もちろん、このことは重要なのでユーザーさんにはしっかりと伝えてきた。

アース・リー山武店で薪ストーブを導入した場合には、このように丁寧に時間をかけて、しっかりレクチャーして初心者でも安心して使えるようにフォローしている。

ピキャンオーブンの二次燃焼の調整方法

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煙突掃除のご依頼をいただいた場合に、その作業をきっちりとするのは当たり前。たいていの薪ストーブ屋さんの場合は、それで終わりだろう。

私の場合は、屋根に上がったら、普段は地上や屋内にいると、なかなか見つけることのできない、家の不具合の点検も同時に行っている。

これまでも、屋根材が割れていたり、漆喰の劣化などを見つけて、お客さんに教えてあげたことが何回もある。気づかないで放置しておくと雨漏りの原因になるからだ。新築してから、それほど年月が経過してない場合は建築会社の方で修復工事をするケースが多いので、私が補修作業することはあまりないけど、今回はかなり古い家だったので「屋根を塗装しないとヤバい状況」と伝えたら「それじゃあ、お願いします」と言われた。

依頼いただいて引き受けるからには、きっちり丁寧な仕事をしたい。塗装工事は簡単そうに見えるけど、意外と奥が深くてコツが必要で大変なのだ。私は以前、近所の塗装屋さんでしばらくバイトしていたことがあるので、そこらへんは問題ない。しかし、ここのところ薪ストーブの煙突掃除、薪の配達なので忙しい時期なのが問題だ。「作業できるタイミングで、他の仕事の合間をみて適当に来てやってくれれば良い」ということだったので、引き受けることにした。午前中塗装作業、午後煙突掃除や薪の配達などのハードスケジュールで臨んだ。

塗装前の状態
特に2階の大屋根の状態がヤバイ。藻が付着して茶色くなっている

藻が付着した状態のクロースアップ
古い塗膜はほとんど落ちてしまって、藻が繁殖して屋根材を腐食させている

高圧洗浄機で汚れを落とす
まずは藻や汚れを高圧洗浄機で落とす


今回、私が使用したモデルはこれ。十分に使えるが、外壁塗装や屋根洗浄として使うにはオプションの延長用のホースもあった方が便利。

シーラーを塗布(2回塗り)
シーラー(塗料の付着を良くするための材料)を二回塗りする

塗料をシーラーの上に塗っていく(2回塗り)
塗料を二回塗りする。これは1回目の工程。このため合計4回、乾燥しては塗ってを繰り返す。100㎡の場合は400㎡の作業なのだ。

隙間に付着した塗料を切り落として水抜き(縁切り)
屋根材と屋根材の隙間を塗料がふさいでしまうと、溜まった水が抜けなくなるので、カッターや皮すきで除去する

新品同様(?)にツヤツヤ、ぴかぴかになり、綺麗に仕上がった。お客さんにも、すごく喜んでもらえた。今後、8年くらいは、きっちり塗膜が屋根材を保護してくれるだろう。

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20121110event

イベントの様子(屋外)

イベントの様子(薪割り)

イベントの様子(店内)
(写真は昨年のイベントの時の様子)

■期日 11月10日(土)・11日(日)
■時間 午前11時から12時/午後2時から3時の二回
■場所 アース・リー山武店(千葉県山武市埴谷259-19)
■内容 薪ストーブ焚きつけ方法の紹介、薪ストーブ料理の実演試食、薪割り体験、薪ストーブ相談ほか
■特典 イベント特価としてウォーターフォード製の薪ストーブ(※)を定価を50パーセント以下で販売
※アッシリング黒、トリニティホーローブラウン、エリンホーローグリーン

薪ストーブの導入を検討している人も、既に導入した人も、どちらも楽しめる内容となっている。

薪ストーブの炉内でピザ焼き
炉内でのピザ焼き

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先日、魚の干物をいただいた銚子での薪ストーブの取り扱い説明の時に、ドブレ640CBの二次燃焼のオーロラバーンの様子を動画で撮影してきた。

初火入れなので、まだ炉底に全く灰も溜まってないし、熾き火も、ほとんどできているわけではないので、100パーセントの本来の能力を発揮している状態ではないけれども、ある程度燃え方の参考にはなると思う。このように、下からの一次燃焼の炎が立ち上がっているのと、上や奥で二次燃焼のオーロラのような炎がユラユラ揺れていてバランスが取れている状態が、一つの最初の焚き方の目安だ。ゆっくり時間をかけて、最終的に温度計の位置で300℃程度(天板だったら250℃)程度まで上げていった。

何日か焚いて、もう少し炉底に灰が溜まる方が断熱効果や熾き火を維持する効果が出て能力が発揮される。ちなみに炉底のベルギーワッフル状の格子のデザインはそこに必要量な最適な量の灰を溜め込むための設計になっている。灰を灰落としから灰受け部屋に落としても、適切な量が炉内に残るようになっているのだ。灰と熾き火が適度に炉内にある場合には、もう少し空気を絞って一次燃焼の炎がなくても、二次燃焼が起きるようになる。

このように薪ストーブの燃焼状態は、煙突はもちろんのこと、炉内の状態、薪の量、質、太さなどによって常に変わってくる。炎の様子を観察しながら、薪の組み方を考えたり、空気を調整していくと、だんだん炎と対話できるようになってくる。

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